僕の義理兄弟

夜ト

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イルカ、お土産

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「うわっ、可愛いーっイルカ」
「イルカは黒っぽいんだな、でベルーガが白イルカと呼ばれている……へー」

佑美は説明看板を読みながら、書き込んでいる。
僕はそんな佑美を撮るその時ちょうどイルカが跳ねてくれて佑美とイルカのツーショットで撮れた。

「うわーっびちょぬれ」
「どうせ濡れるんだし、いいんじゃないそれに暑いから直ぐに乾くよ」

佑美はパタパタと服を上下に降る。

「……確かに」
「……可愛いーっきゅっきゅっって泣いてるよーっ」

にこにこと丞ははしゃいでいる。
運転手さんは慌てて佑美にタオルを差し出して、濡れた服を拭く。

「丞、イルカのファンに成ったね」




「うわーっすごいーっ」

イルカが音と一緒にジャンプしたり、くす玉を割ったり、と凄いショーを見て僕たちは興奮する。

「凄かったなぁ」
「ねっ、可愛いし頭がいいし凄いね」

きゃきゃと騒ぐ、丞。
そして、佑美がタオルを首に引っ掛けて。

「次はどうする」
「シャチのショーが直ぐに始まりますよ」

僕たちは急いでシャチの方に向かう。

「あっ、お土産屋さん」
「後で行くか、どのみち家族に買うでしょう」

佑美は頷き、シャチに思いを馳せる。






「うわっ、凄いーっ綺麗な白と黒だね」
「それに大きい流石海のギャング」

バサーンとおねーさんの飼育員さんの合図で、水から陸に上がる。
凄い、人間で言えば何人聞なんだろうか。

「今日は特別に7人様シャチに触って貰います、私にじゃん拳で勝った人がシャチに触れられます、全員お立ちください」

子供達が大騒ぎではしゃいでいる。
僕達もじゃん拳に参加する為に立ち上がる。

「嘘ーっ、やったーっ」
「…………マジかよ、本当に運良くないか」

丞と僕が当たり、ウキウキしながらシャチの元に行く。
シャチをそっと触る。

「お二人はお友達ですね、お二人で2枚にしますか、一人一人で1枚にしますか」
「どうせなら二人でお願いします」

シャチに触れながら、丞と僕との写真を撮り、受け付けカードを受けとる。

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