僕の義理兄弟

監禁生活

「あーだーっ不覚一 生の不覚だーっ」

グダグダと愚痴を言 いながらベッドでゴ ロゴロと寝っ転がる。
木村さん達から一週 間の外出禁止命令と 学院からは一ヶ月の 登校自粛命令を僕と 丞も受けてしまった。
誘拐された事によるケアな為に内心には 響かないが、精神科 に診断書を提出する誘拐された事による ケアな為に内心には 響かないが、精神科 に診断書を提出する 必要があるらしい。 
そんな事になり僕は初めて原稿を落とした。

編集長の方から未成 年だし事が事だから 暫く休載をした方が言いと打診を受けたが承諾は義理の父 に委ねられたので、僕は連載を続くる方を選んだ、連載は本 当に大変なんだ、僕が誘拐されて僕の責任で連載ストッ プされた訳ではない から、響かないが普 通なら穴を空けたら 立場が悪くなる。 連載してくれている ならずっと休まず連 載したい。

「お暇ですか」 
「暇一つ、 小説も漫 画も絵本も課題も全部終わったし」 
「書斎に行かれては どうですか、 館から出なければ旦那様も お許しになられますよ」

木村さんの言葉に素直に頷く書斎には数回入った 事はあるが、 そこま でじっくり書斎には数回入った 事はあるが、そこま でじっくり入った事 はない、きっと掘り 出し物がたくさんあ るだろう、なんせ歴 史が違う。

「うわっすごーい」

本の印刷の香りなの かなぁ、本のいい香 りが充満している、本が痛まないように 温度調節もバッチリだ。

「うわっ、うわー」 
「クスックスッ 子供らしい顔をされていますね」 
「うわーっ、今の秘密で、お願いしま す」

木村さんはクスクスと笑いながら窓を開ける、 メイドさんのすみれさんも楽しげだ。

「うわー原本だ、 こ れは初版本にうわ英語版とフラン ス語にイタリア語の訳もある」
「全て読まれますか、少しずつ言葉の ニュアンスが異なり大変興味深いです よ」
「うわーっ、みるみ る、見ていいの」 
「はい、どうぞ」


没頭していたのか、木村さんの言葉に反応出来なくって肩をちょんちょん とつっかれる。
夢中になると回り り没頭してしまうあ、と思うが中々 直せない。小説に目がいかなくなのは悪い癖だな楽しい本があれば 乗り込むのもある
意味小説家の悪い癖でありだからこ




「莉音様集中するのも良いですが」
「あははっごめんなさい」
「どうでしたか、 楽しめました」
「うんっ、毎日でも来たい」 
「...良かったです、少しは気が張れたようですね」 
「一っ」
「わかりますよ、 この家に来て私が 御世話係になってからもう大分時間が経ちました、主 の幸せやくるしも 執事の幸せです、 主が幸せなら我々 は幸せですが、 主 が悩みがあるなら それを解決案を出 したり影ながら支 えるのも執事の役 目です、 莉音様が 丞様を巻き込んで しまった事を病んで居ると気づかない筈がありましょ う。

「一っ、 父様が亡 くなった事も全部僕が居たから僕の責任で 丞を巻き込んだのも僕の責任」

「そんな筈ありません、莉音様のお 父様が亡くなられたのは愛する我が子を自分の意思で 守っただけです、子を失うよりよっぽど」