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ケイ
しおりを挟む「……ねっルカはどの寮」
「んっ……どのって、寮んーっ…S塔」
ペラペラと捲って、生徒心得S塔と書かれているのを発見する。
Sの705と書かれている、Sとは貴族や上級階級の子供が住まう塔だろう、兄はS塔だったのを思いし、顔をしかめる。
「Sなのっ………そうなんだね、僕もSの205なんだよ」
「そうかぁ、同じだな」
クラスはAからKまであり、Sの称号を持っている生徒は各クラスに振り分けられるが、Sの称号を持っている生徒は寮はS階級の寮だし食堂もS階級の特別な設定に成っているだろう。
「…………なんでソイツがS階級なんだよ」
「……ケイ失礼だよ……この子はウルフ族の
ケイ・アンドレアス…」
ガンを飛ばしてくる男に、僕は内心ため息を付く、この国の貴族は自分達が偉いと思っている節は余りないんだけどなぁ。
民がいるから貴族があり王政府がある。
貴族や王族達は民を守るためにある。
「えっと、そのーっ、気力で手だけしか人化でっきないから、顔が怖いけどっ大丈夫だからねっ」
ふるふるとウサミミが小刻みに震えている、怖いなら言わなければいいのに。
「大丈夫だよ、ルカ」
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