異世界もふもふパラダイス

夜ト

文字の大きさ
12 / 12

白虎

しおりを挟む


「………」

ブルブルと身体を振るわせる。

「だーっ、なんっうか……ルカ様狙っていませんか」
「きゃん」

ソーヤにぱっくりと食いつく、僕の意思では戻らないんだもの。
ソーヤのバーカッ、でも今戻ってくれて良かった。
神殿を出たら5っ子と遊べるしね、エルちゃんも大好きなんだけど、5っ子もすーっごくーっ小さくって可愛いんだよね。
何て言っても、両手の手の平に乗るくらい小さいんだよね。

「ううくぅ~ん……ふふーっ」
「だーっ、待って待って待って下さいよ」

ソーヤが慌てて神官の羽織をバサリと僕に被せる。
モゾモゾと羽織から腕を出して、結ぶ。

「……ちょっと待っていて下さいね」

パタパタと獣人用の服を持ってくる。

「……ありがとう………」
「尻尾と耳と足はまだ戻りませんか」

うううっそうなんだよね、獣人から人になれないと学園には行けないんだよなぁ。
何故なら、白虎って分かってしまうから。
ホワイトタイガーとは違うんだよね……5っ子の中にはホワイトタイガーがいるんだけれど、
白虎は神だがホワイトタイガーは猫科なんだよね。
だから、力や能力が違う。

「…………明日までには戻るよ、それより子供部屋にいるよね」

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

処理中です...