運命の番はイケメン美形様です

番

私は長年番を見つけられなかった、両親は早々に番それも出逢うことが奇跡とされている運命の番に出会いお互いを幼少期からずっと愛し愛され、そう息子の私が居ようが関係なくラブラブイチャイチャとしゆっくりまったり愛を深めたい為に早々に跡目を私に渡し今ではめったに姿すら表さないで雲隠れ状態な両親を見て育った私は、番に憧れを持っていた。

悠久な時を生きる私達には愛する伴侶は魅力的で一番大切な渇きが満たされる感覚。
私以外の友達は等の昔に番を見つけて私に自慢してくるのを苛立ちながら聞いていたがいつしか諦めた、私には虚しさを埋めてくる人はいないと。

だが今、ついに番にそれも運命の番に出逢えた。
私の渇きを埋めてくれる、私の半身がぴったりと戻って来た感覚がする。
私は純潔種だ、だからこれまでそれなりに強かったが、やはり半身がぴったりと埋まると力もいつもより強くなっている事が分かる。
今までも城の中程度なら近くに居なくとも把握出来ていたが、今は城の外城下町の様子も見て取れる用に成っている。
これが伴侶の運命の番を手に入れた証拠だ。