運命の番はイケメン美形様です

白虎隊のホラー

「クリス様は毒を飲んでしまったじゃ」
「あー私は奏太の血を飲んではいないから大丈夫だ、それに吸血鬼になった奏太の身体は体内から吸血鬼使用に成っているから、今までの病気は全てクリアになって相殺された」

クリス様の言葉にソルさんは頷く。
二人の言葉は本当に理解出来るが、怖いものは怖い。

「こあい」
「初めて太陽の下に出たから」
「初めてシャバに出た感覚か」

いつの間にか来たライムさんの言葉に僕は首をかしげる。
シャバって言葉合ったっけ、滅多に学校に出ないため結構偏りがあるのを僕は自覚している、親友や親友の兄ズには毎日の様に勉強を教えて貰っていたが、医学書とか六法全書とか美容やファッションとか専用分野の勉強しか教えて持っていない気がする。
因みに僕がもふらーに成ったのもこの兄弟と姉さんの責任だ。

「しゃば」
「あーあ゛奏太に変な事を教えるな」
「仕方ないでしょう事実ですからね」

クリス様にリルク君は鋭い目を向ける、本来はいない存在だもんね。

「クリス様いつからそこに」
「あっ、これは違うぞ子白虎隊だ」

僕はいつの間にか居なくなっている、子白虎達に目を向けるとヨロヨロと団子みたく上に重なりタワーが出来ている。

「えっと」
「六匹重なると私が出てくる一匹でも、崩れると立体映像にならないがな」

クリス様の言葉にぷるぷるとリルク君が拳を握りしめ、怒鳴る。

「そんな無駄な機能を付けるなら、クリス化身のコピーを一体側に控えさせた方が有意義です」

リルク君の剣幕に奏太目の前に居たクリス様が崩れる。

「うわっ」
「「ひっ」」
「軽くホラーだな」

僕の目の前で恐怖なクリス様がいた、僕は恐怖が強かったが、ソルくんにリアム君は引いている、ソルさんも心なしか顔色が悪いくなる。
ライムさんとリルク君は平然としているが。

「クリス様は悪趣味ですね」
「ところで、しゃばって何ですか」
「あー、ライムお前ヤクザ者だったか」

ソルさんの言葉にライムさんは頷く。

「はい、リンチにされた時にリルクの旦那に拾い上げて頂きました」
「リンチ・・・・リルクお前良く拾ったな」
「はぁーっ、川を散歩していたら急に足を掴まれて吃驚してそのまま転移したら事切れる寸前で、ご主人様の目の前に転移した事で、面白がったご主人様に眷属にしろと命令されたんですよ、僕はこんな野蛮な人は嫌だったんですがね」

リルク君が冷ややかな目を向ける、ソルさんは目を細目ながら面白がる、

「酷でーな旦那」
「ご主人様から頂いた服を血だらけにされたのですよ、あり得ません」
「あー、成る程」

ソルさんは同情すり目をライムさんに向ける。

「リルクの旦那私弁しましたし、洗濯代も出しましたよ」
「だから、何だっと言うのですか」

リルク君は執念深いのかもしれません。