取り替えっ子

契約

王は苦笑いをしながら手を挙げる、強面の男が一人とひょろひょろな男が一人入ってくる。

「第一部隊福隊長アールゼェイロアです」
「近衛兵のアシュラフグアラバァです」

頭を下げる二人にユーグレイは鋭い目を向ける。

「大丈夫だよ、この二人は番がいるからねっお父様」
「当然だ、私のユーチェに変な者は付けない」

ユーチェは父に向かって笑う。

「誰が宰相のだ、私のユーチェだ」
「アールは魔力も剣術も完璧で経験も豊富た、アシュラフは魔力も弓術そして治癒の心得もある何より、人の善悪に敏感だ」
「知っていますよ……二人共に優秀なのは……ですが、二人では足りないでしょう私の妻になれば狙われる確率が上がる上に神国にも狙われているんだ」

ユーチェはユーグレイの元に自身の神獣クレハとクラマに聖獣レイと精霊ソラとアオを喚ぶ。

「この子達がいるから大丈夫だよ」
「ユーチェ、その子らが居るから危険なんだ」
『『『『『『なんだと、我々がいるんだユーチェに手を出させない』』』』』