取り替えっ子

夜ト

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皇太子妃になりました

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「ふふふ~ふふふ」
「ご機嫌ですね、皇太子妃様」
「アシュラ、僕ふにゃふにゃに成っちゃう」

ムニュムニュと頬をムニュと触る。
僕は今日からお妃つまりは僕は人妻に成ったのです。

「皇太子妃様この絵本進めて下さい」
「はぁーい」

僕は憧れていた絵本を自分で描いてみたら、かなり好評でなんと作家デビューしちゃったのだ。
龍人の幼少期はかなり長い、だから子供が遊ぶ道具や玩具はかなり沢山あり子供とはいえ龍人のだからかなり力強いし魔力暴走など当たり前の日常だ。

「きゃーきゃー」
「ぐゅっ」
「あーこんな場所まで来たの」
「はぁーっ神殿の者は何をしているんだ」

この龍人国には神殿があり、神殿は子供達の教育施設でもあり町の物を破壊しないように制御出来ると判断されるまで神殿でみな育っ。
僕は元々は人だったが龍心を貰い受け馴染んだ身体は僕を龍人にしてくれている。
だから普通の龍人と同じくらいには身体が丈夫なんだよ。

「脱走犯、捕獲ーっ」
「きゃーぎー」
「ぎーぎー」

小さな龍人は龍の言葉を話すが今の僕も言葉を話せる。
龍人国では龍から人の姿を取れた人が子供から卒業して学園に通う事が許される。
それは両親の家に帰れる事を意味するんだ。
神殿は龍人国の妊婦や赤子を預かる保護施設、そんな大切な場所だから、王城の敷地内にある。

「龍人に好かれる体質と言われましたが、本当に凄いですね」
「ふふふっ、僕以外に遊べる子供が少ないからだよ」
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