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夜雨さんに大貫さん
しおりを挟む「………別邸まで来てなに」
「夜雨様がお待ちです」
「えっ、夜雨さんが…なんだろう」
夜雨さんは僕の叔父さん父の弟なんだけれど、夜雨さんは大手の社長さん自分自身で開業していまでは大手になったんだ。
「おーっ、ご苦労様ーっ」
「夜雨さんどうしたんですかっ」
「どうしたも、こうしたも…お前最近株もゲームも作ってないだろうが」
あー…そうなんだよね、僕の家は…嫌一族は代々会社をやっている、元々茶道華道の一族で趣味で会社を起業したらまぁ578年からやっている茶道華道と会社であるから、分家とかも会社の提携で医者や弁護士やら時々囲碁や将棋やら音楽方面まで経営する一族になったんだよね、子供の頃から一族のみんなは色んな帝王学を習い趣味でなにかをしながら会社やったり医者したりする二重職歓迎なんだよ、一族内なら。
「あー琉聖に任せたんだけど」
「琉聖にだと、株は損害出たら嫌だからとか抜かしてたぞ」
アハハアハハと苦笑いをする。
琉聖らしいといえばらしいなぁ…僕はパソコンを開き、株をチエックし。
「あーうーんここの買いなよ、それと暫くは会社の手伝いはしないからね」
「はーぁっどういう事だよーっ」
僕はにっこりと笑う、この笑みって結構良いんだよね、何故なら一族は全員笑みに弱いからただし一族のみだけれど。
「……俳優デビューしたから」
「俳優だぁーっ」
うるさいと耳を塞ぐ僕に代々宗谷家の執事をしている大貫さんが紅茶を注ぐ。
「旦那様も奥さまも両立するならば好きにと仰っていましたから」
僕はコクリッと紅茶を飲んで、頷く。
「まぁ、条件はあるんだけどね……YUKIRUやレンさんみたいに宗谷家の一族という事は隠しておけっていう」
「はーぁっ、甘い甘すぎるだろうーっYUKIRUなんて宗谷家の一族の中でもバカだからモデルしか出来ないんだろうーっ、レンのヤツは……趣味でだろうがーっ」
そうなんだよね、レンは27になるんだけれど医者で有りながら弁護士でもあり、非常勤で働いていたり臨時で働いていたりして俳優やらモデルやらをしているんだよね。
俳優なら半年は拘束されるが、終われば次が決まっていないなら半年は休めるからとか言って
「レンと同じ道行く気か、王子さま」
「夜雨さんだって王子さまじゃない」
「俺は本社には手伝いだけだし、華道茶道の方がやりがいあるしな………若い子がいるし」
「女の子目当てでお茶とお花やってるの」
「当たり前だろうう、花関係は特に女子が群がるからなぁ…まぁ中には男もいるが……学園より増しだろうしなぁ」
夜雨さんらしいといえばらしいが、動機が不純だだがこれでも華道茶道両方の師範代の腕の持ち主なんだよね。
神はなんでも一人に優秀な能力を与えすぎなんだよ、神は夜雨さんに三物を与えたんだ。
「桜椛もこの前生けていただろう」
「あれは、仕方なくですよ………母が外国の方にも花の良し悪しを教えてとすがってきたので、僕の見た目にも外国の方が躊躇わないと思うでしょうし」
ぶはっと笑いだす夜雨さんに僕はイラッとするが、和菓子を食べて気持ちを落ち着かせる。
「確かになぁ、奥方様が生ければいいだろう」
「外国の方に外国の出身の母が教えても、日本の良さは分からないと言っていましたよ」
抹茶の飲み干した夜雨さんが真剣な顔をしていう。
「俳優やりながら、跡を継ぐのか」
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