正体隠して俳優に

夜ト

文字の大きさ
6 / 6

夜雨さんに大貫さん

しおりを挟む


「………別邸まで来てなに」
「夜雨様がお待ちです」
「えっ、夜雨さんが…なんだろう」

夜雨さんは僕の叔父さん父の弟なんだけれど、夜雨さんは大手の社長さん自分自身で開業していまでは大手になったんだ。

「おーっ、ご苦労様ーっ」
「夜雨さんどうしたんですかっ」
「どうしたも、こうしたも…お前最近株もゲームも作ってないだろうが」

あー…そうなんだよね、僕の家は…嫌一族は代々会社をやっている、元々茶道華道の一族で趣味で会社を起業したらまぁ578年からやっている茶道華道と会社であるから、分家とかも会社の提携で医者や弁護士やら時々囲碁や将棋やら音楽方面まで経営する一族になったんだよね、子供の頃から一族のみんなは色んな帝王学を習い趣味でなにかをしながら会社やったり医者したりする二重職歓迎なんだよ、一族内なら。

「あー琉聖に任せたんだけど」
「琉聖にだと、株は損害出たら嫌だからとか抜かしてたぞ」

アハハアハハと苦笑いをする。
琉聖らしいといえばらしいなぁ…僕はパソコンを開き、株をチエックし。

「あーうーんここの買いなよ、それと暫くは会社の手伝いはしないからね」
「はーぁっどういう事だよーっ」

僕はにっこりと笑う、この笑みって結構良いんだよね、何故なら一族は全員笑みに弱いからただし一族のみだけれど。

「……俳優デビューしたから」
「俳優だぁーっ」

うるさいと耳を塞ぐ僕に代々宗谷家の執事をしている大貫さんが紅茶を注ぐ。

「旦那様も奥さまも両立するならば好きにと仰っていましたから」

僕はコクリッと紅茶を飲んで、頷く。

「まぁ、条件はあるんだけどね……YUKIRUやレンさんみたいに宗谷家の一族という事は隠しておけっていう」
「はーぁっ、甘い甘すぎるだろうーっYUKIRUなんて宗谷家の一族の中でもバカだからモデルしか出来ないんだろうーっ、レンのヤツは……趣味でだろうがーっ」

そうなんだよね、レンは27になるんだけれど医者で有りながら弁護士でもあり、非常勤で働いていたり臨時で働いていたりして俳優やらモデルやらをしているんだよね。
俳優なら半年は拘束されるが、終われば次が決まっていないなら半年は休めるからとか言って

「レンと同じ道行く気か、王子さま」
「夜雨さんだって王子さまじゃない」
「俺は本社には手伝いだけだし、華道茶道の方がやりがいあるしな………若い子がいるし」

 


「女の子目当てでお茶とお花やってるの」
「当たり前だろうう、花関係は特に女子が群がるからなぁ…まぁ中には男もいるが……学園より増しだろうしなぁ」

夜雨さんらしいといえばらしいが、動機が不純だだがこれでも華道茶道両方の師範代の腕の持ち主なんだよね。
神はなんでも一人に優秀な能力を与えすぎなんだよ、神は夜雨さんに三物を与えたんだ。

「桜椛もこの前生けていただろう」
「あれは、仕方なくですよ………母が外国の方にも花の良し悪しを教えてとすがってきたので、僕の見た目にも外国の方が躊躇わないと思うでしょうし」

ぶはっと笑いだす夜雨さんに僕はイラッとするが、和菓子を食べて気持ちを落ち着かせる。

「確かになぁ、奥方様が生ければいいだろう」
「外国の方に外国の出身の母が教えても、日本の良さは分からないと言っていましたよ」

抹茶の飲み干した夜雨さんが真剣な顔をしていう。

「俳優やりながら、跡を継ぐのか」

しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

春を拒む【完結】

璃々丸
BL
 日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。 「ケイト君を解放してあげてください!」  大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。  ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。  環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』  そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。  オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。 不定期更新になります。   

【完結】義兄に十年片想いしているけれど、もう諦めます

夏ノ宮萄玄
BL
 オレには、親の再婚によってできた義兄がいる。彼に対しオレが長年抱き続けてきた想いとは。  ――どうしてオレは、この不毛な恋心を捨て去ることができないのだろう。  懊悩する義弟の桧理(かいり)に訪れた終わり。  義兄×義弟。美形で穏やかな社会人義兄と、つい先日まで高校生だった少しマイナス思考の義弟の話。短編小説です。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

振られた腹いせに別の男と付き合ったらそいつに本気になってしまった話

雨宮里玖
BL
「好きな人が出来たから別れたい」と恋人の翔に突然言われてしまった諒平。  諒平は別れたくないと引き止めようとするが翔は諒平に最初で最後のキスをした後、去ってしまった。  実は翔には諒平に隠している事実があり——。 諒平(20)攻め。大学生。 翔(20) 受け。大学生。 慶介(21)翔と同じサークルの友人。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

営業活動

むちむちボディ
BL
取引先の社長と秘密の関係になる話です。

処理中です...