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おつかれ
しおりを挟む「おはようございます」
「おはようございます、今日は荷物検査の日なのでCと書かれた場所に向かって下さいます」
風紀委員の腕章を着けていた高身長の生徒の言葉が少しオネイがかっているが気にしたら負けだろう。
「…おはようございます」
「おはようございます鞄を出して下さい」
ハッとする鞄の中には新曲の楽譜が入っている、楽譜は音楽の授業と言えば上手く誤魔化せるかもしれない。
「あっと…はい」
「…いいですよ」
ホッと胸を撫で下ろしてかクラスに急ぐ、まだ入学してから1週間も経っていないが通常道りの授業内容がスタートしている為6時時間の授業は当たり前にある朝と夕1時間づつ職員室にいる教師に教えをこう事も当然な為必ず教師はいる。
トントンッと教科書とノートを揃えながら、ペラリッと楽譜をチエックする、朝のドキドキ感を返せと思う。
教師には家の用事のためと言っていたが此から更に忙しくなるだろう昨日の電話や最近のスケジュールは苛酷過ぎる程黒く埋まっている。
まだ小学生や中学生のチームメイトは土日や祝日そしてなれべく学校が終わったらにしている様だが、その分しわ寄せが、、高校や大学のチームメイトだ。
「…青空で弾む春風胸弾む季節
心はまるで忘れない味嗚呼…なんか…#」
新曲の一曲を歌う、つい口ずさんでしまうファンと一緒になって一丸となって歌える、曲になっている。
僕の何曲もある中から選べないが、好きな曲。
一番始めに聞いた時に楽しそうな曲だと思った、だから笑顔でルンルン気分で歌う。
それが……それが、難しい。
そして、、もう一曲の
「太陽の薫り触れた指が届けてくれる世界素敵な朝がはじまるよ今キミは」
歌を口ずさんでダンスの確認を頭でする、先生のお手本であるCDは事務所のロッカーの中にある、本来は手元に持ち、持ち歩きをするものだが、バレる訳にはいかない為仕方ない。
「……今一つ、なにかが違う」
ふーっ、何が違うのか分からないが何かが足りない。
キラキラしている日溜まりの中にそよ風が吹き場面転回して、世界に向かい走っていくそして絶望をみて又立ち上がり、今日めキラキラした世界が始まる。
「礼ちゃん、京ちゃん」
「帰ろうか、碧斗」
「久しぶりに寄り道出来るんだよね、碧」
コクリッと頷く、又暫く忙しくなるその前にこの二人と遊んでリフレッシュしたい。
と思っていたが、かなり疲れる。
何もこんなに並ばなくてもいいと思うんですよ。
「なぁ、京弥ちゃんよ、そんなに食べたいか」
「食べたいよ、ふわふわの宇宙ワタアメの下にアッアッのふわふわポットケーキにふわふわワタアメの下にふわふわパチパチミルクチョコ……食べなきゃ人生損ソンソンなんだからねっ、二人ともきっと好きになるよ、それにね、お疲れ碧にちょうどいいよ」
京弥の甘いもの大好きな事は知っていますが、ここ女の子ばっかりなんですよ。
いつものごとく変身してるんで、大丈夫だと思いますが。
弾みでバレたら大変なんですよ。
「………」
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