モンドブレッラレスター

夜ト

文字の大きさ
上 下
5 / 5

疲れる

しおりを挟む
はぁー

「アオちゃんありがとう、ピリカさん漸くなってきたわ」

アオは次のシーンの為に着替えをする為に控え室に戻ってきていた。
スタイリストの一人が話しかけてくる。

「そうですか良かったです、後数時間で次の仕事があるので助かります」
「えっ……ちょっ次の仕事って全員」
「あ……はい、24人で歌番組があるので」

青ざめるスタイリストに葵がぐったりした姿で戻ってくる。

「アオちゃん、緒方さんこっちに来るって」
「あー怒っていましたか」
「うーん後撮りしてもらう事になるよねっていう交渉」
「……あー………私達だけ撮るなら間に合いますね」

チラリッと時計を見て、台本を読む。

「アオちゃん、葵ちゃんこれに早く着替えて」
「「はい」」

「「「「おはようございます、遅れてすみませんーっ」」」」
「謝罪は後だよーっ、早く準備して」

パタパタと急いで、着替えて化粧をしてマイクを着ける。

「デビュー曲から5曲のメドレーを披露してくれます」
「はいっ、懐かしい曲を皆さんにお伝えし…たいと思います」
「では皆さん準備して下さい」

ざわっいているスタジオに入り、スタンバイする。

「遅かったな」
「ごめん」
「ごご、ごめんなさいっなの」

スーっと気持ちを切り替えて、曲のイントロを耳に入れる。
スルスルッとダンスをして、歌っていく。
リハーサルを確認出来なかったアオと飛鳥と葵に葉月はメンバーから一歩下がっている、いつものポジションには他のメンバーが陣取っている。



しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...