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迷惑な訪問者
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☆☆☆
サトウたちのパーティーがルベンの街に旅立った。
俺たちは俺たちで、この砦をどういう風にしていくか考えなくてはならない。
今のところ住むところも食事も全員ただで金を必要としていない。がだ、冒険者たちや商人がここに来たらどうするか。食事は食堂で出しているせいか値段も何もない。宿屋は俺たち夫婦がすると言っているから、値段は決めるのは簡単だ。
外部からの人間の対応から考えなくてはならないし、また住んでるやつも、例えば武具の修理もいつまでも無料でするなんてことは、リベトやヒルガにもできないし頼めない。
砦内の仕事に関しても金を動かす必要があるってことだ。
決めることは多いとモブットやネッドと話して、問題点の洗い出し等をしているときに訪問者が来た。
内門には入れなかった。外周門を入ってのところで警備担当のガースが呼びに来た。
訪問者の一行は8名、全員兵士の格好をしている。一番前にいる奴が偉そうにふんぞり返っている。
1度見かけたことがある。領主の館の訓練所で見たことがある。たしか、不慣れな入隊したての兵士をいたぶっていた奴だ。嫌なことしてやがんなと思ったところで目が合い、何か用事かと言われたんだ。
モブットとガースに小声で注意し、モブットが対応にでた。
「ルーベント辺境伯爵様から遣わされた騎士モリア・ルーベントである。この砦の責任者はお前か?」
「一応、この砦を今預かっているモブットです。ルーベント伯爵様がこの砦になにか御用でしょうか。」
「伯爵様は新しくできたこの砦に責任者を決められた。後日遣わされるということだ。」
「お待ちください。この砦は伯爵様からの援助は一斉受けておりません。援助はギルドから受けたものです。ここには新たにギルド支部が設けられギルド直轄地となるはずですが。」
「無礼者が、ルーベント伯爵領でのギルド新設は伯爵様が許可されていないわ。ここは、ルーベント伯爵の新たなる砦と決められたのだ。文句を言うな。」
『無茶苦茶だな。ごり押しする気か。ギルド本部からの正式許可が下りる前に既成事実で押し切る気か?』
とネッド。
『そうみたいだな。今回の魔物襲来は禁忌が使われたし、サトウの嬢ちゃんが隠れていた奴を追っ払ったと言ってたな、確か。』
「ギルド本部より、正式許可はまだついていないが、仮許可書は受けている。それでも伯爵様は、そういうのかね。」
「正式許可ではないのだろう。なれば、ギルドが口出す問題ではないわ。」
「この事は、ギルド本部に連絡するがいいのかな?伯爵様は後程困るんじゃないのかね。」
「ごちゃごちゃと、平民風情が申しおって。わざわざ、伯爵様が温情でされているのがわからぬか?」
「俺には、理解できませんね。とにかくギルド本部の裁定か王国の裁定がこの場合必要でしょう?」
「じゃかましい!!」
あっと、思った時にはモリアって野郎モブットに切りかかりやがった。切られると思ったが、どこからか風が強く吹いてモリアの肩にあたったようだ。モブットは肩を切られるだけで済んだようだ。俺たちがモブットを助けに行くと兵士どもが剣を構えていたが、モリアは炎魔弾をうけてやがった。
砦から飛ばしたんだな。
慌てた兵士が火を消そうとしている。そこら辺の土に転がってなと思ったら、モリアと残り全員に大量の水のプレゼントが贈られた。喜べ焼け焦げにならずに済んでよかったな。馬は驚いて逃げっちまったが。まあ、頑張って探すんだな、馬を。
「お前たち、覚えていろ。城の騎士にこのような無体を働いてただで済むと思うなよ。2か月後を楽しみにしておけ!」と負け惜しみを叫びながら退却していった。
頭の痛い時期に、ややこしいのが来やがって。モブット大丈夫か?
モブットの怪我は見た目より軽かった。
おお!お前たちよくやった。火は良かったがほかに燃え移ったらどうしようかと思ったが水魔法はよかったぞ。よく、あの距離届いたな。
ナック、アーク、ククル、ルードヴィ、エグナ、チェリナか今回、頑張ってくれたな。ありがとうよ、おかげでモブットもかすり傷ですんだしな。
2か月後か、たしかサトウの嬢ちゃんの友人が来る頃と同じか。困ったもんだ。ギルドの正式許可も同じころ届くな。しかし、領主のほうが早いともめるな。
モブット、ネッドどうする?ここまでした砦を領主にとられるのも悔しいしな。
サトウの嬢ちゃんに連絡とるか。だれを行かす。
2人ぐらい出すか、モブットはやめとけ。途中、魔物が出たら戦えないからな。
俺とネッド二人出るのはまずいな。キキルと俺で行くか?それかメッツと俺か?どちらがいい。
そうか、じゃキキルは置いてメッツと行くわ。馬借りるぞ。
まったく、はた迷惑な訪問客だ。
こうして、メッツと俺はルベンの街を目指す事となった。
サトウたちのパーティーがルベンの街に旅立った。
俺たちは俺たちで、この砦をどういう風にしていくか考えなくてはならない。
今のところ住むところも食事も全員ただで金を必要としていない。がだ、冒険者たちや商人がここに来たらどうするか。食事は食堂で出しているせいか値段も何もない。宿屋は俺たち夫婦がすると言っているから、値段は決めるのは簡単だ。
外部からの人間の対応から考えなくてはならないし、また住んでるやつも、例えば武具の修理もいつまでも無料でするなんてことは、リベトやヒルガにもできないし頼めない。
砦内の仕事に関しても金を動かす必要があるってことだ。
決めることは多いとモブットやネッドと話して、問題点の洗い出し等をしているときに訪問者が来た。
内門には入れなかった。外周門を入ってのところで警備担当のガースが呼びに来た。
訪問者の一行は8名、全員兵士の格好をしている。一番前にいる奴が偉そうにふんぞり返っている。
1度見かけたことがある。領主の館の訓練所で見たことがある。たしか、不慣れな入隊したての兵士をいたぶっていた奴だ。嫌なことしてやがんなと思ったところで目が合い、何か用事かと言われたんだ。
モブットとガースに小声で注意し、モブットが対応にでた。
「ルーベント辺境伯爵様から遣わされた騎士モリア・ルーベントである。この砦の責任者はお前か?」
「一応、この砦を今預かっているモブットです。ルーベント伯爵様がこの砦になにか御用でしょうか。」
「伯爵様は新しくできたこの砦に責任者を決められた。後日遣わされるということだ。」
「お待ちください。この砦は伯爵様からの援助は一斉受けておりません。援助はギルドから受けたものです。ここには新たにギルド支部が設けられギルド直轄地となるはずですが。」
「無礼者が、ルーベント伯爵領でのギルド新設は伯爵様が許可されていないわ。ここは、ルーベント伯爵の新たなる砦と決められたのだ。文句を言うな。」
『無茶苦茶だな。ごり押しする気か。ギルド本部からの正式許可が下りる前に既成事実で押し切る気か?』
とネッド。
『そうみたいだな。今回の魔物襲来は禁忌が使われたし、サトウの嬢ちゃんが隠れていた奴を追っ払ったと言ってたな、確か。』
「ギルド本部より、正式許可はまだついていないが、仮許可書は受けている。それでも伯爵様は、そういうのかね。」
「正式許可ではないのだろう。なれば、ギルドが口出す問題ではないわ。」
「この事は、ギルド本部に連絡するがいいのかな?伯爵様は後程困るんじゃないのかね。」
「ごちゃごちゃと、平民風情が申しおって。わざわざ、伯爵様が温情でされているのがわからぬか?」
「俺には、理解できませんね。とにかくギルド本部の裁定か王国の裁定がこの場合必要でしょう?」
「じゃかましい!!」
あっと、思った時にはモリアって野郎モブットに切りかかりやがった。切られると思ったが、どこからか風が強く吹いてモリアの肩にあたったようだ。モブットは肩を切られるだけで済んだようだ。俺たちがモブットを助けに行くと兵士どもが剣を構えていたが、モリアは炎魔弾をうけてやがった。
砦から飛ばしたんだな。
慌てた兵士が火を消そうとしている。そこら辺の土に転がってなと思ったら、モリアと残り全員に大量の水のプレゼントが贈られた。喜べ焼け焦げにならずに済んでよかったな。馬は驚いて逃げっちまったが。まあ、頑張って探すんだな、馬を。
「お前たち、覚えていろ。城の騎士にこのような無体を働いてただで済むと思うなよ。2か月後を楽しみにしておけ!」と負け惜しみを叫びながら退却していった。
頭の痛い時期に、ややこしいのが来やがって。モブット大丈夫か?
モブットの怪我は見た目より軽かった。
おお!お前たちよくやった。火は良かったがほかに燃え移ったらどうしようかと思ったが水魔法はよかったぞ。よく、あの距離届いたな。
ナック、アーク、ククル、ルードヴィ、エグナ、チェリナか今回、頑張ってくれたな。ありがとうよ、おかげでモブットもかすり傷ですんだしな。
2か月後か、たしかサトウの嬢ちゃんの友人が来る頃と同じか。困ったもんだ。ギルドの正式許可も同じころ届くな。しかし、領主のほうが早いともめるな。
モブット、ネッドどうする?ここまでした砦を領主にとられるのも悔しいしな。
サトウの嬢ちゃんに連絡とるか。だれを行かす。
2人ぐらい出すか、モブットはやめとけ。途中、魔物が出たら戦えないからな。
俺とネッド二人出るのはまずいな。キキルと俺で行くか?それかメッツと俺か?どちらがいい。
そうか、じゃキキルは置いてメッツと行くわ。馬借りるぞ。
まったく、はた迷惑な訪問客だ。
こうして、メッツと俺はルベンの街を目指す事となった。
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