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マリ 3
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「シズ様、怒られない攻撃はどの程度?」
スイツが聞いて来た。スイツは今回の対戦チームの主力だからね。彼はやる気満々。
「全部に勝ってもいいのですよね。」冒険者のナック、ブラド。
「頑張れよ、お前たち。無様な攻撃したら、わかってるな。」
「はい、わかっています。ラッドさん、エドさん。頑張るっす。」
「あまり気張るな、空回りするぞ。落ち着け。煽るなよ、エド、ラッド。」
「俺たち、出場しないんだろう。王国軍とやりたかったな。ボコボコにしてやるのに。」
「なに、怖いこと言ってるの、アクト。」
「どうってことないさ、マコリッド辺境軍も出るんだろう。やれるじゃないか。」
「ロイ、あなた達は出ないの今度はね。今度は砦のメンバーで防衛できるかどうか確認するの。防衛出来たら、また冒険に出れるのだから。わかったの。」
「わかってるよ、シズ。今回俺たちは見学ね。ハイハイ、俺たちは今回は子守してます。」
すねないの、ジイ。
砦メンバーはなぜか勝つ気満々で出場希望が多くて、最後は部署部署から抽選になった。
マリのところはどうなったのかな、戦闘訓練楽しみだな~。
◇◇◇◇◇
農園前の道を挟んで反対側に、戦闘訓練場所を選んだようだ。
王都より1日で来れるし、農園もすぐだし広い草原だから魔物退治しても国王には益しかないものね。
参加は国王軍、マコリッド辺境軍、シュナイダ砦、農園。
仮の陣地を作り、そこを各対戦相手が攻める。攻め落とすか、守り通すかどちらでもよいらしい。
各陣地30名、戦闘員の内容は問わない。勿論、男女も問わない。
第1戦は、国王軍とシュナイダ砦。
大将は国王軍が第1警備隊隊長ワルツ、魔法師団長ドルツ他兵士30名。
シュナイダ砦が大将、シズ。他20名。(ただし、Sクラス冒険者は含まれていない。)
判定員はハーフ国宰相チェリロブイ。
「王国宰相として公平に判定することを誓う。皆の者、殺し合いはする出ないぞ。そこだけ注意しておく。
両陣営とも用意は良いな。戦闘開始。」
宰相チェリロブイの声で戦闘が開始した。
こちらの陣地は簡単な砦を構築。王国の第1警備隊は当然攻めの体制で来る。
「もう少し引き付けろよ、いいな!」とネッドの声が響く。
「スイツ、ニーナ、マリナ用意はいいか?」壁に隠れてギースが指示する。
「「「OK。」」」
「魔法が来る前に魔法使いを拘束するから。それまで攻撃は待ってね。」
「「了解です、シズ様。」」
いい返事だわ、ルードヴィとナック、アーク。
王国軍陣地から魔法使いが水魔法を放とうと詠唱途中にシズの拘束バンドが魔法師団長をしばった。
可哀そうに魔法師団長、腕を二重に縛られ転がされたぜ。
5名が草に紛れて砦に近づこうとしたら、ウププ、スイツの炎のボールが頭の上を転がって行ったぞ。
あ奴らの頭のてっぺん焦げたな。
兵隊さんが砦登ってこようとしたら、ぎゃはは。あいつら見てみろよ。下から土魔法で杭を出されてやがんの。
笑い事じゃないぞ。あれは痛いわ。直撃してるじゃないか。可哀そうに当面使い物にならんぞ。
ラッドにエド、アクトよ、腹抱えて笑ってやるなよ。男なら股下直撃されたらどうなるかわかってやれよ。
えげつないな、ニーナにマリナだぜ。女じゃないと出来んわな。
あ~あ、7人の若者よ、君たちは頑張った。頑張ったが残念だったな。
左右横から来るのはルードヴィとナックが右手をアークとオクトが左手をウォターボールで転がせた。
誰だ転がった奴の後ろに泥水の穴を掘ったのは。ニーナか。水と土魔法同時か。違う、穴はモリーか。
オイ、これで終わりか?早いな。
「お前たちのパパは、戦闘ばかり見てお前たちの面倒をちっとも見てくれないね~」
「すまん、すまんなジイ。つい面白くてな、ハル、ナツ、アキ、フユ、シキ怒るな。あとでパパたちとママが相手をしてやるからな。」
ロイがジイに頭を下げてるけど何があったのかな。
「シズ、楽勝だったね。みんな、すごかったよ!さすがだね。」
「ありがとう、お腹すいたらマリの農園でカレーごちそうになっておいでね。スイツとニーナは味見しときなさいよ。」
「「「みんな、食事楽しみに来たのでマリ様の農園のお味見させていただきます。」」」
「農園の調理部も張り切っていたから嬉しいわ。」
「次はマリとマコリッド辺境軍の対戦ね。楽しみに観戦させてもらうわ。」
「頑張るけど、なかなかの相手よね。」
「手を抜くと大変だよ。旦那たちとせっせと訓練しまくっていたからね。」
「うぇ~、大変な相手だわね。」
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