【完結】四ばあちゃん、二度目の人生

大江山 悠真

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マリ 5

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「マコリッド辺境軍が相手よ。気を抜かないで行こうね。」

「マリ様、魔法師団長が出てくるようですな。」

「気合い入れてくるのね、相手さんも。魔法師団長だけは私が相手をするからバーフマンはあとを頼むわね。」

「大丈夫です。このバーフマン負けるなど致しませんぞ。」

「わかってるわよ、子供たちの方も大丈夫でしょうね。」

「お嬢様方は、マグリドや影たちが付いておりますので大丈夫でございましょう。」

「じゃいくわよ。みんな頑張ってね。」

「「「大丈夫です!!!」」」

キルゲールという名の魔法師団長だったわね。悪いけど一発かませてもらうわね。
強烈なマヒ魔法を飛ばして、詠唱途中の魔法師団長固まったまま転んだ。
強烈すぎた?悪いわ…手加減間違えたみたいね。

『手加減間違えた?嘘つけ。』

『わざとだよな。』

『決まってるじゃない、マリ様だぜ。』

周囲の批判的なまなざしは無視しよう。
騎士団長のベルナッドが指揮してるのかマコリッド辺境軍は。
バーフマン頑張れよ。
ベルナッド軍団長は魔法弾に注意しているようですな。兵士に盾を前にして進行してきましたか。
ダン、ダルレは二人一組で材木で突っ込んでください。
ゼタとミンタも同じで、スピードには注意してください。あくまで戦闘不能にすればいいのですからね。

「わかった、スピードは途中から調節でいいな。」

「構いませんが手の内をさらけ出さないようにしてください。」

「了解です。ダルレ、ゼタ、ミンタ行くぞ!」

「「「準備万端ですよ、親父さん。」」」

「よっしゃ!ひゃっほー!!」

前方不注意だと、忠告しようとしたら先に突き飛ばされた一番手前の兵士が空を舞いましたね。
後の方々は材木の下敷きですか。
ダンもダルレもゼタ、ミンタ撤収は早くしてください。下敷きの兵士を気の毒そうに見ていてはいけませんよ。
頑張りますね、ベルナッド軍団長。
後ろから駆け付けた兵士たちが材木の下敷きの兵士を助け出しましたね。
タフですね鍛えてますね、さすがですベルナッド軍団長。
王国軍とは違い、早いですね。
魔弾を撃てるのですか?これは侮れませんね。
ゼタ遅れて捕虜にでもなったら、明日から農園を走らせますよ。わかっていますね。
ミンタとダルレは魔弾でかすられたのですか、手当てしてもらいなさい。あなた方二人は後方支援です。

「マーク、用意はいいですか?」

「ああ、意外と走るの早いな。噂通り鍛錬してるんだな。」

「そうですね、ベルナッド軍団長は優秀ですから。」

マーク、ザーガ、レガ、ワイたちの4人が揃えば大丈夫でしょう。
さすが鍛錬している兵士たち、ベルナッド軍団長が一番ですか。軍団長自らとは、さすがです。
でも、感心してられませんね、我らの鉄壁の守りを味わってください。
いきなり足元がなくなり、走っていた身体が前のめりに倒れる。倒れるが目の前に地面はない。
走ってきた後方は地面がないのに気づくことなく前列に突っ込んだ。
泥水の中に頭から突っ込みましたね。
模擬剣はまだ腰にさしたままだから良かったですね。

「いきなり地面が…泥水の堀になるとは!!」

「降参しますか、ベルナッド軍団長。」

「お前かーバーフマン!!」

「お久しぶりですね。また、お元気なお顔を拝顔できてうれしいことです。」

「お前の皮肉も健在だな~バーフマン。」

こうしてマコリッド辺境軍との模擬戦は終了した。


     ◇◇◇◇◇

「イヤー、さすがだね鉄壁の守りじゃないマリ!」

「ありがとう、シズにそう言われると嬉しいわ。」

「お話し中申し訳ないがよろしいか?」

「ハイ、どうされました。宰相チェリロブイ様。?」

「うむ、お二人には申し訳ないのだが王国軍もマコリッド辺境軍も本日模擬戦を出来る状態ではなくなっておるのでな。両軍の模擬戦は明日に伸ばしたいのだがよろしいか?」

「戦えないのですか?うちの冒険者たちは気力体力十分大丈夫ですけど…。予備の冒険者、私の夫たちですが戦う気十分ですよ。なんでしたら5人の冒険者と王国軍で戦うのはどうですか?」

「いやいや、貴殿のいう冒険者とは貴殿のご夫君たちと推測するが。」

「勿論です、たかだか冒険者5人ですよ。」

「Sクラスの冒険者5人ではな、王国軍ではチト難しいと思われるでな。ここはご遠慮しとくものじゃろう。」

「そうですか、残念ですわ。では明日の模擬戦を楽しみにしておりますわ、宰相様。」

ニッコリ笑顔でチェリロブイ宰相を見送るシズの笑顔の良いこと。

「嬉しそうに悪い笑顔で見送るわね、シズ。」

「そうお、横で笑顔を見せてるマリも怖いけど。ま、王国軍は股下直撃くらったもの今日は動けないわよね。」


    ◇◇◇◇◇


「…兄上…。」

「瞬殺にちかいものがあるね。ローガン、もう少しまともに戦えるのもを出せなかったのか?」

「しかし、冒険者ならともかく農作業の者たちですよ!」

「ローガン、お前はもう少し耳を長くするほうが良いと思うよ。あまり無様な模擬戦をするとマコリッド辺境伯爵から婚約破棄される可能性が出てくるよ。宰相殿が模擬戦を明日に伸ばしてくれたのだ。明日はもう少しまともな模擬戦を期待してるよ。」



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