【完結】四ばあちゃん、二度目の人生

大江山 悠真

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マリ 6

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「それじゃ、うちとシズのところの模擬戦で今日は打ち止めね。」

「そうだね…。一番怖い相手との模擬戦だわ。気を抜かずに行こうね、みんな。最初の一発だけは私たちで撃つからその後は私たちは参加しないからね。」

「シュナイダ砦のみんなに胸を借りての模擬戦だから気を抜かずにいこうね。」

『アクト、ロイ、ジイは子供たちをお願い。ラッドとエドは全員に気を配っておいて。するなら、このチャンスを逃さないと思うからね。』

『了解、大丈夫だ。俺たちは子供たち全員を見てる。』

『マグリド仕掛けてくるならこの模擬戦だから。子供たちの周りかためといてよ。シズのところのお子様方も注意していてよ。』

『わかっております。搦手で来るでしょうから、応援をお願いいたしました。見ていてくださいませ。』

向こうに気づかれないように、シズはシズで旦那方に指示をだしているようね。
私もこちらで指示出しておいたわ。


「シズ、お手柔らかに~」

「こちらこそ~」

と言いながら、ぶっ飛んできたのは炎の極大魔法か!!
こら~シズ喧嘩売っとんのか!
50m先で出した魔法障壁が30mまで押し込められた。手がジンジンするわ。
でも負けないわよ、守りの農園のすごさを身をもって感じてもらおうか。

「バーフマン!」

「お任せください。守り抜いて見せますから。」

「煙に隠れてきますよ。結構なスピードですよ。
ほう、二人乗りの板で風魔法に乗っているのでしょうか。なかなか器用ですね。マーク!」

「ザック、エーダ、ムジャ、乗ってくるのはシュナイダ砦の料理担当のスイツだ。丁重にもてなせ。」

「OK。スイツ悪いな。伸びてもらうぞ!」


「スイツ、前から水だ!」

「わかった、ルードヴィ。避けるから落ちるなよ、ニーナ!」

「大丈夫!スピード上げていい?」

「水を避けたらスピードアッ 「スイツー横ー」な、い・て~~

カッコーンといい音がしたらスイツが横に倒れ落ちたと思ったら、前から何かが頭に当たった。
「スイツ~!キャー」

あ、後方に乗っていたのは女の子でしたか。まずいですね、マリ様に怒られるかもしれません。
ですが模擬戦ですので男女は関係ないと申し開きいたしましょう。
3組は吹っ飛んでいきましたね、さすが調理部。多彩な魔法を使います。
2組は後ろから攻め込んできますか。
泥玉で当てますか、うちも結構えげつないですね。
目と口がじゃりじゃりしてそうですね。戦闘は砦にたどり着いて役に立つので、まず砦にたどり着きましょうね。
何人戦闘不能にしましたか?11名ですか。以外に少ないですね。
18名は砦にいるのでしょうか。
内も責めに転じないと決着がつきませんね。
マーク、ザーガ、ダンで砦に穴を開けてもらいましょうか?
距離がありますが出来ますか?大丈夫そうですね。
マークとザーガ、ダンはザック、エーダ、ムジャ、ミンタのところまで前進して砦正面を破壊してください。
あとは、彼らと合流して砦の中に水を流し込んでみてください。


極大魔法が放たれた瞬間、アクト、ジイ、ロイ、マグリドは驚いて模擬戦闘に見入った。
子供たちにはダイキや子守役のマリエッタと目付のジョセリッペが付いていた。勿論影たちもだ。

極限の炎魔法のおかげで、模擬戦場から子供たちがいる場所が隠れた時煙幕に隠れ10人が足音もなく子供たちに近づいていく。
彼らが気づく前にティーヌ、、ハル、ナツ、アキ、フユ、シキが気づき顔を向ける。
彼らを見た瞬間、彼女たちは顔をしかめたと同時にマーヤが笑顔を向ける。
マーヤに笑顔を向けられた男が手を差し伸べると同時にナイフが男の手を遮った。
声をあげることなく、男はマーヤに近づこうと歩みを止めない。
ダイキが気づきマーヤを抱きしめるが、サリエもおり逃げれない。
煙幕の中にかすかな剣の音がするが倒れた仲間を気にすることなく男たちは子供たちに近づき、抱き込もうとするが手を触れようとすると、いきなり倒れ伏し動かなくなった。
煙が晴れた時、笑顔の9人の子供たちとひきつった顔の3人の子守と壮絶な微笑みを浮かべたマグリド、アクト、ロイ、ジイの姿があった。

「ヒキガエルみたいにふせてる奴は置いといて、殺さなかったあんたに事情を聞こうか。」とアクト

「事情を聞くのに4人はいらんだろう。2人はそちらの伏せてる奴にも聞いていってもらおうか。」とマグリド。

「じゃ、マグリドさんとアクトはそちらね。俺たちはこちらで寝ている方々に聞いていくわ。な、ジイ。」

「そうだな、子供たちの目の前というのは教育上良くないが…。」
  
「今後のこともあるから認識させといた方がいいだろう。マーヤなんか見てみろよ。笑顔で手を出しながら重力魔法かけているぞ。母親をよく見てるのだな。」苦笑気味のロイに

「マリ様がかけられていた魔法だろう。マーヤ様はまだ1才にもなっていないぞ。」とマグリドが言えば

「目を開けてよく見ろよ。ティーヌにしても俺たちの子供にしても母親似だな、全員が魔法発動準備してやがるぞ。」とアクト

「おい、見てみろよ。こいつらだんだん沈んでいくみたいだぞ。」とジイ。

「本当だ、えげつねえな。誰だよ、そんなえげつない魔法かけてるのは。間違っても俺たちの可愛いおこちゃまじゃないよな。」とロイ。

ロイの言葉の意味が分かったのか子供たちが魔法を使うのをやめた。

「賢いな俺たちの可愛いお子ちゃまは~」

「ロイ、子供たちを脅かしてどうするのだ。」

「何を言ってるのだ、早いうちから躾は大切だぜ。特に父親の言うことは聞くものだと教えないといけない。
でないとこういう風に訳の分からない襲撃をするかもしれないからな。さあ、お前たちゆっくりお話ししようか。」

「素直に答えればOKだ。甚振ることなく殺してやる。素直に答えないと死んだ方がましというような思いをして死ぬことになるからな。」
どっちも死ぬんじゃないかとマグリド心の中ではつっこんだが言葉にすることはなかった。

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