【完結】四ばあちゃん、二度目の人生

大江山 悠真

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マリ 7

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「やっぱり、お約束のイベント~」

「シズ、あなた子供たちを心配するってことないの!?」

「旦那たちがいるし~大丈夫だよ。万が一子供や旦那に何かしたらそりゃあ死んだ方がましと思えるようなことをお返しするわよ。」

「惚気てんのか、わかりました。マグリド、マーヤたちは無事でしょうね。」

「マリ様、大丈夫でございます。マーヤ様は愛想をふっていらっしゃいましたよ。」

「マーヤ、誰にでも笑いかけては駄目よ。それでそこで伏せてるのが人さらい?」

「さようで、お子様方に触れると同時にそのような状態でした。4人は倒したのですが5人がお嬢様方に接触してしまったようです。申し訳ございません。」

「まあ、それは今後の課題と鍛錬をするということで。」

「マリ、言うけど話してる間にものめり込んでいってるわよ。終いに窒息死するわよ、こいつら。」

「どうする?うちの子だけでなくシズとこの子にも手出ししたようだけど。」

「窒息死ではなく、こいつらは放置で。いつまでもつかわからないけど、魔物に喰われるか衰弱死かどちらかでしょう。一人だけ事情を聞きたいから連れていこうか。」

「そうね、そうしよう。マグリドそちらの拘束してるの連れて来て頂戴。」

「「「「「この4人は、こちらに放置でいいのか?逃げるか、仲間が助けると思うぞ。」」」」」

「冗談でしょう、マリがそんなこと許すと思うの。マリが解除しない限り動かないわよ。助けようにも助けれないわ。マリのその魔法は、私たちの中で一番強力なの。
その魔法がなんであるか理解したうえでマリ以上の魔力で解除しないと動くことすら出来ないわよ。」

「そうなると、お前たちは魔物の餌だな。」ロイが嬉しそうに侵入者たちに声をかけてる。

「遅かれ早かれ魔物が来て殺してくれない限りこのままだそうだ。早く来てくれるといいな。」
素知らぬ顔でアクト。

「手も足も出ない状態で魔物に喰われる運命か。気の毒だな。」ジイ、悪い笑顔だよね。

「まあ、自分たちも同じようなことを誰かにしたことあるだろうから仕方ないわな。」シキを抱きながらエド。

「自業自得だ、俺たちの家族に手を出したんだからな。あとお前たちに依頼した奴のことは心配するな。」
と笑顔でラッド。

「「「「「お前たちと同じ目にあってあの世いきだからな!!!!!」」」」」

マグリドが連行した男にボツリと漏らす。
「相手が悪すぎたな、お前たち。」

血の気が失せた唇がわなないているが声を出せないようだ。それとも私の魔力を信じていないのかな。
明日になればわかるわよ。
遠巻きに見ていた王都警備隊もマコリッド辺境軍も何も言わずに撤収した模様だ。
宰相だけが、王都で調べましょうかと問うてきたが断った。王国が関与してる場合もあるからね。


翌朝、昨日の捕虜を連れてマグリドとバーフマンが現場にいくと食い散らかされた血肉が散乱していたようだ。
その場で捕虜の尋問が始まった。勿論、アクトさん、ジイさん、ロイさん、ラッドさん、エドさんは参加したようだ。
朝食の席にいなかったからシズは子供たちに食事させるの大変だった。
魔力が強い子たちは、ご飯の時も無意識で魔力を使うから。



      ◇◇◇◇◇


朝食後、王都より宰相チェリロブイと王太子ロベリエド殿下と王国軍司令官ローガンとマコリッド辺境伯爵長男ジョセリッペ卿と妹マリエッタ姫とベルナッド軍団長が農園に来られた。

「おはようございます。ロベリエド王太子殿下、チェリロブイ宰相殿下、ローガン殿下、ジョセリッペ卿、マリエッタ姫、ベルナッド軍団長お揃いでどうされました?」

「朝早くから申し訳ない、マリ殿、シズ殿。お願いがあって伺った次第なのだ。本日の模擬戦について王国軍だが、昨日の警備隊では相手にならぬようなので王国第1軍で模擬戦を改めて行うことは出来ないだろうか?
恥ずかしい話だがローガンが読み間違っていたようで、出来れば王国第1軍との模擬戦を今一度行いたいと申し出てな。」

「シズ、どうする?」

「結果は変わらないと思うけど、やり直したいなら構わないわよ。ただ、実戦だったらどうするのでしょうね。」

「本当にね。マコリッド辺境軍がよければ変更には応じましょう。でも、何もなしでというのはどうかしらね。」

「ロベリエド殿下がご提案されました件については、こちらの勝手な申し出でございますので模擬戦に掛かりました経費についてはすべてこちらの負担ということにさせていただきます。マリ様については別途報酬を支払わせていただくということでよろしいでしょうか。」

「「マコリッド辺境軍は了解されましたの?」」

「ハイ、模擬戦とはいえ警備との戦いでは消化不良な感じがいたしますので王国第1軍との手合わせは願ってもないものですとベルナッド軍団長が申しましたので了承いたしました。」

「そうですか、マコリッド辺境伯爵の跡継ぎであるジョセリッペ卿がよろしければ私どもはその条件で構いませんわ。」

「ありがとうございます。では用意をいたします。本日は王国軍とマコリッド辺境軍がまず戦いその後シュナイダ砦との模擬戦最後に農園との模擬戦でよろしいでしょうか?」

「重ねてお聞きしますチェリロブイ宰相殿、それでは王国軍は3連戦になりますがよろしいのですか。」

「確かに3連戦になりますが、第1軍は兵士100名の軍団ですので各30名で構成して戦いますので大丈夫です。」

「そうですか安心しました。」

「最後にマリ殿、昨日の賊はどうなりましたかな。」

「今、アクト殿たちとマグリドとバークマンで尋問してますわ。その結果はまだ知らされておりませんのでわかりませんわ。」


「そうですか。あまり手間取りましたら、こちらで尋問しようかと考えておりました。」

「ありがとうございます。今朝からしておりますのでまだ時間はかかるかと考えておりますわ。」



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