【完結】四ばあちゃん、二度目の人生

大江山 悠真

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アクト目線

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 ***アクト目線 ***

ヘマして奴隷に落とされた。したことに後悔はないが、全く女ってやつは碌な奴はいないと再認識した。奴隷商人のゼグも、こいつは裏があり碌な奴じゃない。

案の定、一緒の荷駄車にいる奴隷の奴はヤバい。ギルドも手をまわして白銀を護衛につけてくれたが厳しい。まぁ、エドがナイフを隠れてくれたからタダでは死なんつもりだ。ナイプ手前で大狼5匹の群れに襲われた。どさくさにまぎれて俺を殺るつもりだと思ったがナイフ1本ではやられる。街についても奴隷だ。碌な未来じゃない。どちらも同じかと思ったが、女神さまはいたようだ。大狼3匹を殺し、俺たちを凝視してた子供みたいなやつ。おかげで俺や奴に襲われずに済んだ。
子供だと思った奴はなんと15歳の女ときたね。名前はサトウ。俺をゼグから買い取り、装備も以前と同クラスで揃えてくれた。どんだけ金持ってんだ、俺、奴隷だよ、奴隷。宿も定宿で同室。同室でも世話をしろなんて一言もなし。言ったのは、シャワー先に浴びるねとオヤスミだけだ。
プラトの街の孤児たちが腹をすかしているのが可哀想と自分の獲物を料理して食わせた。自腹も切った。俺がモブットたちが心配してるから集落に行きたいと言えば、集落の危ない状態を説明してくれて、そのうえで大狼達の襲撃を退けてくれた、それだけじゃない。

キングスネークが襲来した。本来ならギルドがSランク数名で狩りをする。キングスネークだぜ。こんな縁もゆかりもない集落のおっさん連中や孤児を助けるため誰が来てくれる?たまたま、居合わせたばっかりのサトウ様が逃げたって文句言う奴なんていないのに。

怖いから自分が逃げないように傍に居てと俺たちに頼むんだぜ。

俺、土下座したかった。すみませんって。15歳の女性を護ることも出来ないなんて、原因は俺なんだぜ。逃げてくれとも言われずにいたんだよ。情けない男だろう。ロイやジイは絶対離れない横で出来るだけ助けるって言ってくれた。俺は風魔法が使えないんで本当役立たずだ。泣き言うより先に後ろで支えるしかないだろう。ラッドもエドも離れないって言ってくれた。風魔法と土魔法で孤児と元冒険者のおっさんに俺たちを救ってくれたんだぜ

なあ、こんな女性見た事あるか?
今まで生きてきて女に惚れることなんかないと思っていた俺が、惚れました。負けたと思った。でも、負けて嬉しかった、サトウ様に負けるのなら構わないと思った。命ある限りついていくと決めた。絶対結婚すると決めた。
ただ同じ考えの奴らが4人もいるのが気にくわない。年齢は上だが負けんぞ。奴隷の買い戻しが済むまで結婚できねえ。
ロイ・ジイ・ラッド・エド!それまでサトウ様に絶対てだしさせないぞ!
覚悟はいいな!

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