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*****前章の年代設定を変更しました。作者の手違いで申し訳ございません。*****
☆☆☆☆☆
世界中の海でどれほどの船舶が動いているのでしょうか。
地道に潰していきましょうか。
ほの暗い深海から、時間をかけて浮かび上がってくるものがいた。
あるものは、海中で静かに活動している潜水艦をからめとり限界水深度より深い海の底にいざなう。
ほの暗い海の中で水しか移さなかった眼がとらえたものは、牙をむいた口。
微笑むような口を開いていたものが潜水艦が方向転回出来ない速度で身体を巻き付け海の底に引きずり込む。
原子力潜水艦が抵抗する間もなく海の底に。
中では、艦のすべての力を使って浮上すべく努力が続けられているのにだ。
潜水艦が通過していた場所が悪かった。海底の海溝と呼ばれている場所。
ソナーは大きな物体が近づいているのは捕らえていただろうが、生物だったのが油断につながった。
潜水艦同士であったなら油断はしなかっただろうが、生物反応であったのだ。
この現代に誰が龍のような存在を現実として捉える?
そう考えながら沈んだ潜水艦が何隻も出た。
各国の軍事関係者は突如連絡を絶った潜水艦を探すべく、艦隊を派遣したが原因は不明であった。
それ以上に世界の船会社が大騒ぎする事件が勃発したのだ。
『鈴江は夫の定年退職で長年の夢であった豪華客船での世界半周の船旅にでた。
世界半周と言っても、横浜・神戸・香港・シンガポール・オーストラリア・ニュージーランド・ハワイ、5各国を回って帰国する船旅であった。
65才で定年した夫に合わせ鈴江も60才で退職し、退職慰労の旅をしましょうと子供たちが成人してから夫と話して楽しみにしていたのだ。
A客室のデラックス、これが自分たちの精一杯であったが満足していた。
横浜で乗り込み神戸の夜景を楽しみ、香港では買い物ツアーをシンガポールでは自然動物園を楽しんだ。
シンガポールからオーストラリアには時間がかかるが、船上のプールで泳いだり読書をしたりとまったりと二人で過ごし今夜は船長の招待でパーティが行われる。
パーティードレスに着替えながら夫に声をかけようとふと横をむいたら窓から顔が見えた。
夫もその顔を見たのか信じられない表情で妻の自分に声をかけようとしているとき船体が傾いた。
驚いて客室のベットに摑まろうとしたときにはベッドは90度、垂直に立っていたのだ。
自分と夫が壁に滑り落ち上から何かが落ちて呻いたのが記憶の最後となった。』
行方不明となった船は一隻二隻ではなかった。
船会社には連絡の取れない家族からの問い合わせに追われた。
スマホ、PC、新聞、テレビあらゆるマスメディアがこの不可思議な事件を伝えたが各国政府はそれどころではなかった。
ただ表面上は空軍、海軍等が空・海両面から行方不明の船舶の行方を探した。
本当に見つけたかったのは潜水艦の行方であっただろう。
現在、私たちは世界中の様々な地域で人間の形をして生活している。
外見は人の姿をしているが中身は異なる。
人種は外見でしか判断できないからな。
わたしはオオカミ種で現在は大学生で情報工学を学んでいる。名前はサキと名乗っている。
横にたたずむジークは虎種のジム経営者だし、椅子に座って爪を研いでいるのは猫種でモデルをしているリズ、キャットウオークは上手いわよ。
警備会社を経営している犬種のパトリックと名乗っているのは表の顔。
他にもようやく一流の脳外科医になったと喜んでいた大堂。
それと、もう一人がいるはずなんだけど来るのが遅れているみたい。
「ごめんなさい、遅れてしまったわね。途中で邪魔がはいって駆除したら遅くなってしまったわ。」
と詫びを言いつつ部屋に入ってきたのがここでの最年長の由美、絡新婦。
「どれくらい駆除したの~」
「サキちゃんは知りたがり屋さんね。近道しようと横丁を入ったら、ナイフを持って騒いでるお兄さん方が20名ほどいたからどいてもらったのよ。」
「人間ってやつらは内部で理由もなしに争うからな。」
「群れのリーダーを選ぶのでもなし、繁殖期でもないのに意味のないことで争うバカ者どもばかりだ。これで飢えが始まったらどうなるのだろうな。」
「さあ、自分の力で狩りを出来る者は少ないからな。」
「大堂さんは狩りが出来るまで残ると考えてるのですね。」
「残らないとでも?意外としぶといのがいるのではないかな。」
「ジークは簡単に殲滅できると思うの?」
「こちらの被害は出てほしくはないから慎重に行きたいね。あんな奴らと一緒に死にたくはないからね。」
確かにジークの言う通りよね。人種と一緒に死ぬのは絶対に嫌だわ。
確かに人種は火器を使うけど、表立って戦うの人種に任すのだからね。
私は、まずはネットで売買取引している仮想通貨とやらを頂こうと思うのね。
でも今日のPCのアクセス状況がひどいわ。
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世界中の海でどれほどの船舶が動いているのでしょうか。
地道に潰していきましょうか。
ほの暗い深海から、時間をかけて浮かび上がってくるものがいた。
あるものは、海中で静かに活動している潜水艦をからめとり限界水深度より深い海の底にいざなう。
ほの暗い海の中で水しか移さなかった眼がとらえたものは、牙をむいた口。
微笑むような口を開いていたものが潜水艦が方向転回出来ない速度で身体を巻き付け海の底に引きずり込む。
原子力潜水艦が抵抗する間もなく海の底に。
中では、艦のすべての力を使って浮上すべく努力が続けられているのにだ。
潜水艦が通過していた場所が悪かった。海底の海溝と呼ばれている場所。
ソナーは大きな物体が近づいているのは捕らえていただろうが、生物だったのが油断につながった。
潜水艦同士であったなら油断はしなかっただろうが、生物反応であったのだ。
この現代に誰が龍のような存在を現実として捉える?
そう考えながら沈んだ潜水艦が何隻も出た。
各国の軍事関係者は突如連絡を絶った潜水艦を探すべく、艦隊を派遣したが原因は不明であった。
それ以上に世界の船会社が大騒ぎする事件が勃発したのだ。
『鈴江は夫の定年退職で長年の夢であった豪華客船での世界半周の船旅にでた。
世界半周と言っても、横浜・神戸・香港・シンガポール・オーストラリア・ニュージーランド・ハワイ、5各国を回って帰国する船旅であった。
65才で定年した夫に合わせ鈴江も60才で退職し、退職慰労の旅をしましょうと子供たちが成人してから夫と話して楽しみにしていたのだ。
A客室のデラックス、これが自分たちの精一杯であったが満足していた。
横浜で乗り込み神戸の夜景を楽しみ、香港では買い物ツアーをシンガポールでは自然動物園を楽しんだ。
シンガポールからオーストラリアには時間がかかるが、船上のプールで泳いだり読書をしたりとまったりと二人で過ごし今夜は船長の招待でパーティが行われる。
パーティードレスに着替えながら夫に声をかけようとふと横をむいたら窓から顔が見えた。
夫もその顔を見たのか信じられない表情で妻の自分に声をかけようとしているとき船体が傾いた。
驚いて客室のベットに摑まろうとしたときにはベッドは90度、垂直に立っていたのだ。
自分と夫が壁に滑り落ち上から何かが落ちて呻いたのが記憶の最後となった。』
行方不明となった船は一隻二隻ではなかった。
船会社には連絡の取れない家族からの問い合わせに追われた。
スマホ、PC、新聞、テレビあらゆるマスメディアがこの不可思議な事件を伝えたが各国政府はそれどころではなかった。
ただ表面上は空軍、海軍等が空・海両面から行方不明の船舶の行方を探した。
本当に見つけたかったのは潜水艦の行方であっただろう。
現在、私たちは世界中の様々な地域で人間の形をして生活している。
外見は人の姿をしているが中身は異なる。
人種は外見でしか判断できないからな。
わたしはオオカミ種で現在は大学生で情報工学を学んでいる。名前はサキと名乗っている。
横にたたずむジークは虎種のジム経営者だし、椅子に座って爪を研いでいるのは猫種でモデルをしているリズ、キャットウオークは上手いわよ。
警備会社を経営している犬種のパトリックと名乗っているのは表の顔。
他にもようやく一流の脳外科医になったと喜んでいた大堂。
それと、もう一人がいるはずなんだけど来るのが遅れているみたい。
「ごめんなさい、遅れてしまったわね。途中で邪魔がはいって駆除したら遅くなってしまったわ。」
と詫びを言いつつ部屋に入ってきたのがここでの最年長の由美、絡新婦。
「どれくらい駆除したの~」
「サキちゃんは知りたがり屋さんね。近道しようと横丁を入ったら、ナイフを持って騒いでるお兄さん方が20名ほどいたからどいてもらったのよ。」
「人間ってやつらは内部で理由もなしに争うからな。」
「群れのリーダーを選ぶのでもなし、繁殖期でもないのに意味のないことで争うバカ者どもばかりだ。これで飢えが始まったらどうなるのだろうな。」
「さあ、自分の力で狩りを出来る者は少ないからな。」
「大堂さんは狩りが出来るまで残ると考えてるのですね。」
「残らないとでも?意外としぶといのがいるのではないかな。」
「ジークは簡単に殲滅できると思うの?」
「こちらの被害は出てほしくはないから慎重に行きたいね。あんな奴らと一緒に死にたくはないからね。」
確かにジークの言う通りよね。人種と一緒に死ぬのは絶対に嫌だわ。
確かに人種は火器を使うけど、表立って戦うの人種に任すのだからね。
私は、まずはネットで売買取引している仮想通貨とやらを頂こうと思うのね。
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