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私、成瀬雛子には好きな人がいます。その人の名前は斉藤裕太といいます。
斉藤くんは、同じクラスで頭がとてもいいのですが、なにを考えているのか分からない不思議な人でした。
気づいたら窓の外を見ていたり、私もたまに視線を感じる事があります。
人間観察が好きなのでしょうか?
そんな斉藤くんですが、とても優しく、私が先生に頼まれた物を運んでいるときなどに何処からともなく現れて、さっと荷物を持っていってくれます。
いつも突然現れて私のことを助けてくれる斉藤くんのことをいつの間にか私は
好きになっていました。
それから少しでも仲良くなれたらと思い話しかけようと頑張っていたのですが、
なかなか話しかける機会が掴めず、話しかけることができませんでした。
今日もきっかけを探してチラチラと斉藤くんを見ていると、斉藤くんの方から声を掛けられました。
「ねえ、俺なんかついてる?」
声を掛けられた事に驚きつつも何とか言葉を返すことができました。
「い、いえ。ごめんなさいどうしたら話しかけられるかとチラチラと見てしまいました。本当にごめんなさい」
大変です!何て言えばいいか分からずに物凄いことを口走ってしまった気がします...
「そう」
「どうしたら話しかけられるか分からなくて...すみません」
「謝らなくてもいい」
「ご、ごめんなさい」
「ほらまた」
「う~」
やっぱり話してみると優しい人なんだなって思います。
斉藤くんの事をよく知りもしない私からそう思われるのは嫌かもしれませんけど...
斉藤くんは、同じクラスで頭がとてもいいのですが、なにを考えているのか分からない不思議な人でした。
気づいたら窓の外を見ていたり、私もたまに視線を感じる事があります。
人間観察が好きなのでしょうか?
そんな斉藤くんですが、とても優しく、私が先生に頼まれた物を運んでいるときなどに何処からともなく現れて、さっと荷物を持っていってくれます。
いつも突然現れて私のことを助けてくれる斉藤くんのことをいつの間にか私は
好きになっていました。
それから少しでも仲良くなれたらと思い話しかけようと頑張っていたのですが、
なかなか話しかける機会が掴めず、話しかけることができませんでした。
今日もきっかけを探してチラチラと斉藤くんを見ていると、斉藤くんの方から声を掛けられました。
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「い、いえ。ごめんなさいどうしたら話しかけられるかとチラチラと見てしまいました。本当にごめんなさい」
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「どうしたら話しかけられるか分からなくて...すみません」
「謝らなくてもいい」
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