手フェチと私

アクエリア

文字の大きさ
2 / 6

2

しおりを挟む
そういえば、斎藤くんに聞いてみたいことがあるんでした。

「あの…もしいやだったら答えてくれなくていいんですけど…」
「なに?」
「えっと、斎藤くんはよく外を見てたり、人を見てますけど何をしているんですか?」
「…引かない?」
少しだけ不安を顔に滲ませながら斎藤くんが聞いてくる。

「は、はい!大丈夫です!」
それが斎藤くんの為になるならどんなことだろうと受け止めて見せます!

「俺…手の綺麗な人が好きで…いっつも人の手…見てる…」
「そ、そうなんですね…」
ということは、私の手が綺麗だったら、斎藤くんが私のことを好きになってくれるかもしれないということですね!

「私の手は、どうでしょうか?斎藤くんから見て綺麗だと思いますか?」
「ずっと前から成瀬さんの手は...綺麗だと..思ってた..」

斉藤くんが、言ってくれたことが嬉しくて頬が熱くなる。

「あ、ありがとうございます...」
「...だから..あんまり手を傷付けて欲しくない..」
...私の手が綺麗だったから優しくしてくれたということ何でしょうか?
何だか微妙な気持ちですが、それでも私のためにやってくれたということには、変わりはないはずです。
それだけでも少し心がホッコリしますね..
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

処理中です...