手フェチと私

アクエリア

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今は斉藤くんの方から話しかけてくれたから、話せてますけど、
明日からも話してくれるのでしょうか?

「あの、斉藤くん。明日もまた話してくれますか?」
「..いいよ..」
斉藤くんのその言葉が嬉しくて思わず目が輝いてしまいました。

「ありがとうございます!」
私はそういって家に帰りました。



ベットの中で私は今日のことを思い出していました。
斉藤くんが私に話しかけてくれたこと、ずっと前から私を気にかけてくれていたこと...とっても嬉しかったです!
そして私は眠りに落ちていきました。


次の日の朝。
まずは、斉藤くんに挨拶するところからはじめましょう。

「斉藤くん、おはようございます」
「ん?あ....おはよう...」
寝起きなのか眠そうにしながらも挨拶を返してくれました。
少し心を弾ませながら席に着き、荷物を置く。

しばらく読書をしていると、先生が教室に入ってきてSHRが始まりました。
それから授業が始まり、順調にこなしていくと昼休みになっていました。
斉藤くんは授業の後の休憩時間は勉強していて、話しかけづらいのでお昼休みにすることにしたのです。
私の学校はお弁当を持ってくるか、食堂で食べるなど、お昼御飯は結構自由なので、斉藤くんと一緒に
ご飯を食べたいのですが、図々しくないでしょうか?
...でも、聞いてみるぐらいは..いいですよね..

教室の中を見渡すと斉藤くんが教室のを出るところでした。

「斉藤くん!待ってください!」
「?...なに?...」
「あの、えっとお昼御飯一緒に...どうですか?」
「........なんで?」
「ええっと、ご飯を食べたあとだとあまり斉藤くんとお話しできないなと思いまして....嫌ですか?」
斉藤くんは私と一緒に食べるのは嫌なのでしょうか?
それは斉藤くんにも人の好き嫌いはありますし、少し話しただけの人とご飯を食べるのは嫌かもしれないですし...
少し不安になりながら、斉藤くんの顔色を伺う。

「..別に...嫌な訳じゃない...」
その言葉に不安が吹き飛び、とても明るい気持ちになる。
「じゃあ、一緒に食べてくださいますか?」
「..いいよ..」
斉藤くんは食堂で食べる人のようなので、二人で食堂へ向かいました。
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