命を狙われてるらしいですが、ここで生きて行きます!

茨城 凛

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閑話

・侍女と瞬老

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「サラ殿、どうじゃあの子の様子は」
「ヨービル様、何もこんな所に来なくてもわたくしがうかがいましたのに」
「いや、どうもあの子の事が気になって早く聞きたくってな。陛下も気になっておったし早い方がいいと思って来たんじゃよ」
「私は例え姫様達の世話を任せされているとはいえ姉姫様には中々会えません。貴方様が何を思って姉姫様の事が気になってるかは分かりませんが、一方的に見ているだけでしたらおやめください。」
女の人は少し困った顔をしヨービルと呼ばれた人と話をしていた。
「お主も教育係とは言っとるが、正式では無いはず。何故そうキッパリと言い切る。」
女の人は目を伏せ。
「妹姫様のご希望なのです・・・。」
その答えを聞きヨービルは目を見開いた。
「姫様は、あの子の事を知っておるのか?」
「はい。何度か顔を合わせています。姫様の希望を私が叶えなくて何が世話係ですか!」
まさかの姉妹が会っていたとは思わなかったのかヨービルは言葉も出なかった。
「ですが、姫様達を会わせても姉姫様は反応無いです。妹姫様はそれでもお姉さまと慕ってはいるのですが・・・。見ていて悲しくなります。」
「そこまで行くまでに見張り役がいるはずじゃ。何故行けるんじゃ。」
「彼の者は・・。あれに関しては肯定派なのです。なので、私がしている事は目をつぶっていてくれるのです。例え暴力を振るっていても・・・」
「暴力はいかんじゃろ!」
ヨービルは手を握りしめた。
「彼の考えなんです。暴力と言ってもそんなに強くないです。もしここから逃げ出せたら、(帰って来たくない)そう思わせる。また、何時でも逃げ出せるようにもしてるのです。たまに牢のカギを開けたままにしていて、彼の者もいない様にし影から様子見をしていたりもしていたのですが・・・。姉姫様は行動を起こすことは無いみたいです」
・・・・・。

簡単な状況報告を聞きに来たはずが話が大きくなって来とるみたいじゃのー。
陛下にどう報告した物か。
「一度あの子に会いたいのじゃがかまわんかの?」
「・・・・・。分かりました」
一度見てみてから報告でも良いじゃろ。
姫様達が産まれてから姿を見ていないと思い言ったのはいいんじゃが・・・。


まさか・・・。
あんなに可愛いとはのー小さいのー。
サラ殿が先に見張りの者に伝えたのか誰もいなく。
それでも「姉姫様には姿を見せないで下さい」と言われ影から見ているが・・。
ずっと見ていたいが、陛下に報告もあるしのー。
牢から離れた所に、サラ殿が立って待っていた。
「いかがでしたでしょうか?」
「可愛いのじゃ!」
儂が返事を即答したらサラ殿はビックリしたような顔をしてボー然としておった。
なんじゃ?と思い首を傾げてみたが?分からず。
「この世にあんな可愛い者がいてるとは思わなかったのじゃ!」
と言ったら、サラ殿が一歩身を引いた・・。
何故じゃ!儂はこれからあの子一筋に行くんじゃ!
「貴方は、何かを確認したかったんじゃ無かったんですか?」
恐る恐る聞かれたが
「いや、陛下にどう報告を考えつつ。姿だけ見とこうと思ったんじゃが、予想外に可愛くての!あの子について行こうと思うのじゃ!」
さて、陛下に報告をどうするかじゃのー。
と考えながら、陛下の所へ報告じゃ!


・・・・・・・。
ヨービル様、私の事忘れましたね・・・。
はぁ・・。
ため息をつきつつ、これからどうなって行くのか心配です。
っと思っていた数年前が懐かしいですわ・・・。

「サラ殿へ

 定期的にお主にあの子の現状を知らせるのが・・・うんぬん。
 ・・・・・・・
 ・・・・・でのー。もう可愛くての今日は日向ぼっこして寝てての?
 うんぬん。
 ・・・
 であるからして儂はあの子から離れられないんじゃ!
 ヨービルじぃって言ってくれるの可愛くてのー
 ・・・」

定期的に来ている内密な手紙にびっしり姉姫様への惚気と言いますか・・。
何と言いますか。うっとおしいったら。
「お主も来ると言っとったから仲間が来るかもしれんとゆっといたんじゃが来ないんかの?」
最後にそう書かれているのを見て衝動的に紙を引き裂きそうになったが思いとどまった。
(行きたくても行けないと言うのも分かってるはずですのに!私がここにいてるから王妃の動向が分かるのに!)
結構危ない事だとは分かってますが・・・。
こればかりは、譲れませんわ。
そう思い、手元に来た手紙を燃やした。
(無事という事を姫様に報告しないといけませんわね。)

私はまだそちらには行けそうにはありませんが、どうかこれからもご無事で。
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