生きづらいと思ったら発達障害でした。

黄昏の空

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一息休憩、その1。

実は人気者だった、もう一人の私。

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さて、仕事の話をしばししてきましたが、辛い環境の中でも、ちょこっと休息な瞬間もあった。

私がアルバイト時代から、よく来る顧客のお客様が何人もいて、そのほとんどの人になぜか私は気に入られていた。

私が休憩中に、上司が「◯◯さんからご指名だぞ。」と言いにきたことが何度もある。

ご指名って言い方だと、何だか違う仕事のように聞こえるから嫌だけれど、呼ばれたお客様のところに行くと物凄く可愛がってくれた。
まるで、自分の娘かのように身体を気遣ってくれたり、私の笑顔が見たくて来ているようなものだと言ってくれる人もいた。

帰りには決まってチップを置いていってくれるお客様もいた。

そんな私は、お客様だけではなく、違う部署の上司からも可愛いがられていた。
単純に「大丈夫かな?っていつも気になっちゃうんだよ。」と言ってくれる上司もいれば、ある意味セクハラじゃないかというような上司もいたりした。

私よりも先に入っていた契約社員の人からも、「頑張ってると思うよ、だから落ち込まないで。」と励ましの言葉を貰ったりもしていたから、毎日がずっと苦痛というわけではなかった。

仕事が上手く出来ないながらにも、私という一人の人間として見てくれてる人もいたのだ。

そんな人達がいたからこそ、私はこの仕事を大変でも苦痛でも頑張ってこれたのかも知れない。

朝6時には職場入り、夜のアルバイトが来れなくなったとなれば、契約社員が夜12時まで働かなくてはいけない。
丸一日働くこともザラにあったが、逆に暇な日は定時よりも早く上げてくれる時も多々あった。

結局のところ、良い職場だったのかは今でも疑問だが、当時の私はそこが居場所だったのだろう。
自分が「仕事が出来ない人間」と自覚してから、少し居やすくなったのを覚えている。

決して開き直っていた訳ではなく、周りにサポートしてくれる人達がいたからその時私が頑張れた、というお話でした。

一息休息、その2もあります。
もうしばらく、休息にお付き合い下さい。

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