迷い込んだ少年

透太郎

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その生き物、ヴォルフは少年を片手でぶら下げたまま、革袋から縄を取り出し、頭上にある太い木の枝にそれを引っ掛け、さらに少年の両腕に巻き付けた。
縄により少年の両腕は枝から吊るされ、少年はうなだれたまま宙吊りにされてしまった。
その様子を、ヴォルフは満足そうな笑みを浮かべて眺めた。

「では始めるとするか」

ヴォルフはそう呟くと、まずは少年が着ている薄手のシャツの首元に鋭い爪をかけた。

――ビリッ…!――

首元にかけた鋭い爪を下に動かした。ただそれだけで、薄手のシャツは簡単に引き裂かれてしまう。
その後もヴォルフは爪を器用に使い、シャツを引き裂いていった。
シャツはもはや原型を留めず、布切れ同然となって地面に落ちていき、シャツを剥ぎ取られた少年の上半身が、月明かりの中、ヴォルフの前に露わとなった。

露わになった上半身は、見えていた腕と同様ほんのり日に焼けていた。
その肌はきめ細かく、月明かりに照らされ、その滑らかさを強調しているかのようだった。
その姿に、ヴォルフは舌舐めずりをした。

ヴォルフの目は、少年の胸にあるピンク色の2つの突起に向けられていた。
ニヤリと笑いながらヴォルフは手を伸ばし、鋭い爪で少年の身体を傷付けないよう、優しくその突起に触れた。
しばらくの間、ヴォルフは少年の2つの突起を弄っていたが、少年の身体は何の反応も示さなかった。
そこで快感を感じるには、少年は若すぎたのだ。

「ふん…まぁこの小僧では仕方ないか」

ヴォルフはつまらなそうに少年に目を向け、突起から手を離した。

「そこがだめなら…やはり "ここ" であろうな」

ヴォルフはそう呟き、少年の下半身に目を向けた。
少年は膝丈ほどの短パンを履いており、その中心は先ほど失禁したことにより色が変わっていた。
ヴォルフはニヤリと笑いながら目を細めると、少年の短パンの腰に指をかけ、一気に引き下ろした。

引き下ろされた短パンは、ヴォルフによって乱暴に投げ捨てられた。
短パンがあったその下からは白いラインの入った紺色のボクサーが露わになり、その下着もやはり失禁により色が変わるほど濡れていた。
ヴォルフは、先ほどの失禁の様を思い出して嘲笑を浮かべながら、少年のその下着の中心を見つめた。

下着の中心は膨らみがほとんど感じられず、少年の未発達さを物語っていた。

――これでは "まだ" なのも頷けるな――

ヴォルフはそう思った。

「まぁ先ほどあれも飲ませたし、関係ないのだがな…」

ヴォルフはそう呟くと、少年の下着の腰に指をかけ、短パン同様一気に引き下ろしたのだった。

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