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第二章 わだつみの娘と海の国の婚約者
30、幕間 シーア妃という人物。それはオーシアン史最大の謎。<上>
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婚礼衣装の仮縫いの最中、シーアは呼びよせた国内随一の仕立て屋の一行の中に女装した男が混じっている事に気付いた。
暗殺者か、間者か。
しばらく観察していたら目が合う。
あ、気付かれたと思った瞬間、相手は弾かれたように立ちあがり、窓を破って外に飛び出した。
シーアが男に続いて窓から身を躍らせたのと、ガラスの割れる音に室外に待機していた衛兵が入室したのは同時だった。シーアはそのまま一瞬たりとも止まること無く走りにくいドレスで全力疾走しする。
王城を囲む城壁、その外側を海水を引き入れた堀が一周している海の国王城。
城壁には国旗を掲揚するための竿が等間隔に水面と並行に設えてあり、男の腕の太さほどのその木製の竿の先端には細面の男がこちらを向いて立っている。
その腕には、号泣する赤ん坊。
ああ━━最悪だ。
たどり着いた先でその光景を目にしたシーアは、心の中でそう吐き捨てて美しく化粧した顔を歪めたのだった。
シーアや護衛隊の隊員らが一瞬見失った間に、賊は子供を人質に竿の先端に追い詰められていた。真っ直ぐにこちらを向いているその顔から表情は読み取れず、だからこそシーアは内心焦燥を感じて歯噛みした。
「こっちの手落ちだ。追い詰め過ぎた」
掲揚竿に近付く事も出来ず膠着状態にある護衛隊長グレイは、緊迫した面持ちで賊を睨んだままシーアに告げた。
城壁側には護衛隊の一団と、一人の隊員になだめられている錯乱状態に陥った母親だろう女。
堀の向こうには子供の泣き声に人が集まっている。
まずいな。
シーアはその状況に眉をひそめた。
「わたしが行く。みんなもっと下がらせろ」
突如そう断言し竿に近付くシーアの行動をグレイは「駄目だ」と即座に制する。
相手の狙いが国王の婚約者であり、暗殺者である可能性があるこの状態でそれは認められない。
しかしシーアはそんな彼には目もくれず、制止を振り切ろうともがき髪を乱した母親へと目をやる。
「ちゃんと、無事連れ戻すから」
そう優しい微笑を浮かべて告げるは「月光のようにたおやかだ」と言われる純白のドレス姿の婚約者。
母親は涙に濡れる瞳を見張り、言葉を失って呆然とシーアを見詰めた後、縋るようなまなざしで震えるように頷いた。
そんな彼女に大きく頷き、こんな格好では姿ではよじ登る事が出来ないと判断したシーアは胸壁に腰を掛けるようにして矢狭間に上がった。
突如胸壁の上に現れたドレス姿の「海の国の黒真珠」に人々は大きくざわつき、そんな彼らに彼女は柔らかい仕草で右手を掲げて注目を促すと左手の人差し指を口の前に立て、鎮静化させる。
どこでお仕着せのスカートを脱いだのかずいぶんと身軽な服装になっているその男は、決して太くはない竿の上。それも建物三階分に相当しそうな高さで、均衡を保つ努力をする様子もなく微動だにせず立っていた。
船乗りの経験があるのかと、シーアは思った。
「取引しよう。子供を無事返してくれるならこの回りの水門三つ、開けておいてやる」
シーアは穏やかな口調で静かに告げた。
男は水面と、背後の堀の向こうの大衆の人垣をちらりと一瞥する。
「護衛隊長、弓を下ろさせろ」
背後のグレイに告げる。
「わたしがそっちまで行く。子供を無事に返してくれるなら弓も使わない。お前はそこから飛び降りれば逃げおおせるだろう? 水路の先に警備も敷かない」
泣き叫ぶ子供の声に周囲に否応なく焦りの空気が募る中、シーアは努めて冷静に言葉を重ねた。
「聞こえたな? 護衛隊長。指示を頼む」
一方的な指示にグレイは舌打ちした。
眉間に皺を寄せて一瞬逡巡し、判断能力の高いと評される彼はすぐにそれに応じた対応を開始する。
同時にこの騒動が扇動だった場合を想定し、他の賊の侵入の可能性に備えた布陣の敷き直しをそっと部下達に指示した。
相手の様子を見ながら、シーアは国旗竿に降りる。
本来人が乗るような設計ではないが、男の様子からすると二人分の体重には耐える事が出来そうだ。
降りた位置で竿がしなるのが落ち着くのを待った。
半年くらいかな。
手足を精一杯暴れさせ、泣いて全力で抵抗する子供を見て思う。
はやる気持ちと緊張を抑えつけ、落ち着いた様子を装いながらシーアは両腕を軽く上げて丸腰である事を示した。
「少しそちらへ移動するぞ」
仮縫いのドレスにはレースなどの装飾がまだ施されておらず、それは今のシーアそのままに潔い。
そして、幸いな事に非常に軽い状態であった。
動き始めたシーアに緊張した男は再度水面に目をやり、子供を抱える腕に力を込めたのをシーアが目にした瞬間、シーアの体は弾かれたように反応する。
くっそ!
シーアが走りだすのと、男がシーアに向けて子供を放り投げたのは同時であった。
人々の大きなどよめきと背後で母親の絶叫が響く中シーアは手を伸ばし、男は堀に飛び込んだ。
国旗竿の上ではなくわずかにずれた方向へ投じられた子供を抱え込むように左腕でしっかりと抱き、シーアは冷静に右手を国旗を昇降させるロープに伸ばす。
右腕一本に全体重がかかった瞬間、肩と腕に強い衝撃を覚えると同時にシーアは吠えた。
「あっのクソヤロウ!! グレイ! 何ぼさっとしてやがる! さっさと射ろ! 全門封鎖!!」
━━それはない。
それはないぞ、海賊。
グレイはそう心の奥底から唸った。
暗殺者か、間者か。
しばらく観察していたら目が合う。
あ、気付かれたと思った瞬間、相手は弾かれたように立ちあがり、窓を破って外に飛び出した。
シーアが男に続いて窓から身を躍らせたのと、ガラスの割れる音に室外に待機していた衛兵が入室したのは同時だった。シーアはそのまま一瞬たりとも止まること無く走りにくいドレスで全力疾走しする。
王城を囲む城壁、その外側を海水を引き入れた堀が一周している海の国王城。
城壁には国旗を掲揚するための竿が等間隔に水面と並行に設えてあり、男の腕の太さほどのその木製の竿の先端には細面の男がこちらを向いて立っている。
その腕には、号泣する赤ん坊。
ああ━━最悪だ。
たどり着いた先でその光景を目にしたシーアは、心の中でそう吐き捨てて美しく化粧した顔を歪めたのだった。
シーアや護衛隊の隊員らが一瞬見失った間に、賊は子供を人質に竿の先端に追い詰められていた。真っ直ぐにこちらを向いているその顔から表情は読み取れず、だからこそシーアは内心焦燥を感じて歯噛みした。
「こっちの手落ちだ。追い詰め過ぎた」
掲揚竿に近付く事も出来ず膠着状態にある護衛隊長グレイは、緊迫した面持ちで賊を睨んだままシーアに告げた。
城壁側には護衛隊の一団と、一人の隊員になだめられている錯乱状態に陥った母親だろう女。
堀の向こうには子供の泣き声に人が集まっている。
まずいな。
シーアはその状況に眉をひそめた。
「わたしが行く。みんなもっと下がらせろ」
突如そう断言し竿に近付くシーアの行動をグレイは「駄目だ」と即座に制する。
相手の狙いが国王の婚約者であり、暗殺者である可能性があるこの状態でそれは認められない。
しかしシーアはそんな彼には目もくれず、制止を振り切ろうともがき髪を乱した母親へと目をやる。
「ちゃんと、無事連れ戻すから」
そう優しい微笑を浮かべて告げるは「月光のようにたおやかだ」と言われる純白のドレス姿の婚約者。
母親は涙に濡れる瞳を見張り、言葉を失って呆然とシーアを見詰めた後、縋るようなまなざしで震えるように頷いた。
そんな彼女に大きく頷き、こんな格好では姿ではよじ登る事が出来ないと判断したシーアは胸壁に腰を掛けるようにして矢狭間に上がった。
突如胸壁の上に現れたドレス姿の「海の国の黒真珠」に人々は大きくざわつき、そんな彼らに彼女は柔らかい仕草で右手を掲げて注目を促すと左手の人差し指を口の前に立て、鎮静化させる。
どこでお仕着せのスカートを脱いだのかずいぶんと身軽な服装になっているその男は、決して太くはない竿の上。それも建物三階分に相当しそうな高さで、均衡を保つ努力をする様子もなく微動だにせず立っていた。
船乗りの経験があるのかと、シーアは思った。
「取引しよう。子供を無事返してくれるならこの回りの水門三つ、開けておいてやる」
シーアは穏やかな口調で静かに告げた。
男は水面と、背後の堀の向こうの大衆の人垣をちらりと一瞥する。
「護衛隊長、弓を下ろさせろ」
背後のグレイに告げる。
「わたしがそっちまで行く。子供を無事に返してくれるなら弓も使わない。お前はそこから飛び降りれば逃げおおせるだろう? 水路の先に警備も敷かない」
泣き叫ぶ子供の声に周囲に否応なく焦りの空気が募る中、シーアは努めて冷静に言葉を重ねた。
「聞こえたな? 護衛隊長。指示を頼む」
一方的な指示にグレイは舌打ちした。
眉間に皺を寄せて一瞬逡巡し、判断能力の高いと評される彼はすぐにそれに応じた対応を開始する。
同時にこの騒動が扇動だった場合を想定し、他の賊の侵入の可能性に備えた布陣の敷き直しをそっと部下達に指示した。
相手の様子を見ながら、シーアは国旗竿に降りる。
本来人が乗るような設計ではないが、男の様子からすると二人分の体重には耐える事が出来そうだ。
降りた位置で竿がしなるのが落ち着くのを待った。
半年くらいかな。
手足を精一杯暴れさせ、泣いて全力で抵抗する子供を見て思う。
はやる気持ちと緊張を抑えつけ、落ち着いた様子を装いながらシーアは両腕を軽く上げて丸腰である事を示した。
「少しそちらへ移動するぞ」
仮縫いのドレスにはレースなどの装飾がまだ施されておらず、それは今のシーアそのままに潔い。
そして、幸いな事に非常に軽い状態であった。
動き始めたシーアに緊張した男は再度水面に目をやり、子供を抱える腕に力を込めたのをシーアが目にした瞬間、シーアの体は弾かれたように反応する。
くっそ!
シーアが走りだすのと、男がシーアに向けて子供を放り投げたのは同時であった。
人々の大きなどよめきと背後で母親の絶叫が響く中シーアは手を伸ばし、男は堀に飛び込んだ。
国旗竿の上ではなくわずかにずれた方向へ投じられた子供を抱え込むように左腕でしっかりと抱き、シーアは冷静に右手を国旗を昇降させるロープに伸ばす。
右腕一本に全体重がかかった瞬間、肩と腕に強い衝撃を覚えると同時にシーアは吠えた。
「あっのクソヤロウ!! グレイ! 何ぼさっとしてやがる! さっさと射ろ! 全門封鎖!!」
━━それはない。
それはないぞ、海賊。
グレイはそう心の奥底から唸った。
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