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何度目だ1
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「明日が休みでよかった……」
二日酔いと腰の怠さのダブルパンチは、二回目も一緒だった。セックスなんてものは慣れじゃなかったのか。
「そうだね。今日も一日一緒にいられるね」
朝から甘い雰囲気をだしてキスしてくる顔から逃げる。色男っていうのは朝からこんなにサービス過多なんだろうか。過剰サービス、いらない。
「俺、もう帰るから――」
「え? アンリが一緒に食べると思って、朝食も用意してるけど……」
「食べたら帰る」
食べ物につられたわけじゃない。どうせ朝ご飯は食べないといけないし、無駄にするのももったいないから。ただ、それだけだ。
「お昼は最高級の牛をステーキにしてもらう予定なんだけど」
「だってお前、昼までいたら絶対もっかいするっていうだろ」
「……キスだけで我慢する、よ」
生きるか死ぬかを選択しているような真剣な顔で悩んだ後、クロードが言った。言質はとった。嘘をついたら財務に戻るだけの話だ。
「なら昼まで」
「夜は……」
「夜は駄目。先週帰ったら、来週も帰ってこいって言われたから」
先週家に帰ったら、妹の結婚話が出ていた。多分、今日もその話を聞かされるのだろう。四人姉弟の三番目とはいえ、一人息子だからな。父も一人で決めるのが心配なんだろう。
「そうなのか……」
シュンと尻尾を下げた犬のような顔をしているクロードに「明日も会うんだからいいだろ」と言うと、尻尾を振り始めた。
見てる分にはいいんだ。顔いいし、髪の毛サラサラだし、筋肉もしっかりついてるのにムキムキじゃない。こんな顔か身体に生まれたかったな。
「おいで、朝日を見ながらお風呂に入ろう」
ああ、またこのホテルか。高いはずなのに普段遣いとはさすが大使を務めてただけある。
「変なことするなよ」
「キスしかしないよ」
クロードは嘘をつかなかった。確かにキスだ。口ってことは違いない。
「ひゃぁ……っ! あ……駄目っ、そんなところ――」
朝日を浴びながら風呂の縁に座らされてクロードの髪の毛を掴んでいる。
「元気だな。まだイケるんじゃないか」
「だめっ、吸っちゃやだ――っ」
俺のペニスは元気よく勃ちあがり、クロードの形のいい唇に飲み込まれている。
「んっ――ああっ!」
何でこんな極上の男が男の(しかも部下の)モノを咥えて楽しそうなのかがわからない。そして身体の奥に物足りなさを感じる自分の身体も摩訶不思議だ。
「後ろもヒクヒクしてる。挿れてあげようか?」
「い、いらない――」
「残念。でもいいよ。アンリのここ、可愛くて美味しい」
「喋るな! やっ、ア……ああああぁぁ!」
可愛くて悪かったな! 平均だ、平均。馬鹿デカくて長いお前の方が変なんだよ、なんだよあれ――。
「沢山でたね」
ゴクッって飲み干した! 男の精子を飲んだ――。俺の……。
カクって力が抜けたのをまた格好良く抱きあげるんだ。
「お前って変態だろ。彼女がお前を捨てたのもきっとそういうところだろ」
「違うって、あの子は――」
俺の身体を拭きながら、クロードが笑う。
「あの子はなんだよ」
「いや……ヤキモチ? アンリってばヤキモチ妬いてくれてるの?」
「ちーがーう!」
俺がヤキモチ妬くなんてことはない。好きじゃない、こんな人を酔わせていいように身体を弄ぶ男なんか。俺は男でも女でもいい。誠実な、俺だけを好きになってくれる人がいい。
先輩のお嫁さんがこの男と結婚しなかったのは、疲れたからだろうなと思う。こんな顔も身体も極上で、地位も名誉も金もある男が自分にずっと惚れてくれるなんて思えるはずがない。きっと、疲れる。仕事で遅くなっても、友達と会っていても疑心暗鬼で心安まることもないだろう。
「本当に違うんだよ。そのうち紹介できたらいいなと思うんだけど」
「別にいらないし。先輩に紹介してもらうからいいし」
「その先輩が気に入らん! 私の好きなものにばかり好かれて!」
「はいはい、先輩は誠実なんだよ。それに優しいし、誰かさんと違って紳士なんじゃない?」
「私のどこが誠実じゃないんだ。紳士だよ」
その顔で、おっ勃てるのやめろよ、犯罪だぞ。
キスっていいながらフェラするような男は紳士じゃない。
でもまぁ、朝食のパンケーキも、昼食の牛のステーキも美味しかった。エロいことしなかったらいいやつなのに残念だ。
キス? 顎も舌も疲れて、一眠りしてしまうくらいやられた。仕事のせいでストレスたまってるんだろうな。こんなのがストレス解消になるとは思えないけど。ご馳走様でした。
二日酔いと腰の怠さのダブルパンチは、二回目も一緒だった。セックスなんてものは慣れじゃなかったのか。
「そうだね。今日も一日一緒にいられるね」
朝から甘い雰囲気をだしてキスしてくる顔から逃げる。色男っていうのは朝からこんなにサービス過多なんだろうか。過剰サービス、いらない。
「俺、もう帰るから――」
「え? アンリが一緒に食べると思って、朝食も用意してるけど……」
「食べたら帰る」
食べ物につられたわけじゃない。どうせ朝ご飯は食べないといけないし、無駄にするのももったいないから。ただ、それだけだ。
「お昼は最高級の牛をステーキにしてもらう予定なんだけど」
「だってお前、昼までいたら絶対もっかいするっていうだろ」
「……キスだけで我慢する、よ」
生きるか死ぬかを選択しているような真剣な顔で悩んだ後、クロードが言った。言質はとった。嘘をついたら財務に戻るだけの話だ。
「なら昼まで」
「夜は……」
「夜は駄目。先週帰ったら、来週も帰ってこいって言われたから」
先週家に帰ったら、妹の結婚話が出ていた。多分、今日もその話を聞かされるのだろう。四人姉弟の三番目とはいえ、一人息子だからな。父も一人で決めるのが心配なんだろう。
「そうなのか……」
シュンと尻尾を下げた犬のような顔をしているクロードに「明日も会うんだからいいだろ」と言うと、尻尾を振り始めた。
見てる分にはいいんだ。顔いいし、髪の毛サラサラだし、筋肉もしっかりついてるのにムキムキじゃない。こんな顔か身体に生まれたかったな。
「おいで、朝日を見ながらお風呂に入ろう」
ああ、またこのホテルか。高いはずなのに普段遣いとはさすが大使を務めてただけある。
「変なことするなよ」
「キスしかしないよ」
クロードは嘘をつかなかった。確かにキスだ。口ってことは違いない。
「ひゃぁ……っ! あ……駄目っ、そんなところ――」
朝日を浴びながら風呂の縁に座らされてクロードの髪の毛を掴んでいる。
「元気だな。まだイケるんじゃないか」
「だめっ、吸っちゃやだ――っ」
俺のペニスは元気よく勃ちあがり、クロードの形のいい唇に飲み込まれている。
「んっ――ああっ!」
何でこんな極上の男が男の(しかも部下の)モノを咥えて楽しそうなのかがわからない。そして身体の奥に物足りなさを感じる自分の身体も摩訶不思議だ。
「後ろもヒクヒクしてる。挿れてあげようか?」
「い、いらない――」
「残念。でもいいよ。アンリのここ、可愛くて美味しい」
「喋るな! やっ、ア……ああああぁぁ!」
可愛くて悪かったな! 平均だ、平均。馬鹿デカくて長いお前の方が変なんだよ、なんだよあれ――。
「沢山でたね」
ゴクッって飲み干した! 男の精子を飲んだ――。俺の……。
カクって力が抜けたのをまた格好良く抱きあげるんだ。
「お前って変態だろ。彼女がお前を捨てたのもきっとそういうところだろ」
「違うって、あの子は――」
俺の身体を拭きながら、クロードが笑う。
「あの子はなんだよ」
「いや……ヤキモチ? アンリってばヤキモチ妬いてくれてるの?」
「ちーがーう!」
俺がヤキモチ妬くなんてことはない。好きじゃない、こんな人を酔わせていいように身体を弄ぶ男なんか。俺は男でも女でもいい。誠実な、俺だけを好きになってくれる人がいい。
先輩のお嫁さんがこの男と結婚しなかったのは、疲れたからだろうなと思う。こんな顔も身体も極上で、地位も名誉も金もある男が自分にずっと惚れてくれるなんて思えるはずがない。きっと、疲れる。仕事で遅くなっても、友達と会っていても疑心暗鬼で心安まることもないだろう。
「本当に違うんだよ。そのうち紹介できたらいいなと思うんだけど」
「別にいらないし。先輩に紹介してもらうからいいし」
「その先輩が気に入らん! 私の好きなものにばかり好かれて!」
「はいはい、先輩は誠実なんだよ。それに優しいし、誰かさんと違って紳士なんじゃない?」
「私のどこが誠実じゃないんだ。紳士だよ」
その顔で、おっ勃てるのやめろよ、犯罪だぞ。
キスっていいながらフェラするような男は紳士じゃない。
でもまぁ、朝食のパンケーキも、昼食の牛のステーキも美味しかった。エロいことしなかったらいいやつなのに残念だ。
キス? 顎も舌も疲れて、一眠りしてしまうくらいやられた。仕事のせいでストレスたまってるんだろうな。こんなのがストレス解消になるとは思えないけど。ご馳走様でした。
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