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アメフラシの願い
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「もうほとんど教えることはないですね」
夜都は、そう言って本を閉じた。三ヶ月ほど経ったある日、夜都がそう言った。
「そうかな? ここで働ける?」
読み書きを覚えた程度では無理かなと思いつつ、碧は期待の目で夜都に尋ねた。
「働く? 碧がですか」
困ったように夜都が思案していると、慣れたように美海が入ってきた。
「え、何? 何なの」
部屋の空気が微妙なことにすぐ気付くのが美海のすごいところだ。
「美海! 昼ご飯まで来たんですか」
夜都の訝しげな視線を受けても、美海は全く気にしない。
「だって、どうせ食べるなら楽しく食べたいじゃない」
「なら、私だっておやつも来ますよ」
「いいわよ。別に」
時間配分が決められていたのだろうかと思いながら、碧は笑った。別にこの二人なら来ても構わない。
「どうして、陽王は朝しか一緒じゃないのかな?」
夜都も美海も昼とおやつに来るなら陽王が来てもおかしくないのに、仕事が忙しいから来ないのだと思っていた碧はふと尋ねた。
「メリルラシュ国では朝は家族と一緒に過ごすんです。だから巫女(アメフラシ)が家族の扱いだということを名言しているのです」
「そういえば、朝は巫女(アメフラシ)と祭司が一緒に食事するって決まっているって言ってた」
「巫女(アメフラシ)は最初、どうしても自分の祭司のことを怖がるので……」
「そりゃそうだろ」
自分を強姦した相手、しかも美形とはいえごつい外人さんだもんな。怖いに決まっている。
「せめて朝だけは対外的に家族であることを見せるために一緒に食事をしてもらうんです。そうですね、
慣れたら一緒に他の時間も食事をとってもいいと思いますよ。碧と二人で食事できないのは少し残念ですけど」
夜都はフフッと笑った。最初の方は硬かった笑い顔が柔らかくなったなと思う。
「俺は陽王と一緒にいても大丈夫だし、この部屋は陽王の部屋なのに――」
それが一番悪いなと思うのだ。
「この部屋が気に入らないのでしたら碧様の部屋もございますよ。そちらに移られてはいかがですか? 陽王は忙しいのであまり無理を言っては……」
美海の侍女がそう言った。碧の我が儘だと言われればそうかもしれない。でも、と碧は夜都と美海を見ているとそれほど忙しいようには見えないのだ。
「美海も夜都も来られるのに陽王だけが忙しいっておかしくない?」
同じ祭司で一族の代表なのだ。いっそ、陽王が碧と一緒にいたくないと思っているなら碧も納得するが。
「陽王のものたちが少ないので、一人ひとりの負担が大きいのは確かですね」
「でも夜都のものたちが手伝ってるって言ってたよね? 侍女だって美海のものなんだろう? もう少し余裕ができるように人を増やしたりできないのかな……」
夜都と美海は僅かに目線を交わしていた。
「本来、手をかすべきではないのです。陽王は信用できないので監視するために手伝っているだけですわ」
美海の妹のサナの言葉に驚いて、碧は目を瞬いた。夜都を見ると目を逸らされ、美海を見ると苦いものを噛んだような顔で微笑み返された。
事実なんだ、とはっきりわかった。
「やめなさい、サナ。碧に聞かせることではないわ」
「でも! 陽王のもののせいで雨が降らなくなったのに、祭司に選ばれるなんて!」
美海の妹が叫んだ言葉に、他の侍女も頷いている。
「神様が選んだの。文句を言ってはいけないわ」
「神様だってお間違えになることもあります。夜都も兄様も碧を気に入っているのに――」
「……黙りなさい。部屋から出ていって」
普段、笑顔を浮かべている美海の真面目な顔に美海の侍女達はコクリと息を飲んだ。
「私は陽王のものが未だ一族を保っているのも不快です。水瀬は――」
「出ていきなさい!」
美海は声を荒らげた。
碧は、ヒュッと喉が鳴った。男の怒鳴り声に身体が竦む。出ていくなら、自分が出ていきたいと碧は真剣にそう思った。
きっと雲が出てくるに違いない。喉が渇いて、唾を飲み込んだ。
美海の侍女達が出ていくと、美海は頭を下げた。
「ごめんなさい、大きな声を出してしまったわね。美海は八家から落とされた水瀬の一族と仲がよかったのよ。サナの母は水瀬だったから、余計ね。でもこんなに碧を悲しませたら、陽王に怒られてしまうわ」
「陽王に?」
美海はフッと息を吐いて、戯けたように笑った。
「ええ、碧が怖がるから絶対に声を荒らげないようにって言われていたのに」
細やかな気遣いを見せる美海ならともかく、陽王が碧を気遣ってくれていたことに驚いた。そう言えばそうだ。陽王は強引なところはあっても、碧に怒鳴ったりしない。それは碧が父親を思い出して、身体が強張ることに気付いているからだろう。
「監視するためだけに人を貸してるわけではないのですよ。私や美海は陽王とは幼馴染みで、同じ立場だから、少しでも手を貸したい。弱みを見せないように陽王が沢山の仕事をしていることもわかっています。我々は陽王に瑕疵がないと証明するためにも監視をしています」
「陽王がやったことじゃないのに、どうしてあそこまで言われないといけないんだ――」
自分と同じじゃないかと思った。
父が暴力を振るったから母は、似ているというだけで碧を避けようとする。確かに二人で助け合っていたこともあったはずなのに、今は生きているだけで母の苦痛の元になってしまう。
「碧の世界は個人や家族単位で物事を考えるからわからないと思うわ。でも例えば、あなたの父親が人を死に追いやって、そのせいで国が滅びそうになったら、あなたは皆から恨まれてもしかたがないと思わない?」
「しかたがないかもしれない。恨むと思う」
「……わかってもらえて――」
「でも俺なら、そんなに恨まれて憎まれるのなら、仕事なんてやらない! どうして自分を恨んでいる人のために寝る時間を削ってまで働かないといけなんだ!」
コンコンと扉が鳴って、碧が振り向くとそこには陽王が立っていた。いつからいたのかわからない。けれど、内側に立ってそこの扉を叩いたということは、気付く前からいたということだ。
「陽王、早かったわね」
「雨が降ってきたからな。しかも結構な雨だ」
激昂して気付いていなかったけれど、外を見ると確かに大粒の雨が目に映った。
「聞いていたの?」
頷いた陽王は、聞いた美海ではなく碧を見ていた。
「陽王の巫女(アメフラシ)は陽王の巫女ということですね」
夜都の言葉の意味がわからない。
「碧、そんなに泣かなくていい」
「そんなの、知るか!」
大股で歩いて来た陽王は、碧の何も出ていない眦を撫でた。
「私は気にしていない。が、嬉しいものだな」
いつも自分の事を我という陽王が、私と言った。それがどういう意味なのか碧にはわからないけれど、素の陽王を見たような気がした。
陽王は碧の額に自分の額をくっつけて微かに笑った。
「俺が嫌だ……。祭司は、巫女(アメフラシ)の環境を調えるのが仕事なんだろ。俺が望むことを叶えてくれるんじゃないのかよ」
「我の巫女(アメフラシ)は本当に我が儘だ」
我と戻った陽王は、部屋の外でいつも見せるポーカーフェイスなイケメンに戻っていた。
「俺は朝だけじゃなくてせめて夜くらい一緒に食べたい。ここでは家族で食べるのが朝食かもしれないけど、俺の国では家族は夕食を一緒に食べるんだ。それから、たまには一日遊びに連れて行ってくれ。メリルラシュ国には庭園と図書館しかないわけじゃないだろう。あとは、陽王の侍女はいないのかよ。美海の侍女たちも親切にしてくれるし、気が利くけど、陽王の侍女たちにも会ってみたい。皆あんたみたいな偉そうなのか確かめたい」
碧は陽王に指折り伝えた。無理かもしれないけれど、言ってみる価値はある。
「巫女(アメフラシ)の願いなのだから、しかたないわね」
「ああ、巫女(アメフラシ)が陽王に要請したのを確かに確認した。陽王の長老にもそう伝えよう」
真面目な顔で、二人は頷いて、陽王の肩を軽く叩いて出ていった。
「陽王のものたちは優しいけれど臆病だ。他の一族の陰口に傷ついて城を去ったものが多い。直ぐにというわけにはいかないだろうが、呼び寄せてみよう。巫女(アメフラシ)の望みと聞けば、勇気もでるだろう」
「俺、陽王のものたちに辛いことを強いたいわけじゃないんだ。ただ、あんたへの評価が許せなかったから――」
「ありがとう、碧」
陽王は軽く碧の唇にキスをした。今までしたどんな濃厚なキスより、恥ずかしくて碧は俯いて「どういたしまして」と口早に伝えた。
夜都は、そう言って本を閉じた。三ヶ月ほど経ったある日、夜都がそう言った。
「そうかな? ここで働ける?」
読み書きを覚えた程度では無理かなと思いつつ、碧は期待の目で夜都に尋ねた。
「働く? 碧がですか」
困ったように夜都が思案していると、慣れたように美海が入ってきた。
「え、何? 何なの」
部屋の空気が微妙なことにすぐ気付くのが美海のすごいところだ。
「美海! 昼ご飯まで来たんですか」
夜都の訝しげな視線を受けても、美海は全く気にしない。
「だって、どうせ食べるなら楽しく食べたいじゃない」
「なら、私だっておやつも来ますよ」
「いいわよ。別に」
時間配分が決められていたのだろうかと思いながら、碧は笑った。別にこの二人なら来ても構わない。
「どうして、陽王は朝しか一緒じゃないのかな?」
夜都も美海も昼とおやつに来るなら陽王が来てもおかしくないのに、仕事が忙しいから来ないのだと思っていた碧はふと尋ねた。
「メリルラシュ国では朝は家族と一緒に過ごすんです。だから巫女(アメフラシ)が家族の扱いだということを名言しているのです」
「そういえば、朝は巫女(アメフラシ)と祭司が一緒に食事するって決まっているって言ってた」
「巫女(アメフラシ)は最初、どうしても自分の祭司のことを怖がるので……」
「そりゃそうだろ」
自分を強姦した相手、しかも美形とはいえごつい外人さんだもんな。怖いに決まっている。
「せめて朝だけは対外的に家族であることを見せるために一緒に食事をしてもらうんです。そうですね、
慣れたら一緒に他の時間も食事をとってもいいと思いますよ。碧と二人で食事できないのは少し残念ですけど」
夜都はフフッと笑った。最初の方は硬かった笑い顔が柔らかくなったなと思う。
「俺は陽王と一緒にいても大丈夫だし、この部屋は陽王の部屋なのに――」
それが一番悪いなと思うのだ。
「この部屋が気に入らないのでしたら碧様の部屋もございますよ。そちらに移られてはいかがですか? 陽王は忙しいのであまり無理を言っては……」
美海の侍女がそう言った。碧の我が儘だと言われればそうかもしれない。でも、と碧は夜都と美海を見ているとそれほど忙しいようには見えないのだ。
「美海も夜都も来られるのに陽王だけが忙しいっておかしくない?」
同じ祭司で一族の代表なのだ。いっそ、陽王が碧と一緒にいたくないと思っているなら碧も納得するが。
「陽王のものたちが少ないので、一人ひとりの負担が大きいのは確かですね」
「でも夜都のものたちが手伝ってるって言ってたよね? 侍女だって美海のものなんだろう? もう少し余裕ができるように人を増やしたりできないのかな……」
夜都と美海は僅かに目線を交わしていた。
「本来、手をかすべきではないのです。陽王は信用できないので監視するために手伝っているだけですわ」
美海の妹のサナの言葉に驚いて、碧は目を瞬いた。夜都を見ると目を逸らされ、美海を見ると苦いものを噛んだような顔で微笑み返された。
事実なんだ、とはっきりわかった。
「やめなさい、サナ。碧に聞かせることではないわ」
「でも! 陽王のもののせいで雨が降らなくなったのに、祭司に選ばれるなんて!」
美海の妹が叫んだ言葉に、他の侍女も頷いている。
「神様が選んだの。文句を言ってはいけないわ」
「神様だってお間違えになることもあります。夜都も兄様も碧を気に入っているのに――」
「……黙りなさい。部屋から出ていって」
普段、笑顔を浮かべている美海の真面目な顔に美海の侍女達はコクリと息を飲んだ。
「私は陽王のものが未だ一族を保っているのも不快です。水瀬は――」
「出ていきなさい!」
美海は声を荒らげた。
碧は、ヒュッと喉が鳴った。男の怒鳴り声に身体が竦む。出ていくなら、自分が出ていきたいと碧は真剣にそう思った。
きっと雲が出てくるに違いない。喉が渇いて、唾を飲み込んだ。
美海の侍女達が出ていくと、美海は頭を下げた。
「ごめんなさい、大きな声を出してしまったわね。美海は八家から落とされた水瀬の一族と仲がよかったのよ。サナの母は水瀬だったから、余計ね。でもこんなに碧を悲しませたら、陽王に怒られてしまうわ」
「陽王に?」
美海はフッと息を吐いて、戯けたように笑った。
「ええ、碧が怖がるから絶対に声を荒らげないようにって言われていたのに」
細やかな気遣いを見せる美海ならともかく、陽王が碧を気遣ってくれていたことに驚いた。そう言えばそうだ。陽王は強引なところはあっても、碧に怒鳴ったりしない。それは碧が父親を思い出して、身体が強張ることに気付いているからだろう。
「監視するためだけに人を貸してるわけではないのですよ。私や美海は陽王とは幼馴染みで、同じ立場だから、少しでも手を貸したい。弱みを見せないように陽王が沢山の仕事をしていることもわかっています。我々は陽王に瑕疵がないと証明するためにも監視をしています」
「陽王がやったことじゃないのに、どうしてあそこまで言われないといけないんだ――」
自分と同じじゃないかと思った。
父が暴力を振るったから母は、似ているというだけで碧を避けようとする。確かに二人で助け合っていたこともあったはずなのに、今は生きているだけで母の苦痛の元になってしまう。
「碧の世界は個人や家族単位で物事を考えるからわからないと思うわ。でも例えば、あなたの父親が人を死に追いやって、そのせいで国が滅びそうになったら、あなたは皆から恨まれてもしかたがないと思わない?」
「しかたがないかもしれない。恨むと思う」
「……わかってもらえて――」
「でも俺なら、そんなに恨まれて憎まれるのなら、仕事なんてやらない! どうして自分を恨んでいる人のために寝る時間を削ってまで働かないといけなんだ!」
コンコンと扉が鳴って、碧が振り向くとそこには陽王が立っていた。いつからいたのかわからない。けれど、内側に立ってそこの扉を叩いたということは、気付く前からいたということだ。
「陽王、早かったわね」
「雨が降ってきたからな。しかも結構な雨だ」
激昂して気付いていなかったけれど、外を見ると確かに大粒の雨が目に映った。
「聞いていたの?」
頷いた陽王は、聞いた美海ではなく碧を見ていた。
「陽王の巫女(アメフラシ)は陽王の巫女ということですね」
夜都の言葉の意味がわからない。
「碧、そんなに泣かなくていい」
「そんなの、知るか!」
大股で歩いて来た陽王は、碧の何も出ていない眦を撫でた。
「私は気にしていない。が、嬉しいものだな」
いつも自分の事を我という陽王が、私と言った。それがどういう意味なのか碧にはわからないけれど、素の陽王を見たような気がした。
陽王は碧の額に自分の額をくっつけて微かに笑った。
「俺が嫌だ……。祭司は、巫女(アメフラシ)の環境を調えるのが仕事なんだろ。俺が望むことを叶えてくれるんじゃないのかよ」
「我の巫女(アメフラシ)は本当に我が儘だ」
我と戻った陽王は、部屋の外でいつも見せるポーカーフェイスなイケメンに戻っていた。
「俺は朝だけじゃなくてせめて夜くらい一緒に食べたい。ここでは家族で食べるのが朝食かもしれないけど、俺の国では家族は夕食を一緒に食べるんだ。それから、たまには一日遊びに連れて行ってくれ。メリルラシュ国には庭園と図書館しかないわけじゃないだろう。あとは、陽王の侍女はいないのかよ。美海の侍女たちも親切にしてくれるし、気が利くけど、陽王の侍女たちにも会ってみたい。皆あんたみたいな偉そうなのか確かめたい」
碧は陽王に指折り伝えた。無理かもしれないけれど、言ってみる価値はある。
「巫女(アメフラシ)の願いなのだから、しかたないわね」
「ああ、巫女(アメフラシ)が陽王に要請したのを確かに確認した。陽王の長老にもそう伝えよう」
真面目な顔で、二人は頷いて、陽王の肩を軽く叩いて出ていった。
「陽王のものたちは優しいけれど臆病だ。他の一族の陰口に傷ついて城を去ったものが多い。直ぐにというわけにはいかないだろうが、呼び寄せてみよう。巫女(アメフラシ)の望みと聞けば、勇気もでるだろう」
「俺、陽王のものたちに辛いことを強いたいわけじゃないんだ。ただ、あんたへの評価が許せなかったから――」
「ありがとう、碧」
陽王は軽く碧の唇にキスをした。今までしたどんな濃厚なキスより、恥ずかしくて碧は俯いて「どういたしまして」と口早に伝えた。
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