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凛の最初の話【1】

するよ

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「凛さんが、病気もちだって言ってないよ」

私の顔を拓夢は、覗き込んだ。家電製品からの電気でお互いの顔や体がうっすらとわかる。それが、妙にドキドキする。

「誰とでもするの?」

「しないよ」

「じゃあ、どうして?」

「わからないけど、いろんな事忘れたい」

そう言って、拓夢は私を引き寄せて抱き締める。

「しようか?」

「して」

さっきのキスをされた。頭の中が痺れてく、背徳感、罪悪感、嫌悪感、混ざり合ってこの胸に落ちていく。

「ハァ、んんっ」

「凛さん、可愛い」

「凛でいいから」

バスタオルがはずされた。

「凛、恥ずかしい?」

「恥ずかしい」

「綺麗だよ」

そう言って、首筋を舐められた。

「んんっ、アッ」

舌先でゆっくりと下に下がっていく。私は、拓夢のものを触った。

「膨らんでる」

「だって、エロいから」

安心していた。膨らまなかったらどうしようと思っていた。ベッドに横にされる。垂れてきた胸を舐められる。歯と舌を使って膨らみを丁寧に愛撫される。

「んんっ」

背中が浮いていく。頭の中がしたい事ばっかり広がってく。久しぶりの感覚。セックス以外考えてない感覚。

「気持ちいいの?」

「気持ちいい」

頭の中が、真っ白になってく…。
お腹に舌を這わされて、ゆっくり下に下がっていこうとした拓夢を止めた。

「どうしたの?」

「駄目、昨日したから!中に出してるから」

思い出して、止めた。

「大丈夫だよ」

「駄目」

「じゃあ、ここだけ」

一番敏感な場所を舐められた。

「アッ、ハァ、んんっ、イヤッ」

腰がゆっくり浮いていく。

「これ、好きなんだね!じゃあ、これも?」

「ァァッ」

長い指がゆっくりと中に入ってくるのを感じる。

「おかしくなりそう」

「なっていいよ」

頭の中が痺れてく。身体中を快感が駆け巡ってく。

「んんっ、アッ、アッ」

「もう一本いれなきゃ無理かな?」

指を増やされた。
何度も腰が浮いてく。

「ダメ」

「いいよ」

「アッー、んんっ」

私は、果てた。

「いれたいよ、凛」

「来て」

拓夢は、避妊具を着けてゆっくりと私の中に入ってきた。

「気持ちいい」

「いっぱいして」

果てたばかりで、敏感な身体に電気が走る。

「無茶苦茶にしていいから」

私は、拓夢の頬に手を当てる。

「わかった」

「して」

拓夢は、無茶苦茶に腰をぶつけてくる。

「ァァッ、んんっ」

壊れそうな程、打ち付けられる度に、体の中を得たいの知れない快感が走り出す。頭が真っ白になって、結合している場所にしか感覚がいかない。私が味わいたかったセックスがここにあるのをハッキリと感じた。

「一緒にいこうか」

「うん」

私は、くるりと向かされて拓夢は動物のように私を後ろから犯した。

「んんっ、ハァ」

「ハァ、ハァ、ハァ」

私と拓夢は、果てた。
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