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拓夢の話4
来客……
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どう考えたっておかしい。覗いた先が、暗闇だった。
「大丈夫?」
「凛、怖い」
ピンポーン、ピポ、ピポ、ピポ、ピポ、ピンポーン…
俺は、凛の耳を震えながら塞いだ。凛は、俺にしがみついている。
ガチャン…ガチャ…ガチャ…ガチャン…
ピポ、ピンポーン、ガチャ、ガチャ…
どれぐらいそうされていただろうか?やっと、静かになった。
「帰ったみたい」
「よかった」
俺は、立ち上がってドアスコープを覗き込んだ。さっきとは、違って外の光が見えていた。
「何だったのかな?」
「わからない」
「夫は、出張に行ったから違うよ」
凛は、そう言って俺を見つめる。
「わかってるよ!凛の旦那さんが、そんな事する筈ない」
「うん」
俺は、凛の頭を優しく撫でる。
「チェーンかけとく」
「うん」
俺は、チェーンを閉める。その瞬間、ピンポーン
また、来た…。
ドアスコープを覗いた。
「拓夢?」
「美沙がいる」
「美沙?」
「元カノ」
凛は、立ち上がるのをやめた。
ピンポーン
ドン…ドンドン…
ピンポーン
ダン…ダンダン…
「拓夢、大丈夫?」
「どうして?」
「震えてるよ。怖いの?」
智が、話した事を思い出していた。ドアスコープを覗いたまま立ちすくんでる俺の手を凛は、両手で包み込んだ。
ピンポーン
「たっちゃん、いないの?大丈夫?」
その声に、俺は凛の傍に座った。
「拓夢、大丈夫?」
「怖い」
ピンポーン…
また、インターホンが鳴る。
「大丈夫だよ」
凛の言葉に、俺はキスをする。ドア一枚隔てた向こうに、美沙がいるのにそんな事忘れるぐらい。俺は、凛が欲しくなった。
「凛」
凛のシャツの下から手を入れる。
「拓夢、ここで…」
凛の声を無視して、俺は凛の胸を触った。
「んっ」
そう言いながらも、凛の体は反応する。
ガンガン…ピンポーン、ピポ、ピポ、ピンポーン
もう、その音はBGMで!
俺は、凛を床に押し倒した。
凛は、俺の頬に優しく手を当ててくれる。俺は、吸い込まれるように唇を重ねて舌をいれる。
「ハァッハァッ」
「んんっ」
凛と息が重なるだけで、興奮と幸せが押し寄せてきて、頭の奥が痺れる。
ガチャン…
「何?」
大きな音がして、凛がそう言った。俺もビックリして振り返った。
「ヤバい、ゆっくり向こうに行こう」
「うん」
俺と凛は、音を出さないように歩く。どうやら、美沙がドアにある郵便受けから家の中を覗こうとしているようだった。
「大丈夫?」
「うん」
視覚になる洗面所に凛とやってきた。
リリリリリーン
けたたましい音を響かせて、俺のスマホは鳴っている。
「いるんじゃない!たっちゃん、たっちゃん」
ガチャン、ガチャン、ダン、ダン、ピンポーン、ピンポーン
その音に、俺は少しだけ玄関を覗き込んだ。ドアについてる郵便受けから、美沙が覗いてるような気がする。
「たっちゃん、開けなよ!早く、開けて」
さっきより、声が響いて聞こえてくる。
「大丈夫?」
「凛、怖い」
ピンポーン、ピポ、ピポ、ピポ、ピポ、ピンポーン…
俺は、凛の耳を震えながら塞いだ。凛は、俺にしがみついている。
ガチャン…ガチャ…ガチャ…ガチャン…
ピポ、ピンポーン、ガチャ、ガチャ…
どれぐらいそうされていただろうか?やっと、静かになった。
「帰ったみたい」
「よかった」
俺は、立ち上がってドアスコープを覗き込んだ。さっきとは、違って外の光が見えていた。
「何だったのかな?」
「わからない」
「夫は、出張に行ったから違うよ」
凛は、そう言って俺を見つめる。
「わかってるよ!凛の旦那さんが、そんな事する筈ない」
「うん」
俺は、凛の頭を優しく撫でる。
「チェーンかけとく」
「うん」
俺は、チェーンを閉める。その瞬間、ピンポーン
また、来た…。
ドアスコープを覗いた。
「拓夢?」
「美沙がいる」
「美沙?」
「元カノ」
凛は、立ち上がるのをやめた。
ピンポーン
ドン…ドンドン…
ピンポーン
ダン…ダンダン…
「拓夢、大丈夫?」
「どうして?」
「震えてるよ。怖いの?」
智が、話した事を思い出していた。ドアスコープを覗いたまま立ちすくんでる俺の手を凛は、両手で包み込んだ。
ピンポーン
「たっちゃん、いないの?大丈夫?」
その声に、俺は凛の傍に座った。
「拓夢、大丈夫?」
「怖い」
ピンポーン…
また、インターホンが鳴る。
「大丈夫だよ」
凛の言葉に、俺はキスをする。ドア一枚隔てた向こうに、美沙がいるのにそんな事忘れるぐらい。俺は、凛が欲しくなった。
「凛」
凛のシャツの下から手を入れる。
「拓夢、ここで…」
凛の声を無視して、俺は凛の胸を触った。
「んっ」
そう言いながらも、凛の体は反応する。
ガンガン…ピンポーン、ピポ、ピポ、ピンポーン
もう、その音はBGMで!
俺は、凛を床に押し倒した。
凛は、俺の頬に優しく手を当ててくれる。俺は、吸い込まれるように唇を重ねて舌をいれる。
「ハァッハァッ」
「んんっ」
凛と息が重なるだけで、興奮と幸せが押し寄せてきて、頭の奥が痺れる。
ガチャン…
「何?」
大きな音がして、凛がそう言った。俺もビックリして振り返った。
「ヤバい、ゆっくり向こうに行こう」
「うん」
俺と凛は、音を出さないように歩く。どうやら、美沙がドアにある郵便受けから家の中を覗こうとしているようだった。
「大丈夫?」
「うん」
視覚になる洗面所に凛とやってきた。
リリリリリーン
けたたましい音を響かせて、俺のスマホは鳴っている。
「いるんじゃない!たっちゃん、たっちゃん」
ガチャン、ガチャン、ダン、ダン、ピンポーン、ピンポーン
その音に、俺は少しだけ玄関を覗き込んだ。ドアについてる郵便受けから、美沙が覗いてるような気がする。
「たっちゃん、開けなよ!早く、開けて」
さっきより、声が響いて聞こえてくる。
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