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凛の話12

素敵だね…

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何も感じないと思っていた。だけど、凛君の膨らみは静まる事はなかった。

「凛、綺麗だね」

凛君は、それどころか泣いてる。

「どうして、泣くの?」

私は、左手を凛君の頬に持っていく。

「想像していたより綺麗で、驚いてる。それと同時に、こんなに大好きな凛の胸を見れる日がくるなんて嬉しくて嬉しくて堪らない。忘れないぐらい、みたい。いい?」

私は、頷くしか出来なかった。だって、凛君は私をこんなに…。
ただ、真っ直ぐに思ってくれてるから…。

さっきから、穴が開く程、胸を見つめられてる。だんだんと、恥ずかしくなってくる。

「凛」

「何?」

「キスしていい?」

「胸に?」

「うん」

「いいよ」

もう、こうなったら凛君の好きにさせてあげよう。嫌、そうじゃない。私は、さっきのを忘れたくて凛君を利用してる。凛君の純粋な想いを利用して、快楽で頭の中を真っ白にしたいだけ…。世の中の人には、軽蔑される。龍ちゃんが、知ったら?私をいらないって言うのかな…。こんな、逃げてばかりの私はいらないって言うのかな…。

「んんっ」

ぎこちなく胸にキスをされる。さっきのキス…。大人なキス。だから、自然と声が漏れてしまった。

「気持ちいいんだね!凛」

凛君は、嬉しそうに笑って、左の胸にキスをしながら右の胸を揉んでくる。

「ハァ、うんっっ」

私が、吐息混じりの声を漏らせば余計にそれを繰り返す。まだ、凛君の下半身に手を置いていた。さっきより、膨らんだ気がする。

「凛、見せて」

「何を?」

「こっちも…」

そう言ってズボンを下げられそうになって、私は咄嗟にズボンを掴んでいた。

「駄目」

「どうして?」

「こっちは、駄目」

「何で?見るだけだよ」

要求がエスカレートしてるのがわかる。

「それだけじゃ、すまなくなる」

「初めて見るのは、凛のがいい。こんな風にキスしてあげたい」

凛君は、そう言いながら泣いてる。

「ごめんね。私が本当に16歳だったら見せてあげたよ」

凛君は、私の言葉にハッとした顔をした。

「触り合いしよう!見ないから…」

その言葉に私は、頷いた。

「その代わり、僕で感じてる顔見せて…」

「凛君…」

「ちゃんとこの目に焼き付けるから…。お願い」

涙で潤んだ目で見つめられると駄目とは言えなかった。

「わかった」

恥ずかしいぐらい、受け入れようとしてる私の体

触り合いなんかしたら、どうなるかわからない。

でも、最後まではしちゃ駄目。

凛君は、私の隣に寝転がった。

「顔を見てて!僕も、見るから…」

凛君に、ズボンのホックをはずされる。私も、手探りで凛君のベルトを外す。

「凛とこんな事が出来るなんて、夢みたい」

そう言って、凛君は泣きながら私のズボンのチャックを手探りでおろしてる。

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