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エピローグ【拓夢の話3】
撮影は、順調に進んで行く
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「じゃあ、次は…。こんな感じで」
金魚鉢に舌をつけるように言われる。
「えっとね、お互いにそうだな!深いキスするような感じを想像してくれるかな」
俺と凛は、浅野さんにそう言われる。
「これはね、PVに使う所だからうまくやって欲しいんだ。首は、向こうでね」
何度も修正される。「オッケー、そのままね」そしてまたカメラのシャッター音が響く。
「じゃあ、次は…」
そう言って、浅野さんに金魚鉢をとられると俺は、急に恥ずかしくなってきた。
「アレルギーない?」
「大丈夫です」
大きな棒つきの飴を差し出された。レインボーの色をしている。
「えっとね!飴をお互いにかじってくれるかな!」
そう言われて、俺と凛は飴を口に含んだ。
「目線は、飴を見つめる感じね。オッケー、そのままね」
浅野さんの言葉に、またシャッター音が鳴り響く。
「じゃあ、次は舌をだして、さっき金魚鉢でしたみたいな感じね。オッケー、そのままね」
二人のキスを覗かれてるみたいで身体中が熱を持つ。
「オッケー、オッケー」
浅野さんに、飴をはずされる。
「食べる?」
「あっ、後で」
俺は、袋に入れた飴を差し出されて持った。
「お疲れさまー。PVは、また着替えるからね!テーマは、不倫だからね」
菅野さんの言葉に、心臓がチクリと痛んだ。
「もどかしい距離の中で、繋がれない二人。だけど、確かに愛は存在していて自分を救ってくれた。私は、そんなイメージを受け取ったんだ」
菅野さんは、そう言って笑った。俺と凛の撮影が終わり、理沙ちゃんとまっつんも同じ事をさせられていた。それから、夕方までプロモーションビデオの撮影は続いた。
終わった頃には、身体中が痛かった。
「いやー。よかった!よかった。凄く、ギリギリを責めたけど、無事、撮影できたよ。お疲れさまでした」
プロモーションビデオでは、大きなシーツの中で水着を着た俺達全員が寝転がされた。凛と理沙ちゃんは、裸にみえるようにと紐を見せないように隠されていた。俺は、凛に向き合って手を握りしめてくっつかされていた。俺は、体が反応をしないように集中し続ける事に一番疲れた。理沙ちゃんと凛は、素人だからと横顔しか撮られなかった。
俺達は、服を着替えに戻ってきた。
「疲れるんだなー。撮影って」
まっつんは、そう言ってカッターシャツを着る。
「本当だよなー。固まったままだろ?動かないでって」
「ガキの時、泣いてた意味がわかるわ」
「確かにな」
しゅんとかねやんとまっつんは、そう言いながら頷いていた。
「拓夢、やばかっただろ?」
俺は、しゅんに声をかけられる。
「別に」
「嘘つくなよ!凛さんのウェディングドレス姿、めっちゃきれかったし!それに、水着姿もやばかっただろ?」
「言うなよ」
俺は、しゅんの言葉に顔が熱くなるのを感じていた。
金魚鉢に舌をつけるように言われる。
「えっとね、お互いにそうだな!深いキスするような感じを想像してくれるかな」
俺と凛は、浅野さんにそう言われる。
「これはね、PVに使う所だからうまくやって欲しいんだ。首は、向こうでね」
何度も修正される。「オッケー、そのままね」そしてまたカメラのシャッター音が響く。
「じゃあ、次は…」
そう言って、浅野さんに金魚鉢をとられると俺は、急に恥ずかしくなってきた。
「アレルギーない?」
「大丈夫です」
大きな棒つきの飴を差し出された。レインボーの色をしている。
「えっとね!飴をお互いにかじってくれるかな!」
そう言われて、俺と凛は飴を口に含んだ。
「目線は、飴を見つめる感じね。オッケー、そのままね」
浅野さんの言葉に、またシャッター音が鳴り響く。
「じゃあ、次は舌をだして、さっき金魚鉢でしたみたいな感じね。オッケー、そのままね」
二人のキスを覗かれてるみたいで身体中が熱を持つ。
「オッケー、オッケー」
浅野さんに、飴をはずされる。
「食べる?」
「あっ、後で」
俺は、袋に入れた飴を差し出されて持った。
「お疲れさまー。PVは、また着替えるからね!テーマは、不倫だからね」
菅野さんの言葉に、心臓がチクリと痛んだ。
「もどかしい距離の中で、繋がれない二人。だけど、確かに愛は存在していて自分を救ってくれた。私は、そんなイメージを受け取ったんだ」
菅野さんは、そう言って笑った。俺と凛の撮影が終わり、理沙ちゃんとまっつんも同じ事をさせられていた。それから、夕方までプロモーションビデオの撮影は続いた。
終わった頃には、身体中が痛かった。
「いやー。よかった!よかった。凄く、ギリギリを責めたけど、無事、撮影できたよ。お疲れさまでした」
プロモーションビデオでは、大きなシーツの中で水着を着た俺達全員が寝転がされた。凛と理沙ちゃんは、裸にみえるようにと紐を見せないように隠されていた。俺は、凛に向き合って手を握りしめてくっつかされていた。俺は、体が反応をしないように集中し続ける事に一番疲れた。理沙ちゃんと凛は、素人だからと横顔しか撮られなかった。
俺達は、服を着替えに戻ってきた。
「疲れるんだなー。撮影って」
まっつんは、そう言ってカッターシャツを着る。
「本当だよなー。固まったままだろ?動かないでって」
「ガキの時、泣いてた意味がわかるわ」
「確かにな」
しゅんとかねやんとまっつんは、そう言いながら頷いていた。
「拓夢、やばかっただろ?」
俺は、しゅんに声をかけられる。
「別に」
「嘘つくなよ!凛さんのウェディングドレス姿、めっちゃきれかったし!それに、水着姿もやばかっただろ?」
「言うなよ」
俺は、しゅんの言葉に顔が熱くなるのを感じていた。
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