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新しい未来へ~互いを救ってくれた愛と共に…。~【凛と拓夢の話3】

お願い…【凛】

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理沙ちゃんに見つめられて、私は、「お願いします」と言われてしまった。

「わかった。龍ちゃんが帰ってきたら聞いてみる」

私は、理沙ちゃんと約束をしていた。

「凛ちゃん、ありがとう」

「ううん」

理沙ちゃんとまっつんさんの事を、運命なんて言葉で終わらせちゃいけない気がした。

「明日には、返事もらえる?」

「勿論だよ」

「よかった」

理沙ちゃんは、そう言ってケーキを食べた。私も一緒に食べる。

「理沙、そろそろ帰るね」

「本当だ。龍ちゃん帰ってきちゃうね」

「意外に長くいちゃったね」

時刻は、三時半を回っていた。

「まだ、大丈夫だけどね」

「それでも、ほら、凛ちゃんもやる事いっぱいあるだろうからね」

「そうだよね。ごめんね」

「全然、いいよ」

「気をつけて帰ってね」

「うん、じゃあね」

私は、理沙ちゃんを玄関で見送った。理沙ちゃんが帰宅して、私は紅茶セットを下げてお皿を洗った。洗い終わった後で、私は箱庭に行く。

「冬だけど乾いてるね」

私は、洗濯物を取り込んだ。洗濯物をたたんでから、龍ちゃんの晩御飯を作る。

今日は、何しようかな?龍ちゃんが使っていた食材で作らないといけないよね。

「あっ!高野豆腐の卵とじにしよう。それとー」

私は、冷蔵庫をごそごそとしながら探した。

人参と大根で煮物にしようかなー。椎茸もある。それで煮物にするかなー。

私は、料理を作り出す。暫くして、玄関から声がする。

「ただいまー」

そう言って、リビングの扉が開いた。

「お帰りなさい」

「ただいま」

「あのね、龍ちゃん。後で、話があるんだけど…」

「話?」

「うん」

「いいけど…」

「じゃあ、後で…。あっ!お風呂」

「シャワーでいいよ」

龍ちゃんは、そう言って洗面所に向かった。
龍ちゃんは、いいよって言ってくれるのかな?私は、料理を作った。

「何か、凛がいるって嬉しいね」

「はい、お水」

「ありがとう」

シャワーから上がってきた龍ちゃんに私は、お水を渡した。

「うん」

「あんまり野菜なかっただろ?」

「大根と人参と椎茸あったから、煮物作ったよ」

「凛の煮物好きだなー」

「よかった」

「高野豆腐?」

龍ちゃんは、そう言って私を見つめる。

「卵とじにしようと思って」

「あー、それ美味しいよな」

「うん」

龍ちゃんは、嬉しそうにしていた。

「お味噌汁は、何にする?」

「うすあげとわかめがいいかなー」

「じゃあ、それにするね」

「うん」

私は、お味噌汁を作り始める。

「ダイニングに座っとく」

「うん」

料理が出来上がって、私はダイニングに持って行く。

「ありがとう」

「うん。ビールは?」

「飲みたいね」

「わかった」

私は、ビールを取ってきて龍ちゃんに渡した。

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