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新しい未来へ~互いを救ってくれた愛と共に…。~【凛と拓夢の話3】
認めて欲しかった【凛】
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「理沙ね。優太のお母さんに認めて欲しかった」
「そうだよね」
「でも、きっと無理だよね」
「そんな事ないよ」
私は、理沙ちゃんの手をさっきより強く握りしめる。
「何でかな?優太のお母さんは、優太を産んで嬉しくなかったのかな?」
「嬉しくないわけないと思いたいけど……。違うのかな?私なら、嬉しいけど」
「凛ちゃんは、いいママになっていただろうね!理沙には、わかるよ」
「そう言ってくれて、ありがとう。でも、ママにはなれないから」
私は、そう言って理沙ちゃんに笑っていた。
「いつか、理沙ちゃんがママになったら赤ちゃん抱かしてね」
「凛ちゃん……。ごめんね」
「何で、謝るの?」
私は、鞄からティッシュを取り出して理沙ちゃんの涙を拭った。
「凛ちゃんが、子供願ってるのわかってるのに……。いいママになるとか言っちゃって」
「そんなの気にしなくていいんだよ。ママになれた未来もあったかも知れないけど……。私は、この道を選択したんだから……」
「凛ちゃんは、前を向いたままだね」
理沙ちゃんは、また泣いてしまった。
「私を前向きにしてくれたのは、理沙ちゃんや拓夢でしょ?SNOWROSEのみんなも……」
「そうだったね」
理沙ちゃんは、そう言って笑ってくれる。
「大丈夫だよ!いつか、まっつんさんのお母さんに認めてもらえると思うよ」
「そうかな?」
「そうだよ!こんなに理沙ちゃんは、こんなに優しくてこんなに可愛いんだから……」
「ありがとう、凛ちゃん」
コンコンーー
「はい」
「失礼します」
入ってきたのは、従業員の方だった。
「じゃあ、私は行くね」
「後でね」
「うん、じゃあね」
私は、入れ違いに部屋を出て行く。
部屋を出ると龍ちゃんを探した。
「凛、こっち」
龍ちゃんから見つけてくれて助かった。
「理沙ちゃん、凄く綺麗だった」
「やっぱり、女の人は今日は主人公だもんな」
「そうだよね」
そんな風に、話していたら拓夢に会った。
拓夢と言いたいのを我慢して、星村さんと言った。
龍ちゃんの優しさに救われる。
私は、皆月龍次郎の優しさを利用してばかりだった。
挙式の時刻が、迫っているから周囲が慌ただしくなる。
私は、化粧を直す為に二人を置き去りにトイレに行った。
二人が、何を話しているのかが心配だった。
トイレを済ませ、お化粧直しをする。
「星村さん、口紅直しとく?」
「やー、そうね」
「私も、そうするわ」
私は、入ってきたおばさん三人組を鏡越しに見つめてしまった。
星村さんって、拓夢のお母さん……だよね。
「しゅん君と会えなかったわね」
「そうなのよ!あの子いなくて……」
「あっくんは?」
「あの子もいないのよーー」
おばさん三人組は、そう言いながらトイレに入っていく。
その人達が、まっつんさん以外のメンバーの母親なのだと私は気づいた。
心臓がドキドキするから、慌てて化粧を直して……。
私は、トイレから足早に出て行った。
他の二人は、よくても拓夢のお母さんを見るのは、何だが罪悪感が沸いた。
息子を誘惑した既婚女だと知られたくなかったのかも知れない。
私は、龍ちゃんと拓夢の元へ戻った。
少し会話をすると拓夢と離れる。
でも、まだ話したかった。せっかく会えたから話したかった。
だから、つい口をついた。
拓夢からいいよと言われて、私は龍ちゃんを見つめてしまう。
「そうだよね」
「でも、きっと無理だよね」
「そんな事ないよ」
私は、理沙ちゃんの手をさっきより強く握りしめる。
「何でかな?優太のお母さんは、優太を産んで嬉しくなかったのかな?」
「嬉しくないわけないと思いたいけど……。違うのかな?私なら、嬉しいけど」
「凛ちゃんは、いいママになっていただろうね!理沙には、わかるよ」
「そう言ってくれて、ありがとう。でも、ママにはなれないから」
私は、そう言って理沙ちゃんに笑っていた。
「いつか、理沙ちゃんがママになったら赤ちゃん抱かしてね」
「凛ちゃん……。ごめんね」
「何で、謝るの?」
私は、鞄からティッシュを取り出して理沙ちゃんの涙を拭った。
「凛ちゃんが、子供願ってるのわかってるのに……。いいママになるとか言っちゃって」
「そんなの気にしなくていいんだよ。ママになれた未来もあったかも知れないけど……。私は、この道を選択したんだから……」
「凛ちゃんは、前を向いたままだね」
理沙ちゃんは、また泣いてしまった。
「私を前向きにしてくれたのは、理沙ちゃんや拓夢でしょ?SNOWROSEのみんなも……」
「そうだったね」
理沙ちゃんは、そう言って笑ってくれる。
「大丈夫だよ!いつか、まっつんさんのお母さんに認めてもらえると思うよ」
「そうかな?」
「そうだよ!こんなに理沙ちゃんは、こんなに優しくてこんなに可愛いんだから……」
「ありがとう、凛ちゃん」
コンコンーー
「はい」
「失礼します」
入ってきたのは、従業員の方だった。
「じゃあ、私は行くね」
「後でね」
「うん、じゃあね」
私は、入れ違いに部屋を出て行く。
部屋を出ると龍ちゃんを探した。
「凛、こっち」
龍ちゃんから見つけてくれて助かった。
「理沙ちゃん、凄く綺麗だった」
「やっぱり、女の人は今日は主人公だもんな」
「そうだよね」
そんな風に、話していたら拓夢に会った。
拓夢と言いたいのを我慢して、星村さんと言った。
龍ちゃんの優しさに救われる。
私は、皆月龍次郎の優しさを利用してばかりだった。
挙式の時刻が、迫っているから周囲が慌ただしくなる。
私は、化粧を直す為に二人を置き去りにトイレに行った。
二人が、何を話しているのかが心配だった。
トイレを済ませ、お化粧直しをする。
「星村さん、口紅直しとく?」
「やー、そうね」
「私も、そうするわ」
私は、入ってきたおばさん三人組を鏡越しに見つめてしまった。
星村さんって、拓夢のお母さん……だよね。
「しゅん君と会えなかったわね」
「そうなのよ!あの子いなくて……」
「あっくんは?」
「あの子もいないのよーー」
おばさん三人組は、そう言いながらトイレに入っていく。
その人達が、まっつんさん以外のメンバーの母親なのだと私は気づいた。
心臓がドキドキするから、慌てて化粧を直して……。
私は、トイレから足早に出て行った。
他の二人は、よくても拓夢のお母さんを見るのは、何だが罪悪感が沸いた。
息子を誘惑した既婚女だと知られたくなかったのかも知れない。
私は、龍ちゃんと拓夢の元へ戻った。
少し会話をすると拓夢と離れる。
でも、まだ話したかった。せっかく会えたから話したかった。
だから、つい口をついた。
拓夢からいいよと言われて、私は龍ちゃんを見つめてしまう。
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