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【蛹は、蝶の夢を見る。】
TV【蛹は、蝶の夢を見る。】⑫
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章悟と淳。
淳に無理矢理、部屋の鍵を開けられた章悟。
真壁さんの手の温もりが、まだ残っていた。
「章悟、あいつとやったのか?」
後ろから抱き締められる。
「離せ、やってない」
「だったら、やらせろよ。俺としたかったから、あんな奴連れてきたんだろ?章悟。ヤキモチ妬かせたかったんだろ?」
「勿体ないんだろ?僕にするのは」
「関係ないよ、章悟。女は、すぐにバテちまうんだよ。わかるだろ?」
淳は、章悟のベルトをカチカチとはずそうとする。
やっぱり、淳にとって僕の気持ちなんて取るに足らないもの。
【章悟の全ては、俺にとって価値があるものだよ】
頭の中に、真壁の言葉が流れた。
チャックをおろされそうになった手を掴んだ。
「なんだよ、章悟。させろよ」
「ぼ、僕は、淳の玩具でいたくない」
突き飛ばした。
玄関で、突っ込まれそうになった。
僕の気持ちも体も、淳にはただの価値がないんだ。
抱かれたら、よけいに惨めになるのがわかる。
「なにすんだよ」
淳は、僕を壁に押さえつける。
「離せ、離せ」
必死で、抵抗をする。
「おとなしくしろよ。奴隷が」
その言葉に、僕の中の何もかもが壊れた。
バリン、パリン、パリン
って、音が響き渡る。
抵抗する気力が、消えた。
「言うこと聞けよ。なっ?章悟。ほら、キスしてやるから」
.
.
.
.
.
その頃、真壁…
【悠斗ーー。助けてよーー】
「姉ちゃん?」
振り返ったけど、いない。
いるわけないんだ。
章悟!!!!!
項垂れてた体を無理矢理起こした、来た道を戻る。
真壁が、走り出した瞬間
【智天使(ケルビム)のgoが流れる。】
♪走り出すんだ 君の元へと
大丈夫、平気って、泣いた♪
エレベーターに乗り込んで、さっきの階を押した。
章悟!!!!
真壁は、章悟の家の扉を開けた。
「ほら、ちゃんと嬉しそうにしろよ。なっ?章悟」
「やめろーーー」
ドカッ
無理矢理キスをされそうになっていた。
男を殴って、章悟の腕を掴んだ。
真壁は、自分の元に引き寄せて抱き締める。
「テメー。ふざけてんじゃねーぞ」
淳が起き上がるより前に、章悟を連れて玄関を出た。
涙を流してる章悟の手を引っ張っていく。
エレベーターに乗った。
「ぶっ殺すぞー」
淳の声が、響きわたる。
真壁は、マンションを出て、フラフラの章悟を引っ張る。
「頑張って、章悟」
一生懸命引っ張るけど、章悟の足に力が入らないのがわかる。
近くの公園に引っ張っていく。
真壁は、章悟を個室トイレに連れ込んだ。
「ごめん、少しだけ」
淳の声がする。
頼む、バレないでくれ。
祈りながら、淳の声が小さくなるのを待っていた。
淳の声が、聞こえなくなった。
「はあー。よかった。帰ろうか?」
ようやく焦点があった章悟が、真壁に抱きついた。
「どうした?怖かっただろ?」
夏が近づいていて日中は、暑いぐらいなのに章悟は震えていた。
「大丈夫だよ。あいつは、もういないから」
「真壁さん」
「悠斗でいいって」
「ゆ、ゆ、悠斗」
潤んだ瞳で、悠斗を見つめる章悟
「どうした?」
「怖かった。」
顔を胸に埋めて泣いてる。
「もう、大丈夫だから」
「悠斗」
「どうした?」
「いつか、好きって言えるまで、一緒にいたいです。」
「はい」
俺は、章悟を抱き締めた。
「暫く、悠斗の家に泊まっていいかな?」
「うん、着替え取りに行こうか?」
「うん」
俺と章悟は、トイレから出て歩きだした。
好きって言うのは、もっと先でいいよ。
そしたら、章悟とずっーーといれるよな?
だから、ゆっくり好きになってよ、章悟。
章悟の家についたけど、さっきの奴はいなくて、章悟は急いで服を持ってきた。
「行こうか、悠斗」
「うん」
鍵を閉めて、章悟と声を出さないように歩く。
エレベーターに乗って、下まで降りた。
「こっち」
階段に、隠れた。
「章悟マジで、どこいきやがったんだよ」
さっきの男は、イライラしながらエレベーターに乗っていった。
淳に無理矢理、部屋の鍵を開けられた章悟。
真壁さんの手の温もりが、まだ残っていた。
「章悟、あいつとやったのか?」
後ろから抱き締められる。
「離せ、やってない」
「だったら、やらせろよ。俺としたかったから、あんな奴連れてきたんだろ?章悟。ヤキモチ妬かせたかったんだろ?」
「勿体ないんだろ?僕にするのは」
「関係ないよ、章悟。女は、すぐにバテちまうんだよ。わかるだろ?」
淳は、章悟のベルトをカチカチとはずそうとする。
やっぱり、淳にとって僕の気持ちなんて取るに足らないもの。
【章悟の全ては、俺にとって価値があるものだよ】
頭の中に、真壁の言葉が流れた。
チャックをおろされそうになった手を掴んだ。
「なんだよ、章悟。させろよ」
「ぼ、僕は、淳の玩具でいたくない」
突き飛ばした。
玄関で、突っ込まれそうになった。
僕の気持ちも体も、淳にはただの価値がないんだ。
抱かれたら、よけいに惨めになるのがわかる。
「なにすんだよ」
淳は、僕を壁に押さえつける。
「離せ、離せ」
必死で、抵抗をする。
「おとなしくしろよ。奴隷が」
その言葉に、僕の中の何もかもが壊れた。
バリン、パリン、パリン
って、音が響き渡る。
抵抗する気力が、消えた。
「言うこと聞けよ。なっ?章悟。ほら、キスしてやるから」
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その頃、真壁…
【悠斗ーー。助けてよーー】
「姉ちゃん?」
振り返ったけど、いない。
いるわけないんだ。
章悟!!!!!
項垂れてた体を無理矢理起こした、来た道を戻る。
真壁が、走り出した瞬間
【智天使(ケルビム)のgoが流れる。】
♪走り出すんだ 君の元へと
大丈夫、平気って、泣いた♪
エレベーターに乗り込んで、さっきの階を押した。
章悟!!!!
真壁は、章悟の家の扉を開けた。
「ほら、ちゃんと嬉しそうにしろよ。なっ?章悟」
「やめろーーー」
ドカッ
無理矢理キスをされそうになっていた。
男を殴って、章悟の腕を掴んだ。
真壁は、自分の元に引き寄せて抱き締める。
「テメー。ふざけてんじゃねーぞ」
淳が起き上がるより前に、章悟を連れて玄関を出た。
涙を流してる章悟の手を引っ張っていく。
エレベーターに乗った。
「ぶっ殺すぞー」
淳の声が、響きわたる。
真壁は、マンションを出て、フラフラの章悟を引っ張る。
「頑張って、章悟」
一生懸命引っ張るけど、章悟の足に力が入らないのがわかる。
近くの公園に引っ張っていく。
真壁は、章悟を個室トイレに連れ込んだ。
「ごめん、少しだけ」
淳の声がする。
頼む、バレないでくれ。
祈りながら、淳の声が小さくなるのを待っていた。
淳の声が、聞こえなくなった。
「はあー。よかった。帰ろうか?」
ようやく焦点があった章悟が、真壁に抱きついた。
「どうした?怖かっただろ?」
夏が近づいていて日中は、暑いぐらいなのに章悟は震えていた。
「大丈夫だよ。あいつは、もういないから」
「真壁さん」
「悠斗でいいって」
「ゆ、ゆ、悠斗」
潤んだ瞳で、悠斗を見つめる章悟
「どうした?」
「怖かった。」
顔を胸に埋めて泣いてる。
「もう、大丈夫だから」
「悠斗」
「どうした?」
「いつか、好きって言えるまで、一緒にいたいです。」
「はい」
俺は、章悟を抱き締めた。
「暫く、悠斗の家に泊まっていいかな?」
「うん、着替え取りに行こうか?」
「うん」
俺と章悟は、トイレから出て歩きだした。
好きって言うのは、もっと先でいいよ。
そしたら、章悟とずっーーといれるよな?
だから、ゆっくり好きになってよ、章悟。
章悟の家についたけど、さっきの奴はいなくて、章悟は急いで服を持ってきた。
「行こうか、悠斗」
「うん」
鍵を閉めて、章悟と声を出さないように歩く。
エレベーターに乗って、下まで降りた。
「こっち」
階段に、隠れた。
「章悟マジで、どこいきやがったんだよ」
さっきの男は、イライラしながらエレベーターに乗っていった。
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