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結末なら知っている
東子の話①
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「ごめんね」
「うん」
私は、赤ちゃんを流産してしまった。
あれから、8か月…。
お医者さんから、OKをもらってタイミングをとったけれどなかなか妊娠が出来なかった。
流産して、悲しくて泣き続けた日、隆太は飲み会に行っていた。
仕事の人との飲み会だって、わかっていたのに許せなかった。
お義母さんは、気を遣ってくれていて、変な距離が生まれた。
まだ、もう少しだけ時間がかかるのを感じていた。
こんな所に来ても意味がないのは、わかっていた。
拓実君に告白された公園は、全く変わらないまま存在していた。
懐かしい。
気が紛れた。
赤ちゃんがいなくなっちゃった。
夫婦関係は、良好だ!
だけど、あの飲み会が許せなかっただけ…。
会社の飲み会だから、女の人もいた。
別に、浮気されたわけでもない。
だけど、私には逃げれる場所もない。
暫くそこのベンチにいて、涙を拭って立ち上がった。
帰ろう……。
公園の入り口で、誰かに手を掴まれた。
「とこちゃん」
その声に、顔を上げた。
「拓実君」
「何してるの?」
涙が、ボロボロ流れてきた。
「とこちゃん、大丈夫?」
「ごめん、離して」
「嫌だよ!泣いてるのに、帰せないよ」
「何でもないから、離して」
「嫌だよ、とこちゃん」
そう言われて、私は拓実君の腕にしがみついた。
「どうしたの?とこちゃん」
「赤ちゃんが、赤ちゃんが、死んじゃったのぉー」
「とこちゃん」
拓実君は、私を抱きしめてくれる。
「夫がね、飲み会に行ったのがね。許せなくてね。だから、だから…。気づいたら、ここにきてたの」
「とこちゃん」
拓実君は、私をギュッーってさらに抱きしめてくれた。
「ごめん、忘れて」
「家においでよ!泣き止むまで」
そう言われて、拓実君の家まで来てしまった。
「お邪魔します」
「ソファー座って、何飲む?ココアとか飲める?」
「うん!お母さんは?」
「一緒に暮らしてないけど」
そう言って、拓実君はココアをいれてくれる。
「どうぞ」
「ありがとう」
暖かいココアが、胸一杯に広がっていく。
「結婚生活は、幸せなんでしょ?」
「勿論だよ。ただ、赤ちゃんが駄目になったからみんなに気を遣われてて…。それが、苦しくなっちゃっただけ」
「幸せなら、いいんだ」
拓実君は、そう言って笑った。
「今日は、お休み?」
「そうだよ!とこちゃんは、旦那さん、何時に帰ってくるの?」
「8時半、だから、8時までには帰る」
8時までって馬鹿な事を言っていた。
今は、まだ昼の2時だった。
「そんなに、ゆっくり出来るの?」
拓実君は、驚いた顔をしていた。
「うん」
私は、赤ちゃんを流産してしまった。
あれから、8か月…。
お医者さんから、OKをもらってタイミングをとったけれどなかなか妊娠が出来なかった。
流産して、悲しくて泣き続けた日、隆太は飲み会に行っていた。
仕事の人との飲み会だって、わかっていたのに許せなかった。
お義母さんは、気を遣ってくれていて、変な距離が生まれた。
まだ、もう少しだけ時間がかかるのを感じていた。
こんな所に来ても意味がないのは、わかっていた。
拓実君に告白された公園は、全く変わらないまま存在していた。
懐かしい。
気が紛れた。
赤ちゃんがいなくなっちゃった。
夫婦関係は、良好だ!
だけど、あの飲み会が許せなかっただけ…。
会社の飲み会だから、女の人もいた。
別に、浮気されたわけでもない。
だけど、私には逃げれる場所もない。
暫くそこのベンチにいて、涙を拭って立ち上がった。
帰ろう……。
公園の入り口で、誰かに手を掴まれた。
「とこちゃん」
その声に、顔を上げた。
「拓実君」
「何してるの?」
涙が、ボロボロ流れてきた。
「とこちゃん、大丈夫?」
「ごめん、離して」
「嫌だよ!泣いてるのに、帰せないよ」
「何でもないから、離して」
「嫌だよ、とこちゃん」
そう言われて、私は拓実君の腕にしがみついた。
「どうしたの?とこちゃん」
「赤ちゃんが、赤ちゃんが、死んじゃったのぉー」
「とこちゃん」
拓実君は、私を抱きしめてくれる。
「夫がね、飲み会に行ったのがね。許せなくてね。だから、だから…。気づいたら、ここにきてたの」
「とこちゃん」
拓実君は、私をギュッーってさらに抱きしめてくれた。
「ごめん、忘れて」
「家においでよ!泣き止むまで」
そう言われて、拓実君の家まで来てしまった。
「お邪魔します」
「ソファー座って、何飲む?ココアとか飲める?」
「うん!お母さんは?」
「一緒に暮らしてないけど」
そう言って、拓実君はココアをいれてくれる。
「どうぞ」
「ありがとう」
暖かいココアが、胸一杯に広がっていく。
「結婚生活は、幸せなんでしょ?」
「勿論だよ。ただ、赤ちゃんが駄目になったからみんなに気を遣われてて…。それが、苦しくなっちゃっただけ」
「幸せなら、いいんだ」
拓実君は、そう言って笑った。
「今日は、お休み?」
「そうだよ!とこちゃんは、旦那さん、何時に帰ってくるの?」
「8時半、だから、8時までには帰る」
8時までって馬鹿な事を言っていた。
今は、まだ昼の2時だった。
「そんなに、ゆっくり出来るの?」
拓実君は、驚いた顔をしていた。
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