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求めてもらう方法なら知っている
慎吾の話
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何故か、もう限界だった。
何度も何度も、静馬とそうなったのに、静馬は遠い場所にいつもいた。
俊太さんの代わりに僕ならなれると思っていたのに…。
なれなかった。
だから、さよならをした。
なのに、弁当をまた買いに行くって…。
他人だった日々に、戻ろうとされた。
最後の行為が終わり、僕は静馬を見つめていた。
綺麗だよ、静馬。
眠ってる静馬に、何度も何度もキスをした。
「愛してる、静馬」
泣きながら、静馬にメモを書き上げた。
家を出て、鍵を閉めた。
人質に、合鍵をもらっていきます。
僕は、鍵をポケットにいれて歩く。
家について、散々泣いた。
泣いて、泣いて、泣いて…。
仕事に来ていた。
「店長、振られたんすか?」
「何でかな?」
アルバイトの楠木賢人(くすのきけんと)に話しかけられていた。
「何か、目がめっちゃ腫れてますよ!リアルお岩さんですね。ハハハ、受ける」
「受けない。レジ任せるよ」
「はい、はい。お岩さんは、無理ですもんねー」
夕方まで、今日は二人だった。
「いらっしゃいませ」
「ヒレカツ弁当」
「ヒレカツ弁当お願いします」
ヒレカツ弁当がやってくる度に、僕はお客さんを見た。
重症だった。
夕方になり、業務は交代になった。
「店長、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
僕は、店を出て歩きだした。
「コーヒー、おごりますよ」
「楠木君、いいよ。僕が出すから」
「いいですって!お岩さんなんですから」
「楽しんでない?」
「そんなわけないですよ」
「絶対に楽しんでるよね?」
楠木君は、ニコニコしている。
ちなみに、楠木君だけは僕が男を好きだと知っていた。
「だってぇー。店長、ヒレカツ弁当の君に出会ってから毎日楽しそうだったじゃないですかぁー。あの日、番号ゲット出来て泣く程、喜んでたじゃないですかぁー。なのに、何でそんな顔してんすか?」
「それは…」
楠木君は、缶コーヒーを自販機で買って僕に渡した。
「俺、言いましたよね」
「何だったっけ?」
「俺、就職やめて、あの弁当屋にずっといるって言いましたよね」
「言ってたね」
「俺、店長の勇気ある行動見て決めたんですよ!絶対、店長が死ぬまでここにいるって!だから、店長。もっかい会いに行って下さいよ!ハッピーエンド、へし折って取ってきて下さい」
「へし折って?」
「はい、普通ならバッドエンドでも、店長なら出来ますから」
そう言って、楠木君に肩を叩かれた。
「でも…」
「でもじゃないです!明日行くんですよ!わかりました?」
「わかりました」
僕は、そう言ってしまっていたんだ。
何度も何度も、静馬とそうなったのに、静馬は遠い場所にいつもいた。
俊太さんの代わりに僕ならなれると思っていたのに…。
なれなかった。
だから、さよならをした。
なのに、弁当をまた買いに行くって…。
他人だった日々に、戻ろうとされた。
最後の行為が終わり、僕は静馬を見つめていた。
綺麗だよ、静馬。
眠ってる静馬に、何度も何度もキスをした。
「愛してる、静馬」
泣きながら、静馬にメモを書き上げた。
家を出て、鍵を閉めた。
人質に、合鍵をもらっていきます。
僕は、鍵をポケットにいれて歩く。
家について、散々泣いた。
泣いて、泣いて、泣いて…。
仕事に来ていた。
「店長、振られたんすか?」
「何でかな?」
アルバイトの楠木賢人(くすのきけんと)に話しかけられていた。
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「受けない。レジ任せるよ」
「はい、はい。お岩さんは、無理ですもんねー」
夕方まで、今日は二人だった。
「いらっしゃいませ」
「ヒレカツ弁当」
「ヒレカツ弁当お願いします」
ヒレカツ弁当がやってくる度に、僕はお客さんを見た。
重症だった。
夕方になり、業務は交代になった。
「店長、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
僕は、店を出て歩きだした。
「コーヒー、おごりますよ」
「楠木君、いいよ。僕が出すから」
「いいですって!お岩さんなんですから」
「楽しんでない?」
「そんなわけないですよ」
「絶対に楽しんでるよね?」
楠木君は、ニコニコしている。
ちなみに、楠木君だけは僕が男を好きだと知っていた。
「だってぇー。店長、ヒレカツ弁当の君に出会ってから毎日楽しそうだったじゃないですかぁー。あの日、番号ゲット出来て泣く程、喜んでたじゃないですかぁー。なのに、何でそんな顔してんすか?」
「それは…」
楠木君は、缶コーヒーを自販機で買って僕に渡した。
「俺、言いましたよね」
「何だったっけ?」
「俺、就職やめて、あの弁当屋にずっといるって言いましたよね」
「言ってたね」
「俺、店長の勇気ある行動見て決めたんですよ!絶対、店長が死ぬまでここにいるって!だから、店長。もっかい会いに行って下さいよ!ハッピーエンド、へし折って取ってきて下さい」
「へし折って?」
「はい、普通ならバッドエンドでも、店長なら出来ますから」
そう言って、楠木君に肩を叩かれた。
「でも…」
「でもじゃないです!明日行くんですよ!わかりました?」
「わかりました」
僕は、そう言ってしまっていたんだ。
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