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結末なら知っている
麗奈の話②
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ああ、そうか!
私は、気づいてしまった。
時間の流れが余りにも大きすぎる事を…。
必死に手繰り寄せて、繋がりたいと願った時間がありすぎたんだ。
だから、和利君は今の私とのズレがあるんだ。
まるで、送信したのに届いてないと言われたメッセージのような感覚。
返事が返ってきた頃には、私は、何が聞きたかったんだっけ?ってなってしまう感覚。
和利君は、それに似ている。
私が、不必要なお届け物を何度も届けてくる。
あー、そうだ。
母みたいな感じだ!
甘いものは、苦手だと言ってるのに、小さな頃好きだったやつと言って、ホイップクリームの入ったどら焼きを私が帰省する日には、必ず置いているのだ。
味覚が変わったと言っても、麗奈の根本は変わらないと信じて疑わないのだ。
和利君は、まさにそれだ。
成長し、大人になり、必要なものと不必要なものを判別して分けている私に、麗奈の根本は変わってないと言ってくるのだ。
私は、和利君のモノサシの枠にきっちりと嵌め込まれているのだ。
だから、さっきから違うのだ。
和利君の中での私は、23歳のままで、成長した大人の私を見てはいないのだ。
私は、「今日だけは、恋人みたいにしよう」と提案した。
このまま、ズルズルと続けていく事に息苦しさを感じたからだった。
湯船にお湯をはって、泡風呂にして入った。
後ろから、抱き締められて「赤ちゃんを産んでよ」と言われた。
あー、やっぱりだ。
私がいらない言葉(もの)を差し出してくる。
あたかも、私がそれを欲しがっているかのように言われた。
お風呂から上がっても、同じ言葉を言われた。
気持ちは、萎れた花束みたいだった。
それでも、和利君を刻み付けようと必死だった。
「和利」
最後にそう呼んだ瞬間、その顔がハッキリとすりかわった。
「和人、和人」
私は、果てていた。
目覚めると、和利の腕に抱かれていた。
起き上がって、歯を磨いて水を飲んだ。
鞄から、スマホを取り出そうとした時に、キーケースが指にあたった。
私は、それを取り出して眺める。
【じゃじゃーん】
【なにこれ?】
【テッテレー、キーケース】
【だから、何って聞いてるの】
【これね、麗奈ちゃんに似合うと思って買ったんだ】
【綺麗だね】
【角度で、色味が変わるらしい。まるで、麗奈ちゃんのクルクルかわる表情に似てるでしょ?】
【本当に】
【本当に、ギュッー】
【和人、ありがとう】
【いえいえ】
不必要なお届け物を、和人は1ミリもしない。
甘いものは、一人で食べるし、辛いものは食べれませんと断る。
私は、気づいてしまった。
時間の流れが余りにも大きすぎる事を…。
必死に手繰り寄せて、繋がりたいと願った時間がありすぎたんだ。
だから、和利君は今の私とのズレがあるんだ。
まるで、送信したのに届いてないと言われたメッセージのような感覚。
返事が返ってきた頃には、私は、何が聞きたかったんだっけ?ってなってしまう感覚。
和利君は、それに似ている。
私が、不必要なお届け物を何度も届けてくる。
あー、そうだ。
母みたいな感じだ!
甘いものは、苦手だと言ってるのに、小さな頃好きだったやつと言って、ホイップクリームの入ったどら焼きを私が帰省する日には、必ず置いているのだ。
味覚が変わったと言っても、麗奈の根本は変わらないと信じて疑わないのだ。
和利君は、まさにそれだ。
成長し、大人になり、必要なものと不必要なものを判別して分けている私に、麗奈の根本は変わってないと言ってくるのだ。
私は、和利君のモノサシの枠にきっちりと嵌め込まれているのだ。
だから、さっきから違うのだ。
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私は、「今日だけは、恋人みたいにしよう」と提案した。
このまま、ズルズルと続けていく事に息苦しさを感じたからだった。
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あー、やっぱりだ。
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あたかも、私がそれを欲しがっているかのように言われた。
お風呂から上がっても、同じ言葉を言われた。
気持ちは、萎れた花束みたいだった。
それでも、和利君を刻み付けようと必死だった。
「和利」
最後にそう呼んだ瞬間、その顔がハッキリとすりかわった。
「和人、和人」
私は、果てていた。
目覚めると、和利の腕に抱かれていた。
起き上がって、歯を磨いて水を飲んだ。
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私は、それを取り出して眺める。
【じゃじゃーん】
【なにこれ?】
【テッテレー、キーケース】
【だから、何って聞いてるの】
【これね、麗奈ちゃんに似合うと思って買ったんだ】
【綺麗だね】
【角度で、色味が変わるらしい。まるで、麗奈ちゃんのクルクルかわる表情に似てるでしょ?】
【本当に】
【本当に、ギュッー】
【和人、ありがとう】
【いえいえ】
不必要なお届け物を、和人は1ミリもしない。
甘いものは、一人で食べるし、辛いものは食べれませんと断る。
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