9 / 54
令嬢・ガブリエル
しおりを挟む
「母上……ガブリエル。ミカエル入ります」
「はい」
屋敷の寝室、母上に呼ばれ。すぐに伺う。中に入るとワインを飲む母上が妖艶な笑みを向けていた。怖く震えるミカエルに僕が許しをこう。
「母上……申し訳ありません。ミカエルは自分が連れ出しておりました。王子の身でありながら……」
「黙りなさい」
「………」
空気が重くなる。
「見逃してた。知ってたわ」
母の言葉にミカエルが驚く。自分はすでに知っていた。なら……何故呼ばれたかがわからない。
「門は閉鎖した。ちょうど東側に4人づれが逃げている情報が上がったわ」
「………」
「悔しくない? やられっぱなしは? 復讐したくない?」
母が嬉しそうに語る。まるで……殺ってこいと言わんばかりに。
「悔しい……悔しいです母上」
「ミカエル?」
そんな問いにミカエルはしっかりと胸を張り言い切った。
「兄を汚した。許せません」
「ミカエル!?」
「行こう。ガブ兄」
「ふふふ………もし終わったら。ガブリエルだけで来なさい。それと不問にするわ」
「「ありがとうございます」」
その日、僕は何も言わずにミカエルと一緒に人を殺めた。何も話をせずに。
*
私が捕まってから数週間。ミカエルから離れることになった。母親は令嬢として私を育てることを決めたらしく。父親に殺すなと釘を刺したようだった。もちろん。父親は驚き……私に土下座をしたが母親と一緒にふんずけて終わりにする。歪みを正すと母親の意思だった。外交で婚約者も選べるからだろうから。
皆は驚いていた。本当に母親しか知らなかったらしい。そして……私は言葉も全部。女として調教された。
しかし、母親の予想よりも覚えがよく。数週間で作法を覚えきる。元々多くの令嬢と触れあって来たために目で覚えていた。
だが、一番は心持ちが変わったからだろう。もう兄貴を出来ないと言う心持ちが男を捨てさせたのだ。
だが……ある日。母のつきっきりの調教明けのガゼボで大人しくしていた日だった。
「……ガブリエル兄さん」
「……あら。ミカエル……」
赤い髪の弟が優しい笑みを浮かべて近寄ってくれる。昔のように。
「母さんから聞いた。俺のためにありがとう……ずっと我慢してたんだろ?」
「………違うわ。男として育てられ今さら変えるのもと思っただけよ……それに。兄弟だったから」
「ガブ兄さん。笑わなくなったね」
「………」
「大人しくなった。昔は飄々として、いつだって俺の前に立ってさ。かっこつけて」
私は今はドレスを着ている。なれるために……そのスカートを強く握った。
「ごめん。ミカエル。もう………お兄さんでいられないんだ。3男じゃない……長女だよ。それに護る事も必要ないぐらい強いミカエルは」
そう、もう終わり。この関係も……ギクシャクしたままで……
「………はぁ? ガブリエル兄さんらしくない。兄さん何か変なもん食った? それよりも前から兄さん女だったの俺は知ってたし。俺だけが知ってるかと思ってた」
「……えっ?」
「一月1回調子は悪くなる。風呂も昔は一緒に入ってたが今は入らない。その時に……あれがついてないのも知ってたし……全く気にしなかったよ。まぁ色々とあっての事だろうと憶測で考えてね」
「なら……どうして今までお兄さんって!?」
私は机を叩き、体を乗り出した。バレてないと思っていたのは私だけなのかと。
「どうして? そんなもん。ウリエル兄ちゃん、ラファエル兄ちゃん。ガブリエル兄ちゃんが俺の自慢の兄貴たちだからだよ。この世でガブリエル兄ちゃんは目の前の人だけだ」
「…………」
「まぁ、もう令嬢だけどね。姫として生きていくって聞いてるから。兄貴なんて言わず姉さん呼びにしなきゃいけないだろうけど。今まで護って貰ったガブリエル兄さんは世界でたった一人だけさ。まぁいつも通りではないけど、少しずつなれてくよ。また外抜け出そうぜ~兄さん」
私は目頭が熱くなりポロポロ溢れる。
「う、うぐ……ぐす……」
「ええ!? 泣くの!? はぁ……全く女になって弱くなったか? でも……まぁ女性だし。姉さんだし……」
「ごめん……ごめん……でも……嬉しくって……」
「なんかわからんけど。姉さんに今まで護って貰った分。今度は俺が騎士として姉さん護るよ。姫のようにな……なーんてね。綺麗だよ姉さん。安心してね」
「くくく……私より弱いくせに」
「油断はしないし捕まらない」
「ええ、ええ………そうね。また抜け出しましょう」
そう、私は……本当に隠し事のない兄弟になれた気がしたのだった。
*
「でっ……そういう告白を私は受けたの。ミカエルの姫として」
「ガブリエル姉さん!? あれ!? 告白じゃないよ!?」
「うおおおおおんうおおおおおん!!」
「父上……泣かないでください。にしても……ガブリエルに会ったとき驚いた」
「ウリエルと一緒に屋敷に帰ってきたら綺麗な婚約者がと思ったよ。でも、一瞬で見抜いた。ミカエルがいたからね」
ウリエルとラファエルは腕を組んで頷く。
「……まぁ。ミカエルがしっかりとね。一緒に居てくれたから。令嬢として居られたのよ。それに……その時からね。ここが暖かく。ミカエルが他の令嬢と仲良くしてると痛くなるのよ。ウリエル兄さん、ラファエル兄さん。これが私が……ミカエルとの懐かしい想い出です」
「ガブ姉さん……昔のが」
「ミカエル」
「ミカエルくん」
「はい。兄ちゃん」
「君は罪作りだ」
「惚れてもおかしくない格好いいですね」
「でしょう!! だから……私は頑張った。色んな婚約者を用意されるのを拒むため。母と主席卒業したら自由にしてもいいと言う約束をつけてね」
「…………あれ? おかしいなぁ~俺逃げられない?」
「ふふ、ミカエル。母親は驚いてたけど約束は約束よ」
ミカエルが頭を押さえガブリエルは笑顔で首に巻き付く、ミェースチが昼食をメイドと一緒に持って机に置きながら。仲がいいのねと……諦めた声でガブリエルを見るのだった。
「全く……ガブリエルは令嬢なのになーんも役にたたないわ」
「それを許してくれてるお母さん大好きです」
「ミカエルの婚約者を用意するまでよ。それまで卒業しなさい」
「では、一生大丈夫ですね!! 得意なんです……令嬢の寝取り。暗殺」
「ウリエル兄ちゃん……助けて欲しい」
「運命を受け入れろ」
「ウリエル兄ちゃんが諦めた!?」
「ミカエル~ミカエル~ふふふ……ふふふ」
幸せそうにガブリエルはミカエルの名前を呼び続けるのだった。
「はい」
屋敷の寝室、母上に呼ばれ。すぐに伺う。中に入るとワインを飲む母上が妖艶な笑みを向けていた。怖く震えるミカエルに僕が許しをこう。
「母上……申し訳ありません。ミカエルは自分が連れ出しておりました。王子の身でありながら……」
「黙りなさい」
「………」
空気が重くなる。
「見逃してた。知ってたわ」
母の言葉にミカエルが驚く。自分はすでに知っていた。なら……何故呼ばれたかがわからない。
「門は閉鎖した。ちょうど東側に4人づれが逃げている情報が上がったわ」
「………」
「悔しくない? やられっぱなしは? 復讐したくない?」
母が嬉しそうに語る。まるで……殺ってこいと言わんばかりに。
「悔しい……悔しいです母上」
「ミカエル?」
そんな問いにミカエルはしっかりと胸を張り言い切った。
「兄を汚した。許せません」
「ミカエル!?」
「行こう。ガブ兄」
「ふふふ………もし終わったら。ガブリエルだけで来なさい。それと不問にするわ」
「「ありがとうございます」」
その日、僕は何も言わずにミカエルと一緒に人を殺めた。何も話をせずに。
*
私が捕まってから数週間。ミカエルから離れることになった。母親は令嬢として私を育てることを決めたらしく。父親に殺すなと釘を刺したようだった。もちろん。父親は驚き……私に土下座をしたが母親と一緒にふんずけて終わりにする。歪みを正すと母親の意思だった。外交で婚約者も選べるからだろうから。
皆は驚いていた。本当に母親しか知らなかったらしい。そして……私は言葉も全部。女として調教された。
しかし、母親の予想よりも覚えがよく。数週間で作法を覚えきる。元々多くの令嬢と触れあって来たために目で覚えていた。
だが、一番は心持ちが変わったからだろう。もう兄貴を出来ないと言う心持ちが男を捨てさせたのだ。
だが……ある日。母のつきっきりの調教明けのガゼボで大人しくしていた日だった。
「……ガブリエル兄さん」
「……あら。ミカエル……」
赤い髪の弟が優しい笑みを浮かべて近寄ってくれる。昔のように。
「母さんから聞いた。俺のためにありがとう……ずっと我慢してたんだろ?」
「………違うわ。男として育てられ今さら変えるのもと思っただけよ……それに。兄弟だったから」
「ガブ兄さん。笑わなくなったね」
「………」
「大人しくなった。昔は飄々として、いつだって俺の前に立ってさ。かっこつけて」
私は今はドレスを着ている。なれるために……そのスカートを強く握った。
「ごめん。ミカエル。もう………お兄さんでいられないんだ。3男じゃない……長女だよ。それに護る事も必要ないぐらい強いミカエルは」
そう、もう終わり。この関係も……ギクシャクしたままで……
「………はぁ? ガブリエル兄さんらしくない。兄さん何か変なもん食った? それよりも前から兄さん女だったの俺は知ってたし。俺だけが知ってるかと思ってた」
「……えっ?」
「一月1回調子は悪くなる。風呂も昔は一緒に入ってたが今は入らない。その時に……あれがついてないのも知ってたし……全く気にしなかったよ。まぁ色々とあっての事だろうと憶測で考えてね」
「なら……どうして今までお兄さんって!?」
私は机を叩き、体を乗り出した。バレてないと思っていたのは私だけなのかと。
「どうして? そんなもん。ウリエル兄ちゃん、ラファエル兄ちゃん。ガブリエル兄ちゃんが俺の自慢の兄貴たちだからだよ。この世でガブリエル兄ちゃんは目の前の人だけだ」
「…………」
「まぁ、もう令嬢だけどね。姫として生きていくって聞いてるから。兄貴なんて言わず姉さん呼びにしなきゃいけないだろうけど。今まで護って貰ったガブリエル兄さんは世界でたった一人だけさ。まぁいつも通りではないけど、少しずつなれてくよ。また外抜け出そうぜ~兄さん」
私は目頭が熱くなりポロポロ溢れる。
「う、うぐ……ぐす……」
「ええ!? 泣くの!? はぁ……全く女になって弱くなったか? でも……まぁ女性だし。姉さんだし……」
「ごめん……ごめん……でも……嬉しくって……」
「なんかわからんけど。姉さんに今まで護って貰った分。今度は俺が騎士として姉さん護るよ。姫のようにな……なーんてね。綺麗だよ姉さん。安心してね」
「くくく……私より弱いくせに」
「油断はしないし捕まらない」
「ええ、ええ………そうね。また抜け出しましょう」
そう、私は……本当に隠し事のない兄弟になれた気がしたのだった。
*
「でっ……そういう告白を私は受けたの。ミカエルの姫として」
「ガブリエル姉さん!? あれ!? 告白じゃないよ!?」
「うおおおおおんうおおおおおん!!」
「父上……泣かないでください。にしても……ガブリエルに会ったとき驚いた」
「ウリエルと一緒に屋敷に帰ってきたら綺麗な婚約者がと思ったよ。でも、一瞬で見抜いた。ミカエルがいたからね」
ウリエルとラファエルは腕を組んで頷く。
「……まぁ。ミカエルがしっかりとね。一緒に居てくれたから。令嬢として居られたのよ。それに……その時からね。ここが暖かく。ミカエルが他の令嬢と仲良くしてると痛くなるのよ。ウリエル兄さん、ラファエル兄さん。これが私が……ミカエルとの懐かしい想い出です」
「ガブ姉さん……昔のが」
「ミカエル」
「ミカエルくん」
「はい。兄ちゃん」
「君は罪作りだ」
「惚れてもおかしくない格好いいですね」
「でしょう!! だから……私は頑張った。色んな婚約者を用意されるのを拒むため。母と主席卒業したら自由にしてもいいと言う約束をつけてね」
「…………あれ? おかしいなぁ~俺逃げられない?」
「ふふ、ミカエル。母親は驚いてたけど約束は約束よ」
ミカエルが頭を押さえガブリエルは笑顔で首に巻き付く、ミェースチが昼食をメイドと一緒に持って机に置きながら。仲がいいのねと……諦めた声でガブリエルを見るのだった。
「全く……ガブリエルは令嬢なのになーんも役にたたないわ」
「それを許してくれてるお母さん大好きです」
「ミカエルの婚約者を用意するまでよ。それまで卒業しなさい」
「では、一生大丈夫ですね!! 得意なんです……令嬢の寝取り。暗殺」
「ウリエル兄ちゃん……助けて欲しい」
「運命を受け入れろ」
「ウリエル兄ちゃんが諦めた!?」
「ミカエル~ミカエル~ふふふ……ふふふ」
幸せそうにガブリエルはミカエルの名前を呼び続けるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢となって復讐をっ!
杏仁豆腐
恋愛
公爵家の娘でありながら庶民の出身だった母の子として生まれたわたくしを蔑んできた令嬢たちに復讐するお話。
不定期更新となります。色々と見苦しい文章が続きますが暖かく見守ってくれると嬉しいです。感想お待ちしております。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
【完結】男装して会いに行ったら婚約破棄されていたので、近衛として地味に復讐したいと思います。
銀杏鹿
恋愛
次期皇后のアイリスは、婚約者である王に会うついでに驚かせようと、男に変装し近衛として近づく。
しかし、王が自分以外の者と結婚しようとしていると知り、怒りに震えた彼女は、男装を解かないまま、復讐しようと考える。
しかし、男装が完璧過ぎたのか、王の意中の相手やら、王弟殿下やら、その従者に目をつけられてしまい……
逃げたい悪役令嬢と、逃がさない王子
ねむたん
恋愛
セレスティーナ・エヴァンジェリンは今日も王宮の廊下を静かに歩きながら、ちらりと視線を横に流した。白いドレスを揺らし、愛らしく微笑むアリシア・ローゼンベルクの姿を目にするたび、彼女の胸はわずかに弾む。
(その調子よ、アリシア。もっと頑張って! あなたがしっかり王子を誘惑してくれれば、私は自由になれるのだから!)
期待に満ちた瞳で、影からこっそり彼女の奮闘を見守る。今日こそレオナルトがアリシアの魅力に落ちるかもしれない——いや、落ちてほしい。
死亡予定の脇役令嬢に転生したら、断罪前に裏ルートで皇帝陛下に溺愛されました!?
六角
恋愛
「え、私が…断罪?処刑?――冗談じゃないわよっ!」
前世の記憶が蘇った瞬間、私、公爵令嬢スカーレットは理解した。
ここが乙女ゲームの世界で、自分がヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢であり、婚約者のアルフォンス王太子に断罪される未来しかないことを!
その元凶であるアルフォンス王太子と聖女セレスティアは、今日も今日とて私の目の前で愛の劇場を繰り広げている。
「まあアルフォンス様! スカーレット様も本当は心優しい方のはずですわ。わたくしたちの真実の愛の力で彼女を正しい道に導いて差し上げましょう…!」
「ああセレスティア!君はなんて清らかなんだ!よし、我々の愛でスカーレットを更生させよう!」
(…………はぁ。茶番は他所でやってくれる?)
自分たちの恋路に酔いしれ、私を「救済すべき悪」と見なすめでたい頭の二人組。
あなたたちの自己満足のために私の首が飛んでたまるものですか!
絶望の淵でゲームの知識を総動員して見つけ出した唯一の活路。
それは血も涙もない「漆黒の皇帝」と万人に恐れられる若き皇帝ゼノン陛下に接触するという、あまりに危険な【裏ルート】だった。
「命惜しさにこの私に魂でも売りに来たか。愚かで滑稽で…そして実に唆る女だ、スカーレット」
氷の視線に射抜かれ覚悟を決めたその時。
冷酷非情なはずの皇帝陛下はなぜか私の悪あがきを心底面白そうに眺め、その美しい唇を歪めた。
「良いだろう。お前を私の『籠の中の真紅の鳥』として、この手ずから愛でてやろう」
その日から私の運命は激変!
「他の男にその瞳を向けるな。お前のすべては私のものだ」
皇帝陛下からの凄まじい独占欲と息もできないほどの甘い溺愛に、スカーレットの心臓は鳴りっぱなし!?
その頃、王宮では――。
「今頃スカーレットも一人寂しく己の罪を反省しているだろう」
「ええアルフォンス様。わたくしたちが彼女を温かく迎え入れてあげましょうね」
などと最高にズレた会話が繰り広げられていることを、彼らはまだ知らない。
悪役(笑)たちが壮大な勘違いをしている間に、最強の庇護者(皇帝陛下)からの溺愛ルート、確定です!
婚約破棄を宣告した王子は慌てる?~公爵令嬢マリアの思惑~
岡暁舟
恋愛
第一王子ポワソンから不意に婚約破棄を宣告されることになった公爵令嬢のマリア。でも、彼女はなにも心配していなかった。ポワソンの本当の狙いはマリアの属するランドン家を破滅させることだった。
王家に成り代わって社会を牛耳っているランドン家を潰す……でも、マリアはただでは転ばなかった。
婚約破棄?悪役令嬢の復讐は爆速で。
ハチワレ
恋愛
「リリム・フォン・アスタロト! 貴様との婚約を破棄する!」
卒業パーティーの最中、婚約者である王太子エリオットから身に覚えのない罪を突きつけられた公爵令嬢リリム。隣には「真実の愛」を語るマシュマロ系男爵令嬢シャーリーの姿。
普通の令嬢なら泣き崩れる場面――だが、リリムは違った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる