金の騎士の蕩ける花嫁教育 - ティアの冒険は束縛求愛つき -  

藤谷藍

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花嫁は甘く蕩かされる

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レイは無言で、どこへ行くの?、と聞いてくるティアを警備の薄い城内の裏庭まで連れてくると、木の陰の暗闇で突然ピタッと止まり、ティアにいきなり噛みつくようなキスをしてきた。

んんっ・・・レイ?・・なあに? 突然・・

レイに何度も確かめるようにキスをされ、性急な口付けにティアも驚きはしたが寂しかった、と同じ性急さで応えた。
激しい口づけが唐突に終わりレイの肩に手をついて、ハアハア、と荒い息継ぎをしているティアを、レイは今度はあっさり魔法の縄で縛り、肩に担いで城内の裏庭を堂々と歩いて行く。

「!? ちょっと!レイ! いきなり何するのよ!」
「ティア、君、まさか心変わりしたんじゃないだろうな? ダンスの時、どうして俺の手を取るのを躊躇した? 俺が誰を想ってイリスくんだりまで出向いて任務を遂行したと・・・」
「!?#$」

そのまま口まで軽く縛られて、言葉にならない文句を叫びながら、湖畔の館までお城の裏庭からレイに担がれてきたティア。
それでなくとも今夜は驚きの連続なのに、今度は一体・・・レイの背中で訳が分からず困惑してしまう。

レイは館の側まで来ると、館の門に続く小道には入らず庭園からティアを担いだまま魔法で氷の階段を作って一気に駆け登る。そしてそのまま、ティア達のベッドルームのバルコニーに直接、ヒラリ、と舞い降りた。

湖を望むバルコニーの手すりにティアを優しくそっと降ろすと、ティアの身体に巻き付いていた魔法の縄が、フッと消える。
ハァー、と自分を落ち着けるように深い溜息をつくレイ。

「レイ! 一体どうしたの!! どうしてこんな・・・」
「・・・ティア・・・」

いきなり何するのよ、と文句を言いかけていたティアの言葉を遮りティアの肩に額を乗せて、ため息とともに切なそうに自分の名前を呼ぶレイに、ティアは思わず黙ってしまった。

どうしたの? レイ 何だか様子が・・・

夜はいつも暗い影のような湖も、今晩は大きな満月の光に照らされて明るくキラキラと水面が光っている。
嬉しそうに飛び回る水の精霊達のダンスを背景に、柔らかい月の光に照らされたレイとティアのシルエットが、バルコニーにやんわり映し出された。

深いため息をついた後、深呼吸を何回かしたレイは、そうっと顔を上げてティアの瞳を見つめると、月光に照らされてキラキラ光るティアのプラチナブロンドの髪を一筋愛しそうに手に取り、ゆっくり口元に手繰り寄せ、そっと心を込めて唇で触れた。

! きゃあ、なんか王太子の格好のレイに、そんなことされたら・・・

あまりにもロマンティックなシチュエーションとレイの仕草に、ティアは照れてしまい頬まで真っ赤に染まる。

「ソフィラティア姫、俺とここでもう一度、ダンスを踊っていただけますか?」
「えっ?! ええ、もちろん! 喜んで。シルバレイ王子。」

舞踏会から流れてくる演奏に合わせ片手を差し出して低い声で誘ってくるレイに、なぜか指が震えてその大きな温かい手を思わずギュッと握りしめると、手すりから大事そうに抱きかかえられてそっとバルコニーに降ろされる。
二人は正式の会釈をしてティアは姫らしく丁寧に応え、レイのあまりにも王太子らしい気品ある態度と月明かりに照らされる端整な顔立ちに、レイってやっぱりこうやってみると超美形よね、と頬を染めて手を差し出す。

月明かりに照らされるバルコニーの中で、流れるような優雅なワルツ演奏に合わせ、手に手を取って二人は滑るように踊り出した。

片手は指を絡め合ってティアの手を握りしめ、レイはティアの腰を優しく抱き寄せる。
ティアもレイの逞しく引き締まった上腕に手を添え、そこから伝わるレイの温かい体温に思わず頬をすり寄せて甘えてしまう。

このバルコニーは、月明かりのもとの二人だけの舞踏会で、誰もこんな大胆なことをダンスの合間にしても、咎める者はいない。

レイもしっかりティアを抱き寄せて髪にキスを落としてくる。

「ティア、今日は一段と綺麗だな、そのドレス、とても君に似合っている。」
「まあ、ありがとう、レイ。今日のあなたも素敵よ。」
「・・広間で君の入場を待っている間、貴族達が落ち着かない様子でな、今日は月の女神と見紛うばかりの美しさの姫が出席している、ともっぱら評判だった。すぐに君の事だと分かった。髪を元の色に戻したんだな。」
「ええ、新生マリス公国の復活でアズロンの内戦ももうすぐ終結するでしょうし、イリスの王家が降伏した以上追っ手はかからないわ。染めていた髪も元に戻して大丈夫だと思って。」
「俺だけの秘密だったのにな。喜ばしいことではあるが、少し残念だ。」
「レイ、ごめんなさい、本当のことが中々言えなくて。」
「お互い様だ。君、俺が誰だが知らなかっただろう。」
「・・・レイ、私のこと気づいていたのね・・・」
「位の高い貴族の出身だ、とはすぐに分かったが、俺もまさか王族の姫だとは知らなかったぞ。イゼルとジュノがマリスの使者と飲み友達になってマリスの姫が亡命していると聞き出すまではな。」

・・・正式の騎士ではない、と思っていたけど、イゼルとジュノって案外有能な諜報活動してるのね。

「おかげで、母上には姫を嫁にするのに御両親の許可を取らずにどうする、と説教されるし、堂々と申し込める体裁を整える為、ちょっとイリスにまで行って神殿を壊してきた。」
「は? 」
「・・曲が終わるな。 ティア。」

演奏が終わり、次の曲目までしばしあたりが静寂になる。

足を止めたレイはティアのそばに片膝でひざまづき、ティアの両手を取って正式の貴族のプロポーズの姿勢になる。
エメラルドの瞳は情熱で揺らめきティアを真摯に見つめる。

! まさか、レイ・・・

「ソフィラティア姫、俺のティア、心から君を愛している。このシルバレイ・ファラメルン、君を一生愛するとここに誓う。生涯大事にするから、ティア姫、俺と結婚して頂けますか?」
「! はい喜んで、お受けします、シルバレイ王子。愛しています、レイ。」
「俺も愛しているよ、ティア、俺の花嫁。」

嬉しい! ああ、こんな日が来るなんて! 私、夢にも思わなかった。レイが憧れのプロポーズをちゃんとしてくれた!

ティアの瞳がみるみる輝いて、感激のあまり嬉し涙が一筋、紅潮した頬にこぼれた。

レイは嬉しそうにティアの両手にそっとキスをすると、身を起こし固く抱きしめてくれる。

「さっきはすまなかった。この二週間、君の事を思って働き詰めだったのに、帰ってきたら貴族や騎士達は一目で君に夢中だ、その上君は俺の手を取ってくれない、でちょっと不安になった。」
「だって、まさかレイが王太子様だなんて思わなかったんだもの、あまりにも不意打ちでショックだったのよ。今日はあなたに私の事を打ち明けるつもりだったから、不安だったし。あなたは本当のことを知ったら心変わりするかも知れない、だから余計に混乱してしまって。」

そうだ、あんなにも動揺したのは多分、レイがこの国の王太子だったという事実よりも、レイから直接打ち明けられるならだしも、突如その事実を目の前に突きつけられた状況への動揺だったような気がする。

だって、私の気持ちは、例えレイが王子だとしても絶対変わらない、と既に固まっていたもの・・・

「俺だって同じだ、君が本当のことを知っても結婚しても良いと気持ちが固まるまでは、と最後まで打ち明けられなかった。君は堂々と俺を拒否することができる、それだけの立場であろう高貴な生まれだ、と予想がついたからな。」

レイが不安になるなんて・・・不安なのは私だけだとばっかり・・・

「レイ、私達、本当に結婚するのね。」
「そうだ、ティア。今日、婚約を正式に発表したし、あとは日取りを決めるだけだ。君は俺の大事な花嫁、王太子妃だ。両家の跡継ぎ問題も、結婚して俺たちに子供ができればめでたく解決だ。」

レイはいつのまにかティアを両腕に抱え、ガラス戸を開けてベッドルームに侵入するとティアを大きなベッドにそっと下ろす。

「と言う訳で、結婚式まで待つ必要はない。二人で跡継ぎ問題に前向きに協力するぞ。」
「? どう言うこと?」
「今から、俺がティアを抱く、という事だ。」
「!」

せっせと、ティアのイヤリングやら、首飾りやら、ドレスのボタンをさっきから外しているのはそういう訳だったらしい。

そんな、急にそんなこと言われても・・・心の準備が・・・

レイに毎晩施されたレッスンで、大分慣れたとはいえ、決して一線を越えないレイは結婚式まで待ってくれる、と思っていたティアは急に恥ずかしくなって真っ赤になった。

「あの、レイ?」
「ダメだ、’ハイ’しか返事は受け取らん。俺はティアが今すぐ欲しい。愛してる、ティア。心配するな、もし授かったら結婚式は直ぐにあげてやる。」

えっ、いや、そういう問題では・・・・・

これ以上待てるか、と言いながらいつの間にか裸にされたティアに、自分の着ていた礼服を、邪魔だ、とサッサと脱ぎ捨てたレイが覆い被さってくる。

「んん・・ん・・」

もう二人の間を隔てるものは何も無い。

舞踏会の素晴らしいドレスも、レイの王太子の礼服も、胸当てもショーツも、二人の間にあった秘密さえ、全てを超えて開放感に包まれ、ティアは覆いかぶさって来るレイの胸に抱きついた。

レイ、いつ見てもなんて逞しい・・・あぁもう、レイに触れると思うだけで・・・

「レイ・・・きて」
「ティア・・」

二人でそっと、まるで結婚式の時に交わす誓いのキスのような、優しいキスを交わしてお互いの温もりを確かめあう。

抱き合ってレイの肌の温もりを感じるだけで、身体が熱くなってくる。
なんか、今日は全てを打ち明けてしまったからか、いつもより気持ちが高ぶって、レイが恋しくてたまらない。
レイ、と呟いて自分から唇を重ねてゆき、火照った身体をレイの逞しい身体に押し付けてしまう。
ん・んん、と何度も熱い口づけを交わして、唾液が口の橋から溢れるのも構わず、口腔に押し入ってきたレイの舌に自分の舌を溢れる唾液ごとねっとり絡めあい、積極的に舌を伸ばして存分にレイを味わう。

はぁ、たった二週間逢えなかっただけなのに、レイに触れたくて堪らない、それに・・・

「レイ、もっと私に触って、レイにいっぱい触れてほしい、逢えなくて寂しかったの。あなたの温もりを感じさせて。」
「・・・そんなに煽るな、優しくできなくなる。」

何度も口づけを交わし、逢えなくて寂しかった、とお互いの熱くなる身体を押し付け合いながら温もりを感じて、幸せで胸が一杯になる。

「ティア、ティア・・・」
「ん・・・は・・ぁぁ・・」

レイが何度も名前を呼んでくれる。胸の頂の蕾をつまみながら、うなじをねっとりと舐め上げてくる。
その掠れたティアを求める声を聞いているだけで身体中が熱くなって感じてしまう。
ティアの弱いところを知り尽くしたレイの指に翻弄され、びくんと甘い愉悦に身体が反応して、幸福感を伴う艶やかな声をついあげてしまう。
やがて、胸の頂を口に含んだレイの唇からクチュ、チュッ、と濡れた音が聞こえてくる。いや・・ぁ・・・触れている部分が熱い。
下肢にも甘い痺れがひろがって、レイが欲しくて、腰を揺らしてしまう。

もっと、もっと強く、痛いくらいにあなたを感じさせて・・・

レイの頭を抱え込んで、背中を反らしておねだりするティアに、レイは心得たように、チェリー色も鮮やかな蕾を熱い舌先で転がしてから強く、ジュッと音を立てて吸い上げた。

「んんっ・・・」
「いい子だ、ティア、どうやら心変わりはしていないようだな。相変わらず敏感だ。」

何度も交互に胸を可愛がられて、濡れて鈍く光るツンと尖った胸の頂き。ジンジンと疼く敏感な蕾に歯を当てて軽く噛んでくるレイに、ティアは喉から甘いねだるような声が漏れるばかりで、もうまともな返事ができない。

やがてレイのいたずらな指が内股入り込み、花びらを掻き分けて、膨れた花芽を擦られると、強い刺激に腰が跳ねてしまう。

「は・・・んん・・」

思わずレイの逞しい身体にしがみついて、熱い吐息が唇から溢れる。

びく、びく、と痙攣するすべすべ肌の太もも、潤んだ神秘的な青紫の瞳、甘えるような可愛い嬌声、レイを煽るばかりのティアの肢体に思わず満足そうに呟く声が聞こえる。

「男冥利に尽きるな。ティア・・・」
「んん・・・あっ・・」

レイの声も掠れて、低く呟かれると、その声自体がティアには甘美な媚薬のようで、身体に甘い痺れが走り抜ける。
花びらをいじっていたレイの指が、ぬるっと滑り、赤みを帯びてつるんと膨らみ尖ってきた花芽にそのまま蜜を塗りつけるようにこすられた。

「あっ、あっ、あっ・・・」

強い快感が身体中に走り身体が勝手に跳ねてしまう。
ティアがそれほど大きくない、と気にしていた胸がたわわに揺れて、胸の頂の蕾は先ほどレイに唇で可愛がられたせいで、濡れて誘うように照らついてレイの理性を大きく揺さぶる。

唸るような声をあげたレイがティアの胸に齧り付き、チュク, ジュル、と胸と溢れる蜜口からの両方聞こえる濡れた音は、ティアのあげる甘い艶やかな声で掻き消されてしまう。

あん・・ダメ・・・やぁ・・・

何度もイッて、イクたびに身体の芯が熱を帯びていき、腰を揺らしてしまう。蜜口にレイの指が差し入れられ、確かめるようにそっと中で指を掻き回す。

ふわぁ、そこは・・ぁん・・ティアが弱い浅い壁を指で突かれると、また身体が震えて身体中が快感に痺れ、大量の蜜が溢れ出てくる。

「少しキツくなってるな、ちょっと待ってろ。」
「や・・ああぁ・・・」

花びらにレイの熱い息が降りかかり、指でグイと恥ずかしいところを広げられ花びらに沿って、ゆっくり熱い舌が移動する。

あ・ぁ・ぁ・きちゃう・・・

これから与えられる快感にティアの身体は期待感で動悸が速まり、ドクンドクン、と心臓の音が聞こえるようだ。チュル、とレイの唇が膨れた花芽を捉えてツルツルした表面を優しく舌先で突いて焦らし、腰が緊張してお腹に力を入れてしまう。
何度もされた愛撫なのに、こればかりは何度されても腰に緊張が走る。
舌先で焦らすばかりのレイに、思わず踵を上げて腰を揺らし、知らずに強い刺激を求めて押し付けようとしたティアの太ももをレイはガッチリ手で押さ込んで、いきなり花芽を強く吸い上げた。

「あァァ・・・」
「まだだ・・もう少し・・・」

そのまま、唇を離さず、イッたばかりのティアの身体が蕩けていく。

やん・・ぁァア・・・

蜜口を探るレイの指が水音を立てて、指の数が増やされる。震える太ももを宥めるようにぷっくり膨れた花芽をねっとり舐めあげ、被さっていた覆いを舌でズラす。
空気に触れて敏感な花芽にレイの熱い息が、ふっ、とかかって痺れるような快感が広がる。

レイ、焦らしちゃ、や・ぁ・んん・・・

むき出しの花芽をレイは口に含んで熱く濡れた舌や唇で刺激を与えられ、ティアの身体がトロトロに蕩けてゆく。小さな乱れた甘い喘ぎ声しか出せず、ぁ・ぁ、と蜜口から蜜が溢れるたびにティアの身体は弛緩してゆき、身も心もトロントロンに溶けだす。
いつの間にか増やされた指に、ティアはもう違和感を覚えず、ただただ、レイの愛撫に翻弄される。びくん、びくんと震える身体はもうイキっぱなしで熱い蜜口に入ったレイの指までティアの熱で溶かしてしまいそうだ。

「ん、ティア、俺が欲しいか?」
「レイ、きて。欲しいの、あなたが欲しい。」
「ティア、俺の花嫁、俺は一目見た時から、君が欲しかった。」

えっ? 一目って、もしかして、ハテの海岸で初めて会った時?

ティアの青紫の瞳を見つめながら、片手で優しくティアの柔らかく月明かりに光る髪を撫で、そのまま、ズっと腰を前に進める。

クチュ、とレイを蜜口に感じる。

レイ、はやくきて、あなたを感じさせて・・・

気持ちが高ぶってドキドキ胸は高鳴り、先ほど頭をかすめた疑問さえ、もう、気にならない。
レイの眼差しが熱く鋭いものになり、慎重に腰を沈めてゆく。前進を阻める感触にレイは一旦腰を止め、ふうっ、と額に汗を浮かべながら、ゆっくり顔を下げてくる。

「ティア、愛してる、一生離さない。」

そうティアにささやいたかと思うと、そのままズンと一気に腰を沈めた。

はっ・いっ・・つっ・・んん

レイから最初は痛いはずだと言われていたので、覚悟をしていたティア。一瞬の痛みが過ぎると痛みより、レイの身体の重み、ティアの中で蠢く熱いレイの屹立に意識を取られてしまう。

レイ、が私の中にいる、熱い・・あ、今、中で動いた・・・

痛かったし、圧迫感は感じるし、今でもズキズキするのに、初めてレイと一つになれた、と思うとティアの心に幸せが溢れてくる。なんだか感動して胸一杯になり、ぎゅうと二人の間には空気さえ入る隙間がないようにレイの身体に手を回してレイに抱きつく。

「レイ・・・」

身体を貫かれたような圧迫感も、レイの身体の重みも、ただただ一緒になれた幸福感に包まれ、まるでレイが自分の体の一部になったように感じて、寧ろ心に心地よい。レイが耐えるように目を瞑ったまま、しばらくして腰を引き始めると、あ、出て行かないで、と切なくなり、知らずにレイを中できゅう、と締め付けて引き留める。

「っ・・・ティア、君は何て熱いんだ。溶けそうだ。」
「レイ・・・もっと・愛して・・・」

目を開いてティアを見つめ、ゆっくり腰を動かして、ティアを気遣い抽送を繰り返すレイに、痛みも忘れ、思わず本音が漏れる。

そう、私、レイにもっと激しく愛して欲しい。痛くってもいいから、レイの情熱を感じさせて・・・・

「ティア、コラ煽るな、くっ・・・もたんぞ、俺も、気持ち良すぎる・・・」

レイを求めてきゅうきゅう締め付けてくるティアに、レイも煽られ、動きが大胆で激しくなってくる。二人の肌が密着して、熱く濡れたレイが強く打ち付ける度、身体に広がっていく快感、繋がったところから蜜が溢れ、蕩けて溶けてしまう。

レイに入れられたまま、手で頭を固定されて、深く激しい口づけを求められ口を開いて受け止める。

・・気持ちいい・・レイに身も心も全て委ねて、蕩けきってしまうのを感じる。

腰を無意識にくねらせて、知らずにレイをきゅうと激しく締め付ける。
二人の息が混ざり合い、腰を叩きつけるように動かしてくるレイに合わせて、ティアも夢中で踵で支え迎え入れて二人で刻む波のようなリズム。奥を突かれる度に心が震え、深い快感に変わる。 熱く蕩けたティアの身体は、溢れる蜜で太ももまで濡れて、レイが穿つたび水音が、クチュグチュ、と響いて、甘い痺れが波のリズムでティアの身体に浸透してゆく。

激しい・・・あぁ・・レイ・・・快感でティアの頭が朦朧としてきて、意識が飛んでしまいそうになる。

激しい動きに視界がぶれて、レイの顔がよく見えない・・

だめ、もうダメ・・レイ・・どこ・・・心で呟いたつもりが、口に出してしまったらしい。

「ティア、ここにいる、イクぞ。」

激しい息遣いとともに力強く最奥を突き上げられ、堅く抱きしめられそのまま腰をグッと押し付けられた。

ああぁっ・・・・・

ズン、と奥で感じた快感で、頭が一瞬真っ白になり、レイ、レイ、と愛しい名前を心の中で叫ぶ。
ドクドク、ドクッ、大量の熱いレイの精が身体の奥に流れ込んでくる。

あぁ、温かい、レイ、愛してる・・・

レイの熱い思いが注がれ、お腹の中に温もりを感じて身体の奥に直接浸透してゆく。
抱きしめてくれるレイの温かい存在感、温もりに包まれ、安心感に委ねてティアの身体が徐々に弛緩していった。
甘い幸福感が身体中に広がってゆき、ティアの指先まで感動で震えだす。

レイと初めて一つになれた嬉しさで目が潤んでしまうティア、太ももが痙攣して震えっぱなしだが、そんなことより、レイは、そのまま未だ硬い屹立を、再び穿ち始めた

「だ、だめ、今、動いたら、ああぁっ・・・」

再び凄まじい快感の高波が押し寄せる。上がりっ放しの感覚が降りてこれず、ふわふわした意識が、レイの、ズン、と奥を穿つような力強い突きで、目の前が再び真っ白になり、意識を押し流されてしまう。

「あ・・ぁ・・ぁ・・ん・・」

もうマトモな声も上げられず、言葉にならない喘ぎ声だけがティアの喉から漏れてくる。いつの間にかレイに太ももを抱えられ、前よりレイを深く感じる体位、ティアの身体はマトモに力が入らない。

ふぁ・・・なんて・気持ち・いいの・・・レイ・・レイ・・

レイの激しい攻めは続いていて、身体の奥がジンジンと甘い快感で痺れる。

「ティア、愛してる・・・」

耳のそばで唸るように告げられて、ティアの心は夢心地になる。

「レイ・・レイ・・愛し・てる」

これだけは、伝えたい、と、切れ切れに、激しい息使いの中、息を繋いで想いを言葉にした。

「くっ・・・」

ティアの心からの言葉と、ビクンビクンと震える身体のきつい締め付けに、レイは、ズンと再び力強く深く突き上げると、動きを止めて、グリグリと腰を回してまた激しくティアの身体に、ドク、ドクっと精を注ぎ込む。

ハアハアと激しい息遣いで、声が枯れて酸素を求めて胸を上下させるティアに、レイは自らの唾液を注ぐように、深く長く口付けていつまでもティアを抱いて放さない。

「ん・・んん・・」

ティアの太ももは、注がれた熱い白っぽい精と愛蜜とでぐしょぐしょだが、口づけを交わす間も、レイはティアの身体から屹立を抜かず、クチュ、クチュと小刻みに腰を動かし出し入れを楽しんでいる。

レイ・・やん・・もう・・・・・

ティアの頭は、未だふわふわ宙に浮いているような浮遊感に酔っている。

ティアの心音が落ち着くまで、そのままシーツの上で弛緩したティアのすべすべの肌の感触を両手でまさぐり楽しんでいるレイ。

溶けてグニャグニャだったティアの身体に力が戻ってくると、レイは心から嬉しそうに、ティアの身体を自分の身体の上に乗せて、重みを楽しみながら、ボーとしているティアに囁いた。

「ティア、俺の花嫁。君は熱くて最高だ。身体、辛いか?」
「ううん、レイにずっとレッスンで慣らして貰ったお陰か、それほど辛くないの。」
「そうか、なら、もう一度だけ愛していいか? まだ、俺の心がティアが足りない、とうるさいんだ。」
「何度でも愛して。私の心も、まだレイが足りないの。」
「ティア、嬉しいが、君の身体が心配だ。」
「レイ、私の身体能力知っているでしょ。あなたについていけるのは、私くらいよ。」

爪の先まで暖かくなるような、レイの愛情溢れる言葉と、気遣いに、ティアの心が幸せで満たされてゆく。
身も心もレイの愛情で包まれ、ティアの身体がまた熱くトロけてゆき、レイを激しく求めて疼きだす。
ティアはレイに顔を近づけ、額を合わせて婉然と微笑みながら軽く唇を合わせた。

レイ、あなたが欲しいの・・・・

ティアの愛溢れる返事に、レイの顔にゆっくり笑顔が広がった。

「そうだったな。さすが俺の花嫁だ。ティア、俺の女神、まだ夜は長い、今夜は、ゆっくり愛し合おう。」

頬を薔薇色に染めて潤んだティアの青紫の瞳を覗き込み、ティアの情熱を確かめると、二人はもう一度甘い口づけを交わした。
そしてレイはようやく、ゆっくりティアの身体から自らを引き抜いて、今度はティアの身体を慈しむように、身体中の至る所に口づけてゆくのだった。




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