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第五十七話「家族」(蒼馬視点)
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二日後、俺は父さんのピアノ教室を手伝うことになった。
この日レッスンの予定がある生徒は五人。
ピアノ教室は十二時から二十一時までで、中学生以上の生徒は九十分、小学生以下の生徒は六十分のレッスンとなっている。
昼食を父さんと早めに食べて、ピアノが置いてある一階の一部屋を掃除する。
この部屋は裏口の玄関から直接繋がっているから、生徒はドアを開けたらすぐに教室があるという仕組みになっている。
「こんにちは~……」
「こんにちは!」
玄関のドアを開けて入ってきたのは、小学生の小さな男の子だった。
名前は確か、中島聡介くん。父さんが案内して、ピアノの椅子に座らせる。
「先生、この人だれ?」
「ああ、この人は高築蒼馬くん。夏休み限定で、ピアノを一緒に教えてくれる特別講師だよ。私の息子なんだ」
「よろしくね。名前は父さ……優先生から聞いてるよ。中島聡介くんだよね? 聡介くんってよんでもいい?」
「……うん」
小さな聡介くんはこくりと頷いた。
父さんが主にピアノの弾き方を教える係で、俺が少し助言したり、何かわからないことがあれば教えたり、生徒のノートに宿題を書いたりするアドバイス役だ。
父さんが楽譜を譜面台に置く。
「今日はブルグミュラーのアラベスクを片手ずつ練習するのが宿題だったよね。お家でできたかな?」
「うん」
「じゃあ、弾いてみてもらってもいい?」
俺と話すときのような口調ではなく、優しく生徒に話しかける父さんを見ていると、本当に子どもが好きなんだなと伝わってくる。
このピアノ教室は大人が二割で子どもが八割と、子どものほうが圧倒的に多い。
もちろん大人にも力を抜かずにしっかり教えているけど、高校の夏休み、子どもに教えているときの父さんは教え終わるまでずっと笑顔が絶えなかったのを覚えている。
「……うん、よく弾けてるよ」
聡介くんが弾き終わり、父さんが褒め言葉を口にした。
「ちょっと十六分音符を同じリズムで弾くのが難しいよね。もう少しゆっくり弾いてみよう。蒼馬先生から何かアドバイスはある?」
「えっと……聡介くんは十分上手く弾けてるから、優先生の言う通り速い部分をゆっくり弾いたり別のリズムにして弾いてみよっか」
「ほんとに? 俺、上手く弾けてる?」
「え……?」
聡介くんが丸くて大きな瞳でこちらを見上げる。
そこには不安そうな色が滲み出ていて、俺は安心してもらうために少し屈んでにっこり笑った。
「本当だよ、上手く弾けてるよ。聡介くんの演奏初めて聞いたけど、すっごく綺麗に弾けてるよ」
「じゃあ俺、アルファなのかな?」
「えっ……と、それは……」
予想もしていなかった質問に、口ごもってしまった。
第二の性は中学生頃の第二次成長期でないと判明されない。
小学生の聡介くんは、まだ第二の性はわからない。
困ったように父さんを見つめると、父さんも苦い顔をして考えこんでいた。
「兄ちゃんが、アルファなんだ。アルファの兄ちゃんはなんでもできて、ちょっと楽譜の読み方教えただけで、ピアノもさらさら弾けちゃう。でも姉ちゃんはオメガで、いつも成績は良くないし、楽譜の読み方教えてもピアノは全然弾けやしない。だったら俺は、アルファでしょ? それで、いつかピアニストになるんだ。オメガなんてなりたくない。……いじめられたくない」
最後は消え入りそうな声だったけど、しっかり俺の耳に届いた。
聡介くんはきっと、家庭環境や学校の人間関係をみて自分がオメガだったらいじめられて、ピアニストにもなれないと思ってしまっているのだ。
……でも俺は知ってる。
オメガでも第二の性に負けずに人一倍努力して、ヴァイオリニストになった人物を。
俺はそっと聡介くんの頭を撫でた。
俯いていた聡介くんが、俺を見上げる。
「オメガでも、努力すればきっと夢は叶うよ。それにアルファだからって、何かに躓いたり失敗したりして夢が叶わない人もいる。辛い目に遭う人だっている。何かを目指すことに、第二の性は関係ないんだよ」
「でも……」
「君のお姉ちゃんだって、もしかしたら裏で何か頑張ってるかもしれないよ? ピアノが弾けなくても、夢があってその夢に一直線なのかもしれない。聡介くんがアルファでもベータでもオメガでも、自分はピアニストになるって強い意志を持っていれば、いずれそれは叶えられるよ」
アルファだからって、いじめられないわけじゃない。それは身を持って知っている。
だから、そうやってすべて第二の性に縛られないでほしい。
第二の性に囚われないで、自分のしたいことをしてほしい。やりたいことには諦めずに挑戦してほしい。
そんな想いをこめて頭を撫でていると、擽ったかったのか聡介くんはえへへと笑った。
「蒼馬先生、ありがとう。ずっと、オメガだったらどうしようって思ってたけど……なんかそういうの、どうでもよくなった。俺は、ピアノを弾き続けるよ」
「……うん。頑張ってね」
それからは六十分間レッスンを行った。
あっという間に十三時になり、俺が今日の宿題を書いているころ、扉が開いて聡介くんのご両親がやってきた。
「お世話になっております、聡介のお迎えに上がりました」
「聡介はいらっしゃいますか?」
「聡介くんならここにいますよ」
父さんが帰り支度をしている聡介くんのほうに案内する。
俺は聡介くんのご両親を見て――言葉が詰まってしまった。
ご両親は、男同士だったのだ。
男同士の夫婦は外を歩いているとよく見かけていた。
でも、大学で寮生活をしていたからしばらく見かけていなくて、聡介くんの両親を見た瞬間一気に湊の姿が脳内を駆け巡ってしまったのだ。
「聡介が何かしでかしたりしてないですか? この子家じゃ走り回ってるから……」
そう言ったのは小柄で優しそうな顔立ちの男性。
恐らくこちらがオメガだろう。
「いえ、とてもお利口で、上手に演奏していましたよ」
「……ったく、ほんっとに内弁慶なんだよな、お前は」
背丈の高い大きな男性が聡介くんの頭をがしがし撫でる。
この人がアルファなのだろう。
俺は聡介くんと両親の二人が会話しているのを、ぼうっと見つめてしまっていた。
「ほら聡介、先生にご挨拶して」
「ありがとうございました」
「また来てね」
「蒼馬先生も、また会える?」
「……あ、うん、また会えるよ。会える日を楽しみにしてるね」
「それじゃあ、ありがとうございました。失礼します」
「失礼します」
「こちらこそありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
聡介くんの両手を、二人が握る。
聡介くんは両親に挟まる形でのんびり歩き出し、オメガの人が聡介くんに笑って話しかけているところで玄関の扉が閉まった。
ピアノ周りを掃除しながら、俺は聡介くんとその両親が話しているところを何度も思い出してしまう。
……俺も湊と、家族になれたら。
「~~~っ!」
想像するだけで悶えて壁に頭を打ちつける。
俺と湊の赤ちゃんなんて、もう絶対に可愛い。百パーセント可愛い。
まだ大学生で、卒業しても父さんのピアノ教室で働いてお金を貯めてからそういうことは考えるべきなのに、どうしても思考が先回りする。
いつか湊と家族になれる日がくるといいな。絶対に、俺からプロポーズしよう。
ピアノ教室は二十一時までだけど、今日は最後の生徒が二十時までだったから、俺と父さんは二十時まで生徒にしっかり指導した。
この日レッスンの予定がある生徒は五人。
ピアノ教室は十二時から二十一時までで、中学生以上の生徒は九十分、小学生以下の生徒は六十分のレッスンとなっている。
昼食を父さんと早めに食べて、ピアノが置いてある一階の一部屋を掃除する。
この部屋は裏口の玄関から直接繋がっているから、生徒はドアを開けたらすぐに教室があるという仕組みになっている。
「こんにちは~……」
「こんにちは!」
玄関のドアを開けて入ってきたのは、小学生の小さな男の子だった。
名前は確か、中島聡介くん。父さんが案内して、ピアノの椅子に座らせる。
「先生、この人だれ?」
「ああ、この人は高築蒼馬くん。夏休み限定で、ピアノを一緒に教えてくれる特別講師だよ。私の息子なんだ」
「よろしくね。名前は父さ……優先生から聞いてるよ。中島聡介くんだよね? 聡介くんってよんでもいい?」
「……うん」
小さな聡介くんはこくりと頷いた。
父さんが主にピアノの弾き方を教える係で、俺が少し助言したり、何かわからないことがあれば教えたり、生徒のノートに宿題を書いたりするアドバイス役だ。
父さんが楽譜を譜面台に置く。
「今日はブルグミュラーのアラベスクを片手ずつ練習するのが宿題だったよね。お家でできたかな?」
「うん」
「じゃあ、弾いてみてもらってもいい?」
俺と話すときのような口調ではなく、優しく生徒に話しかける父さんを見ていると、本当に子どもが好きなんだなと伝わってくる。
このピアノ教室は大人が二割で子どもが八割と、子どものほうが圧倒的に多い。
もちろん大人にも力を抜かずにしっかり教えているけど、高校の夏休み、子どもに教えているときの父さんは教え終わるまでずっと笑顔が絶えなかったのを覚えている。
「……うん、よく弾けてるよ」
聡介くんが弾き終わり、父さんが褒め言葉を口にした。
「ちょっと十六分音符を同じリズムで弾くのが難しいよね。もう少しゆっくり弾いてみよう。蒼馬先生から何かアドバイスはある?」
「えっと……聡介くんは十分上手く弾けてるから、優先生の言う通り速い部分をゆっくり弾いたり別のリズムにして弾いてみよっか」
「ほんとに? 俺、上手く弾けてる?」
「え……?」
聡介くんが丸くて大きな瞳でこちらを見上げる。
そこには不安そうな色が滲み出ていて、俺は安心してもらうために少し屈んでにっこり笑った。
「本当だよ、上手く弾けてるよ。聡介くんの演奏初めて聞いたけど、すっごく綺麗に弾けてるよ」
「じゃあ俺、アルファなのかな?」
「えっ……と、それは……」
予想もしていなかった質問に、口ごもってしまった。
第二の性は中学生頃の第二次成長期でないと判明されない。
小学生の聡介くんは、まだ第二の性はわからない。
困ったように父さんを見つめると、父さんも苦い顔をして考えこんでいた。
「兄ちゃんが、アルファなんだ。アルファの兄ちゃんはなんでもできて、ちょっと楽譜の読み方教えただけで、ピアノもさらさら弾けちゃう。でも姉ちゃんはオメガで、いつも成績は良くないし、楽譜の読み方教えてもピアノは全然弾けやしない。だったら俺は、アルファでしょ? それで、いつかピアニストになるんだ。オメガなんてなりたくない。……いじめられたくない」
最後は消え入りそうな声だったけど、しっかり俺の耳に届いた。
聡介くんはきっと、家庭環境や学校の人間関係をみて自分がオメガだったらいじめられて、ピアニストにもなれないと思ってしまっているのだ。
……でも俺は知ってる。
オメガでも第二の性に負けずに人一倍努力して、ヴァイオリニストになった人物を。
俺はそっと聡介くんの頭を撫でた。
俯いていた聡介くんが、俺を見上げる。
「オメガでも、努力すればきっと夢は叶うよ。それにアルファだからって、何かに躓いたり失敗したりして夢が叶わない人もいる。辛い目に遭う人だっている。何かを目指すことに、第二の性は関係ないんだよ」
「でも……」
「君のお姉ちゃんだって、もしかしたら裏で何か頑張ってるかもしれないよ? ピアノが弾けなくても、夢があってその夢に一直線なのかもしれない。聡介くんがアルファでもベータでもオメガでも、自分はピアニストになるって強い意志を持っていれば、いずれそれは叶えられるよ」
アルファだからって、いじめられないわけじゃない。それは身を持って知っている。
だから、そうやってすべて第二の性に縛られないでほしい。
第二の性に囚われないで、自分のしたいことをしてほしい。やりたいことには諦めずに挑戦してほしい。
そんな想いをこめて頭を撫でていると、擽ったかったのか聡介くんはえへへと笑った。
「蒼馬先生、ありがとう。ずっと、オメガだったらどうしようって思ってたけど……なんかそういうの、どうでもよくなった。俺は、ピアノを弾き続けるよ」
「……うん。頑張ってね」
それからは六十分間レッスンを行った。
あっという間に十三時になり、俺が今日の宿題を書いているころ、扉が開いて聡介くんのご両親がやってきた。
「お世話になっております、聡介のお迎えに上がりました」
「聡介はいらっしゃいますか?」
「聡介くんならここにいますよ」
父さんが帰り支度をしている聡介くんのほうに案内する。
俺は聡介くんのご両親を見て――言葉が詰まってしまった。
ご両親は、男同士だったのだ。
男同士の夫婦は外を歩いているとよく見かけていた。
でも、大学で寮生活をしていたからしばらく見かけていなくて、聡介くんの両親を見た瞬間一気に湊の姿が脳内を駆け巡ってしまったのだ。
「聡介が何かしでかしたりしてないですか? この子家じゃ走り回ってるから……」
そう言ったのは小柄で優しそうな顔立ちの男性。
恐らくこちらがオメガだろう。
「いえ、とてもお利口で、上手に演奏していましたよ」
「……ったく、ほんっとに内弁慶なんだよな、お前は」
背丈の高い大きな男性が聡介くんの頭をがしがし撫でる。
この人がアルファなのだろう。
俺は聡介くんと両親の二人が会話しているのを、ぼうっと見つめてしまっていた。
「ほら聡介、先生にご挨拶して」
「ありがとうございました」
「また来てね」
「蒼馬先生も、また会える?」
「……あ、うん、また会えるよ。会える日を楽しみにしてるね」
「それじゃあ、ありがとうございました。失礼します」
「失礼します」
「こちらこそありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
聡介くんの両手を、二人が握る。
聡介くんは両親に挟まる形でのんびり歩き出し、オメガの人が聡介くんに笑って話しかけているところで玄関の扉が閉まった。
ピアノ周りを掃除しながら、俺は聡介くんとその両親が話しているところを何度も思い出してしまう。
……俺も湊と、家族になれたら。
「~~~っ!」
想像するだけで悶えて壁に頭を打ちつける。
俺と湊の赤ちゃんなんて、もう絶対に可愛い。百パーセント可愛い。
まだ大学生で、卒業しても父さんのピアノ教室で働いてお金を貯めてからそういうことは考えるべきなのに、どうしても思考が先回りする。
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