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第17話 痴漢ダメ絶対!
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女装が完了したボクは、桜さんと手を繋いでお出かけです。どうやらオシャレなサンダルも買って来てくれたようで、これならどう見ても女性に見えるでしょう!
でも、セクシーパンツとワンピースだけという貧弱な装備のボクは、下半身とかスースーして落ち着かないのです。ワンピースの丈が短いので、自然と内股歩きになってしまいます。
「……ユウコちゃん、歩き方が不自然ですよ?」
「そ、そんな事を言ったって、スースーして恥ずかしいです……」
玄関から駐車場までの道を歩くだけでこれである。そうか、ボクが外出許可を貰えるかは今日の『絶対に勃起してはいけない外食ツアー』の結果が関わっているのだ。勃起してしまったら即終了かもしれない! 一人でこってりラーメンを食べる事を夢見て頑張るしかないな!
羞恥心を捨てて堂々と歩き、何とか駐車場まで辿り着く事が出来た。桜さんが運転席に座ったが、何故かボクは助手席に座らせられたのであった。
「えっ? ボクが助手席で良いんですか?」
「……これもユウコちゃんの訓練です。助手席なら多くの人に見られるので、バレないようにして下さい」
「なるほど~!」
さすが桜さんですね。天才の考える事はちょっと違っていました。どうやらここから30分くらいの場所に行きつけのお寿司屋さんがあるらしく、景色でも楽しもうかな!
軽快に走り出した車は、暗い地下駐車場を抜けて地上に出た。時刻はまだ18時になっていないくらいで、外はまだまだ明るかった。
チラっと後部座席を見てみたが、夏子さんはお疲れなのか目を閉じていた。やっぱり病院のお医者様というのは激務なのだろう……。ゆっくりと休ませてあげようと思う。
そうしてボクは視線を外に向け、流れゆく景色を楽しんでいた。ほとんどビルばかりだけど、飲食店とかも結構ありそうだ。あっ、今ラーメン屋があったぞ。味噌ラーメン専門店な感じだったけど、覚えておこうかな!
時間的にお仕事帰りのお嬢様方が多いようで、道行く人々はスーツ姿の女性で溢れていた。赤信号で止まった時には、横断歩道を渡る女性がボクを見つめて来た。もしかしてバレたのだろうか!?
「なんかボクの事を見て来るんですけど、バレてますかね?」
「……安心して下さい。ユウコちゃんが可愛いから見ているだけです」
「はぁ、良かったです」
そして信号が変わり、桜さんの運転する車が走り出した。全然揺れない車内は、車の性能が良いのか、それとも桜さんの運転技術が凄いのか分からないが、きっと両方なのだろう。
だがしかし、都内の道路は信号の間隔がすごく短くてちょっと走っただけで赤信号に捕まってしまうのでした。
ボクの前を通過するお姉様達を見ていたら、急にボクの愛棒がまさぐられた!
「ちょっ、桜お姉ちゃんダメですよ……止めてくださぃ。痴漢ダメ絶対!」
「ふふ……あんまり反応したらバレちゃいますよ? それに先生が起きてしまいます。大きな声を出しちゃだめです」
ワンピースの丈が短いので、容易に桜さんの手の侵入を許してしまった。ボクは必死に抵抗して桜さんの手を追い返そうと奮闘するが、巧みなテクニックでどんどんと侵入を許してしまった。桜さんはボクの弱点を知っているかのような手つきで、あっという間に硬くなってしまったのだ。
「どんどん硬くなってますよ。それに、あんまりエッチな顔をしているとバレてしまいます。……ほら、あの女性なんてこっちを不審な目で見てますよ」
「えっ!? 嘘! ちょ、止めてください。バレちゃいます……」
桜さんは前を向いたまま、無表情で信号を見つめていた。くそぅ、これじゃボクが一人でエッチな表情をしているヘンタイさんじゃないか……。
信号が赤から青に変わったので桜さんの攻撃も終わりかと思ったら、そのまま発進してしまった。まずい、このまま責められたらボクも発進しちゃいそうです!!
「運転中は危ないですって! そ、その、手で擦るの止めてください~」
「安心してください。イカせませんから」
「そっちの心配はしてませんよー! 事故っちゃいますよー!」
ボクは出来るだけ小さい声で桜さんを叱ったが、逆に桜さんを喜ばさせるだけだったようです。桜さんは片手運転だけど危なげなくスムーズに進み、時折ボクの愛棒をシフトチェンジする巧みなドライビングテクニックを披露してくれました。急激なシフトチェンジにボクは悲鳴を上げないように必死に我慢しました……。
そして次の信号に捕まり停車すると、車はアイドリングストップしたはずなのに桜さんの手が小刻みにブルブルと震えている。ボクも限界が近づき、公衆の面前で達してしまいそうになってしまった。
「さ、桜お姉ちゃん……も、もうダメです。そろそろ限界です! お願いします……手を離してください……」
「ふふ……ダメです。前を良く見て下さい。たくさんの人がユウコちゃんを見ていますよ」
言われて前を向いてみれば、横断歩道を渡る女性たちみんながボクを見ていた。きっとボクの赤く蕩けた顔に注目しているのだろう……。や、やばい。もう本当に限界だ。
「ほらみんな見てますよ。みんなに見られてイっちゃいますね」
ボクのオイルが漏れて滑りが良くなったのか、桜さんの手がボクの弱いところを重点的に責めて来た。その、先っぽはダメです……。
「も、もう本当に無理です、あ、ダメです……! うぅ!?」
もう限界に達するその瞬間、ボクのシフトノブの根元がギューッと力強く握られた。吐き出そうとしたボクの劣情は、せき止められてしまったのだ。
信号が変わり車が走り出したが、まだギューッと強く握られたままだ。次第に元気がなくなり、シオシオになってしまった。
そして目的地のコインパーキングに到着した時、やっとボクの服の中から手を引き抜いた桜さんの手は、テカテカと濡れていた。そしてボクに見せつけるかのようにその手をペロリと舐めたのだ。
「ふふ……ユウコちゃんの味がします」
「も、もう助手席には乗りませんからね!」
ボクは急いで車から降りて、洋服の乱れを直した。ちょっとパンツが湿って気持ち悪い。後部座席から夏子さんが降りて来て、ギュッと抱きしめてくれた。
「ユウコちゃん大丈夫? 怖かったでしょう。次からは私と後部座席に座りましょうね~」
「はい……」
ボクは夏子さんの大きな胸に顔を埋め、深呼吸する。ああ、夏子さんの甘い香りと柔らかい感触に癒される。もうずっとこのままで居たい。
でも残念ながら、至福の時はすぐに終わりを迎えた。
「往来の真ん中で何をしているんですか。ほら、行きますよ」
「……」
「もう、桜ちゃんったら嫉妬しちゃって」
強引に夏子さんから引き剝がされ、桜さんがボクの左腕に抱き着くように腕を組んできた。そして夏子さんを置いていく勢いで歩き出してしまったのだ。
『絶対に勃起してはいけない外食ツアー』の途中経過だが、車内の体験はボクにはどうしようもない不可抗力だし、セーフだよね?
そうしてボクは、やっとの思いでお寿司屋さんに到着したのだった……。
でも、セクシーパンツとワンピースだけという貧弱な装備のボクは、下半身とかスースーして落ち着かないのです。ワンピースの丈が短いので、自然と内股歩きになってしまいます。
「……ユウコちゃん、歩き方が不自然ですよ?」
「そ、そんな事を言ったって、スースーして恥ずかしいです……」
玄関から駐車場までの道を歩くだけでこれである。そうか、ボクが外出許可を貰えるかは今日の『絶対に勃起してはいけない外食ツアー』の結果が関わっているのだ。勃起してしまったら即終了かもしれない! 一人でこってりラーメンを食べる事を夢見て頑張るしかないな!
羞恥心を捨てて堂々と歩き、何とか駐車場まで辿り着く事が出来た。桜さんが運転席に座ったが、何故かボクは助手席に座らせられたのであった。
「えっ? ボクが助手席で良いんですか?」
「……これもユウコちゃんの訓練です。助手席なら多くの人に見られるので、バレないようにして下さい」
「なるほど~!」
さすが桜さんですね。天才の考える事はちょっと違っていました。どうやらここから30分くらいの場所に行きつけのお寿司屋さんがあるらしく、景色でも楽しもうかな!
軽快に走り出した車は、暗い地下駐車場を抜けて地上に出た。時刻はまだ18時になっていないくらいで、外はまだまだ明るかった。
チラっと後部座席を見てみたが、夏子さんはお疲れなのか目を閉じていた。やっぱり病院のお医者様というのは激務なのだろう……。ゆっくりと休ませてあげようと思う。
そうしてボクは視線を外に向け、流れゆく景色を楽しんでいた。ほとんどビルばかりだけど、飲食店とかも結構ありそうだ。あっ、今ラーメン屋があったぞ。味噌ラーメン専門店な感じだったけど、覚えておこうかな!
時間的にお仕事帰りのお嬢様方が多いようで、道行く人々はスーツ姿の女性で溢れていた。赤信号で止まった時には、横断歩道を渡る女性がボクを見つめて来た。もしかしてバレたのだろうか!?
「なんかボクの事を見て来るんですけど、バレてますかね?」
「……安心して下さい。ユウコちゃんが可愛いから見ているだけです」
「はぁ、良かったです」
そして信号が変わり、桜さんの運転する車が走り出した。全然揺れない車内は、車の性能が良いのか、それとも桜さんの運転技術が凄いのか分からないが、きっと両方なのだろう。
だがしかし、都内の道路は信号の間隔がすごく短くてちょっと走っただけで赤信号に捕まってしまうのでした。
ボクの前を通過するお姉様達を見ていたら、急にボクの愛棒がまさぐられた!
「ちょっ、桜お姉ちゃんダメですよ……止めてくださぃ。痴漢ダメ絶対!」
「ふふ……あんまり反応したらバレちゃいますよ? それに先生が起きてしまいます。大きな声を出しちゃだめです」
ワンピースの丈が短いので、容易に桜さんの手の侵入を許してしまった。ボクは必死に抵抗して桜さんの手を追い返そうと奮闘するが、巧みなテクニックでどんどんと侵入を許してしまった。桜さんはボクの弱点を知っているかのような手つきで、あっという間に硬くなってしまったのだ。
「どんどん硬くなってますよ。それに、あんまりエッチな顔をしているとバレてしまいます。……ほら、あの女性なんてこっちを不審な目で見てますよ」
「えっ!? 嘘! ちょ、止めてください。バレちゃいます……」
桜さんは前を向いたまま、無表情で信号を見つめていた。くそぅ、これじゃボクが一人でエッチな表情をしているヘンタイさんじゃないか……。
信号が赤から青に変わったので桜さんの攻撃も終わりかと思ったら、そのまま発進してしまった。まずい、このまま責められたらボクも発進しちゃいそうです!!
「運転中は危ないですって! そ、その、手で擦るの止めてください~」
「安心してください。イカせませんから」
「そっちの心配はしてませんよー! 事故っちゃいますよー!」
ボクは出来るだけ小さい声で桜さんを叱ったが、逆に桜さんを喜ばさせるだけだったようです。桜さんは片手運転だけど危なげなくスムーズに進み、時折ボクの愛棒をシフトチェンジする巧みなドライビングテクニックを披露してくれました。急激なシフトチェンジにボクは悲鳴を上げないように必死に我慢しました……。
そして次の信号に捕まり停車すると、車はアイドリングストップしたはずなのに桜さんの手が小刻みにブルブルと震えている。ボクも限界が近づき、公衆の面前で達してしまいそうになってしまった。
「さ、桜お姉ちゃん……も、もうダメです。そろそろ限界です! お願いします……手を離してください……」
「ふふ……ダメです。前を良く見て下さい。たくさんの人がユウコちゃんを見ていますよ」
言われて前を向いてみれば、横断歩道を渡る女性たちみんながボクを見ていた。きっとボクの赤く蕩けた顔に注目しているのだろう……。や、やばい。もう本当に限界だ。
「ほらみんな見てますよ。みんなに見られてイっちゃいますね」
ボクのオイルが漏れて滑りが良くなったのか、桜さんの手がボクの弱いところを重点的に責めて来た。その、先っぽはダメです……。
「も、もう本当に無理です、あ、ダメです……! うぅ!?」
もう限界に達するその瞬間、ボクのシフトノブの根元がギューッと力強く握られた。吐き出そうとしたボクの劣情は、せき止められてしまったのだ。
信号が変わり車が走り出したが、まだギューッと強く握られたままだ。次第に元気がなくなり、シオシオになってしまった。
そして目的地のコインパーキングに到着した時、やっとボクの服の中から手を引き抜いた桜さんの手は、テカテカと濡れていた。そしてボクに見せつけるかのようにその手をペロリと舐めたのだ。
「ふふ……ユウコちゃんの味がします」
「も、もう助手席には乗りませんからね!」
ボクは急いで車から降りて、洋服の乱れを直した。ちょっとパンツが湿って気持ち悪い。後部座席から夏子さんが降りて来て、ギュッと抱きしめてくれた。
「ユウコちゃん大丈夫? 怖かったでしょう。次からは私と後部座席に座りましょうね~」
「はい……」
ボクは夏子さんの大きな胸に顔を埋め、深呼吸する。ああ、夏子さんの甘い香りと柔らかい感触に癒される。もうずっとこのままで居たい。
でも残念ながら、至福の時はすぐに終わりを迎えた。
「往来の真ん中で何をしているんですか。ほら、行きますよ」
「……」
「もう、桜ちゃんったら嫉妬しちゃって」
強引に夏子さんから引き剝がされ、桜さんがボクの左腕に抱き着くように腕を組んできた。そして夏子さんを置いていく勢いで歩き出してしまったのだ。
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