女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第67話 ハーレムシート

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 あれから桜さんが軽く満足するまでずっと抱き合っていたのでした。周りに聞こえないように声を殺してエッチするのも興奮して良いですね! 愛棒も満足したのか、スリープモードに入ってしまいました。

 下着を取り換え、ワンピースも汚れが無い事を確認しました。桜さんはと言えば……。

「じゃあユウコちゃん、これをセットしてください」

「ほ、本当にこれを……?」

「そうです。さあお願いします」

「わ、分かりました……」

 桜さんから受け取ったピンク色のブルブルドラゴンエッグ天使の穴初心者ダンジョンのボス部屋に戻しに行く簡単なお仕事です。

 さっきと同じで『くぱぁ』した天使の穴初心者ダンジョンピンク色のブルブルドラゴンエッグをセットして、中指レンジャー君にお任せです。

「んっ……」

 卵が割れないようにゆっくりと推し進めると、ドロッとしたモンスターと遭遇した。これってもしかして……。

「あの……掻き出してないのでその、精液アレが残ってるんですけど……大丈夫ですか?」

「ふふ……大丈夫です。祝福日じゃないので妊娠する可能性は低いですけど、栓をした方が確率は上がりますから」

「え? あ、はい……」

 桜さんがウットリとした笑みを浮かべて教えてくれた。……何だろう、凄く興奮する!! スリープモードの愛棒もピクンって反応しましたよ!! 愛棒のスキル『オスの本能』が発動したのかもしれない……。どんなスキルか知らないけどね!!

 中指レンジャー君の頑張りによりピンク色のブルブルドラゴンエッグが最奥の壁に当たった。

「んっ、それで大丈夫です」

 その瞬間、ダンジョンが大きく収縮した。ギュッと壁が迫り、卵を守らんとする意志を感じた。罠だったのかもしれない、中指レンジャー君が締め付けられて逃がさないように拘束されてしまったのだ。熱々でトロトロなダンジョンに捕らわれ、締め付けられている……。

 中指レンジャー君を助けるために長方形の物体ドラゴンレーダーを起動した。一瞬の隙を作れば彼なら脱出が可能だろう……。

「はい、動作も大丈夫ですね」

「んっ……そんな動作確認までしないで良いんですよ?」

「す、すみません」

 長方形の物体ドラゴンレーダーを止めたタイミングで一気に引き抜いた。ふぅ、危ない危ない。セーフです。

 ちょっとだけボクのソウルが漏れちゃってましたので、ウェットティッシュを取り出してダンジョン入口をキレイキレイしました。

「アリスさんを待たせちゃってるので急ぎましょう!」

 そうしてボクらは、急いでトイレを脱出したのだった。



   ◇



「もう、遅すぎですわ!!」

「すみませんでした」

「ご、ごめんなさ~い!」

 トイレを出たところ、壁に寄りかかってご機嫌斜めなアリスさんが居た。見るからに『私、すんごく怒ってます!!』という表情です。まさに激おこです!! 映画館に来るまでは良い雰囲気だったのに、これはマズいぞ! よし、ご機嫌取りしよう。

 走ってアリスさんへ向かい、アリスさんの大きなお胸に飛び込んだ。ゴスロリドレスの胸元が大きく開いているため、お胸に顔が埋まって幸せです。甘い香りと仄かに香る汗の匂いが興奮する!! ああ、全身ペロペロチュッチュしたいです。

「ごめんなさいアリスさん。その、ちょっとお腹が痛くなっちゃって桜お姉ちゃんに待ってて貰ったんです」

「うひっ! ちょっ、ユウコちゃん!?」

 ぐぬぬ、誤魔化せるかと思ったけどこれだけじゃダメなのか!? よし、次の作戦だ!!

 左手をアリスさんのお尻に回し、スカートの隙間から手を差し込んだ。そして新しい下着の上からダンジョン入り口を優しくマッサージしたのだ。新しいパンツはさっきまでと触り心地が違いますね。シルクな手触りです。ふふ、プニプニなところを擦ってあげますよ~。

「あっ、ユウコちゃんが私を求めてる!? あんっ……」

 よしよし、良い感じじゃないかな!? あと一息な感じがするぞ。ポケットに右手を突っ込み、長方形の物体ブルブルコントローラーのスイッチをONにした。

「んっ……ユウコちゃんそれ私のです」

「あ、ごめんなさい桜お姉ちゃん。テヘペロ!」

 手探りでスイッチを入れたので、間違っちゃいました。よし、今度こそこっちだ。ネタバレしちゃったし、もうMAXにしちゃいますよ!!

「おっおくッ、奥がブルブル……あ゛あ゛っ、ちょ、ユウコちゃん……だ、ダメっ、ですわ!」

 マッサージする左手にすごい振動が伝わっている。MAXってこんな凄いのか……。アリスさんが抱き締める力を強くして快楽に耐えていた。

「遅かった事、許してくれますか?」

「ゆ、許しますわ!! ん゛お゛っ……と、止め……んんっ、止めて……」

「えへへ、アリスさん大好きですよ」

 スイッチを急いでオフにした。せっかく替えた下着が湿ったような気がするけど、しょうがないよね♪

 両手をアリスさんの腰に回し、上目遣いで見上げた。顔を赤くしたアリスさんが、ボクの事を熱い視線で見つめて来る。

「じゃあアリスさん。仲直りのチューしてください」

「……い、行きまわよ!」

 アリスさんの綺麗な顔がボクに迫り、キスをされた。アリスさんはキスに慣れていないようで、唇が震えていた。ボクがリードしようと思い、舌でアリスさんの唇をツンツンしてみた。段々と唇が開きボクの舌が侵入した。あとは優しく舌を絡ませ、甘い蜜の交換をするのだった。ふふ、ボクの蜜も沢山流し込んであげましょう。

「んぅ……ユウコちゃん大好きですわ♡」

「ボクも大好きですよ」

 一度口を離して愛を囁き、またキスをした。今度はアリスさんが積極的にボクの口内に侵入して来た。鼻息も荒く、貪るような激しいキスだった。

『すごいカップル……』

『あれってアリスさんよね? 素敵だわ~』

『小さい女の子にリードされるお姉様も素敵~』

 あれ、二人だけの世界に浸ってしまったけど、何やら外野が騒がしいですね。チラッと周りを見渡せば、ボクとアリスさんを囲むように人が群がっていた。スマホを構えるお姉様も沢山いるし、大変だ!!

「そ、そろそろ上映ですから行きましょう!」

 キスを中断して急いで売店へ向かい、ジュースだけ仕入れて10番スクリーンへ向かいました。手を引かれるアリスさんは、ちょっと放心状態でした。




 あれからというもの、アリスさんがずっと腕を絡ませてきた。クソ雑魚銀髪お嬢様の名に恥じないチョロさである。桜さんも呆れ顔でしたね……。

「うふふ、ユウコちゃん大好きですわ」

「ぼ、ボクも大好きですよ」

 今も入場前のエントランスでイチャイチャしているのでした。アリスさんが愛を囁き、ボクが答える。もう何度目か分かりませんが、アリスが幸せそうなので良しとしましょう。

 桜さんはそんなボク達を生暖かい目で見つめて来るのでした。ごめんなさい、桜さん。

 そして入場案内の放送が流れ10番スクリーンのお部屋に入ると、映画館特有の耳が詰まるような感覚を感じた。そして部屋全体に薄っすらと甘い香りが漂っている。薄暗い中を桜さんに続いて進むと、最上段のど真ん中の席でした。でもこれ……。

「すごいシートですね……」

「シートと言えるのでしょうか……」

「これが噂のハーレムシートですのね……」

 ハーレムシートと言う名の通り、5人くらいが寝そべる事が出来そうな大きさのソファーベッドでした。しかも何故かベッドを覆うようにドーム型になっていて、横から覗き見されないようになっている。正面は丸見えだから音とかはちゃんと聞こえるようです。

 靴を脱いで中に入れば、まるで小さなラブなホテルを連想させた。ティッシュとかタオルとか沢山あるし、まるでここで楽しんで下さいと言うような……。

「この10番スクリーンって1日1回しか使われないそうですよ」

「ほほう?」

 詳しく聞いたところ、1日1回の上映でしか使われず、上映される映画は毎日変わるけど必ず『絶頂上映会』らしいです。ワクワクしてきました!!

 リクライニング付きのソファーベッドのようで、色々な角度に変更できました。ボクが真ん中に寝そべり、左側に桜さん、右側にアリスさんです。本当にハーレムみたいだ!!

 上映までワクワクしていたら、桜さんがモゾモゾと動き出した。そしてボクの耳元に口を寄せ、コッソリと情報を伝えてくれた。

「……絶頂上映会ってエッチな映画をみんなで楽しむらしいですよ……」

「えっ!?」

「……しかも道具の持ち込みも自由です……」

「……ご、ゴクリ……」

「……これからみんながお楽しみですけど、ユウコちゃんは我慢してくださいね……」

「うう……」

 つまりこれからこの部屋に居る大勢の女性たちが一斉にお楽しみですか! その中で男性であるボク一人が楽しめないって事か?

「……ユウコちゃんはリモコンでアリスさんをマッサージしてあげて下さいね。でも、出来るだけ焦らして発情させるんですよ?……」

「うぇっ!?」

 そう言うと桜さんがボクの足元に毛布を掛けてくれた。万が一にも愛棒が目覚めた時の偽装工作ですね! それよりもアリスさんを焦らして発情ですか? ボクに出来るだろうか……?

 そして辺りが暗くなり上映が始まる時、桜さんがまた話しかけて来た。

「……この上映が終わったらご飯食べてホテルに行きますから、そこでアリスさんを堕とします。ユウタさんはそれまで我慢ですよ……」

「……っ!?」

 桜さんの言葉で愛棒がピクンと反応した。ほ、ホテルってラブなホテルですか!? ドキドキするー!!

 そして遂に、『百合プリズン』の上映が始まったのだった……。
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