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第75話 激おこ桜さん(たぶん今までで一番怒ってます)
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ラーメンを食べてホテルに戻ってきたら、美女二人がベッドの上で倒れていた。しかも二人とも全裸なのである。これは事件の香りがするぞ……。
テーブルの上にチャーハン弁当を置いてベッドに近づいていく。二人ともボクの足音を聞いてもピクリとも反応していない。コソコソとベッドへ上がり被害者に近づいていく。
音を立てて自己主張する凶器が見つかった。まるで死神の鎌のようなブルブルがある。……まずは事故現場の写真撮影からかな。カメラを起動してパシャパシャと撮影です。被害者二人の状態を確認してみる。桜さんは大きく股を広げて仰向けに、アリスさんは横向きの状態で倒れているのでした。そしてお尻のすぐ近くにはデスサイズが音を立ててブルブルしているのだ。
凶器はこのデスサイズで間違いないだろう。まずはアリスさんに近づき凶器を手に取り、スイッチを切った。凶器にはヌメヌメした液体が付着していた。……ごくり。
続いて桜さんに近づくと、アリスさんと同じように凶器にはヌメヌメした液体が付着していたのだ。よし、桜さんを起こしてみよう。
「桜お姉ちゃん、起きてくださ~い!」
「……」
返事がない、ただの屍のようだ。……いや、まだ助かるかもしれない!! デスサイズを手に取り、天使の穴に侵入させてみた。
「……んっ……」
お、ちょっと息を吹き返した。このままダンジョンを活性化させたら復活するかもしれない!! ……スイッチON♪
「……んっ……んー……?」
段々活性化してきたようです。もう一息かな。アリスさんは死んでいるようだし、今なら大丈夫な気がする。デスサイズのスイッチをオフにして、ゆっくりと引き抜いた。さっきのキスもあったし、もう我慢の限界です……待たせたな愛棒、行くぞ!!
「失礼しま~す」
「……うん? ……んっ」
ゆっくりと慎重に愛棒を天使の穴に侵入させてみた。中はウネウネしててスライムが大量にいます。そしていつもより熱々でした。
「……ん゛っ……」
体を少し前に倒して桜さんのお胸をモミモミしながら、最小限の動きで腰を動かします。……あれ、何か趣旨が変わってるような気がするけど、気のせいだよね。
夏子さんや桜さん、そして恵美さんに鍛えられた愛棒は、防御力がちょっとだけ上がったのです。まさにヒノキの棒からこん棒にクラスチェンジした感じである。まだまだ耐えられそうだ。
そう思っていたら、モゾモゾと動き出してしまった。
「う~ん、いつの間にか気絶してしまいましたわ。……あら、ユウコちゃん帰って来ましたのね」
「は、はいー!!」
アリスさんです。……これはマズいぞ。『69』の体勢でデスマッチをしていたため、桜さんと結合している部分の真横にアリスさんの顔があるのだ。ボクのワンピースの裾で結合部が隠れていると思うけど、動く訳にはいかないのだ。……ドキドキ。
「どうしたんですのユウコちゃん。桜ちゃんが寝てる間に胸を触るなんて変態さんですわよ?」
「す、すみませんー!」
根元までずっぽしとダンジョンに侵入しているため、動くに動けないのである。まずはアリスさんをここから遠ざけなくては……。
「あのあの、お昼ご飯を買ってきました! テーブルの上にあるので食べて下さい~」
「あら、ありがとう。そうね、確かにお腹ペコペコですわね」
「ご、ごゆっくりどうぞ~」
アリスさんが起き上がり、テーブルへと歩いて行きました。足が覚束ない様子でガクガクしていたけど大丈夫だろうか。でも何とかピンチを切り抜けられたようです。ふぅ、危なかった。
今のうちに愛棒を脱出させよう。ゆっくりと腰を引いて抜け出そうとしたら、桜さんがボクのお尻をカニばさみのように押さえつけられてしまった。これでは抜け出せない。
桜さんを見れば、完全に目覚めていた。そしてボクに向かって指をクイックイッとしているのである。いつもの無表情なお顔ですが、何か黒いオーラを纏っているように見えます。もしかして寝てるところを襲ったのを怒っているのか!?
ボクはゆっくりと倒れ込むように桜さんに抱き着いた。この体勢はだいしゅきホールドというやつだろう。
「さ、桜さんおはようございます。その、大丈夫ですか?」
「…………どこの女と会って来たんですか?」
「ひぃ!?」
底冷えのするような冷たい声が響いてきた。もしかして『百合と豚骨』の三つ編みお姉様とのキスの残り香だろうか!?
背中に手を回してギュッと抱き締められ、腰はだいしゅきホールドで動けない。まるでクモの巣に捕らわれた蝶のようだ。ユウタ史上最大のピンチが訪れた!!
「あのあの、ラーメン屋さんの割引チャレンジに挑戦したときに店員のお姉さんの香りが移ったのかもしれません!」
もう必死に伝えた。早口言葉になっちゃったけど、急いで伝えたのだ。
「……ふ~ん、そうですか。まあ良いです。こうやって寝ている私を襲ってくれたので信じてあげます」
「あ、ありがとうございます!」
……ふぅ、助かった。さっきの桜さんはブラック桜さんを超えていた。もう魔王みたいだった。ボクはお嫁さんを第一に考えて浮気はしません! こっちの世界に迷い込んでチヤホヤされて、ボクは勘違いをしてしまったのだ。浮気ダメ絶対!! もし桜さんじゃなくてアリスさんに突っ込んでいたらと思うと寒気がした。危なかった……。
「私の事、愛してますか?」
「愛してます!!」
「ふふ……じゃあこのままキスしてイッて下さい」
「えっ!?」
だいしゅきホールドされて動けない状態でキスだけでですか!? 確かにダンジョン挑戦中の愛棒は今なお戦っている。でもちょっと刺激が足りないような……。
「……………………愛してますよね?」
「は、はい!!」
ボクは桜さんに熱いキスをした。さっきの三つ編みお姉様に教わったような情熱的なキスを。次第に桜さんも舌を絡めて応えてくれます。そして愛棒がダンジョン奥地でチュッチュされているのだ。これなら!!
もうどれくらいキスをしているのだろうか。あれからギュッと抱き合ったままキスをして、愛棒もダンジョン奥地に潜ったままだ。息苦しさを覚えて口を離すと、すかさず桜さんがボクの頭を押さえて逃がさないのである。次第に頭がボーっとしてきて、フワフワしてきたのだ。
ボクは桜さんの事しか考えられなくなった。桜さんの匂いに包まれ、愛棒は優しく包まれている。
そして愛棒の根元からギューッと絞られるように締め付けられた時、頭が真っ白になった。
「……ん゛う゛っ」
口を塞がれているため、声が漏れた。そして愛棒も……。
随分と長い間ソウルが吐き出され、やっと終わった。優しくボクの頭を撫でてくれた桜さんが愛おしい。そしてキスも終わり、蕩ける笑みを浮かべた桜さんが美しかった。
「愛してますよユウタさん」
「ボクも大好きです。愛してます桜さん」
愛を確かめ合い、またキスをするのだった……。
「ちょっと二人とも、私も居る事忘れてませんこと!?」
遠くからアリスさんの声が聞こえたけど、キスは止まらなかった……。
テーブルの上にチャーハン弁当を置いてベッドに近づいていく。二人ともボクの足音を聞いてもピクリとも反応していない。コソコソとベッドへ上がり被害者に近づいていく。
音を立てて自己主張する凶器が見つかった。まるで死神の鎌のようなブルブルがある。……まずは事故現場の写真撮影からかな。カメラを起動してパシャパシャと撮影です。被害者二人の状態を確認してみる。桜さんは大きく股を広げて仰向けに、アリスさんは横向きの状態で倒れているのでした。そしてお尻のすぐ近くにはデスサイズが音を立ててブルブルしているのだ。
凶器はこのデスサイズで間違いないだろう。まずはアリスさんに近づき凶器を手に取り、スイッチを切った。凶器にはヌメヌメした液体が付着していた。……ごくり。
続いて桜さんに近づくと、アリスさんと同じように凶器にはヌメヌメした液体が付着していたのだ。よし、桜さんを起こしてみよう。
「桜お姉ちゃん、起きてくださ~い!」
「……」
返事がない、ただの屍のようだ。……いや、まだ助かるかもしれない!! デスサイズを手に取り、天使の穴に侵入させてみた。
「……んっ……」
お、ちょっと息を吹き返した。このままダンジョンを活性化させたら復活するかもしれない!! ……スイッチON♪
「……んっ……んー……?」
段々活性化してきたようです。もう一息かな。アリスさんは死んでいるようだし、今なら大丈夫な気がする。デスサイズのスイッチをオフにして、ゆっくりと引き抜いた。さっきのキスもあったし、もう我慢の限界です……待たせたな愛棒、行くぞ!!
「失礼しま~す」
「……うん? ……んっ」
ゆっくりと慎重に愛棒を天使の穴に侵入させてみた。中はウネウネしててスライムが大量にいます。そしていつもより熱々でした。
「……ん゛っ……」
体を少し前に倒して桜さんのお胸をモミモミしながら、最小限の動きで腰を動かします。……あれ、何か趣旨が変わってるような気がするけど、気のせいだよね。
夏子さんや桜さん、そして恵美さんに鍛えられた愛棒は、防御力がちょっとだけ上がったのです。まさにヒノキの棒からこん棒にクラスチェンジした感じである。まだまだ耐えられそうだ。
そう思っていたら、モゾモゾと動き出してしまった。
「う~ん、いつの間にか気絶してしまいましたわ。……あら、ユウコちゃん帰って来ましたのね」
「は、はいー!!」
アリスさんです。……これはマズいぞ。『69』の体勢でデスマッチをしていたため、桜さんと結合している部分の真横にアリスさんの顔があるのだ。ボクのワンピースの裾で結合部が隠れていると思うけど、動く訳にはいかないのだ。……ドキドキ。
「どうしたんですのユウコちゃん。桜ちゃんが寝てる間に胸を触るなんて変態さんですわよ?」
「す、すみませんー!」
根元までずっぽしとダンジョンに侵入しているため、動くに動けないのである。まずはアリスさんをここから遠ざけなくては……。
「あのあの、お昼ご飯を買ってきました! テーブルの上にあるので食べて下さい~」
「あら、ありがとう。そうね、確かにお腹ペコペコですわね」
「ご、ごゆっくりどうぞ~」
アリスさんが起き上がり、テーブルへと歩いて行きました。足が覚束ない様子でガクガクしていたけど大丈夫だろうか。でも何とかピンチを切り抜けられたようです。ふぅ、危なかった。
今のうちに愛棒を脱出させよう。ゆっくりと腰を引いて抜け出そうとしたら、桜さんがボクのお尻をカニばさみのように押さえつけられてしまった。これでは抜け出せない。
桜さんを見れば、完全に目覚めていた。そしてボクに向かって指をクイックイッとしているのである。いつもの無表情なお顔ですが、何か黒いオーラを纏っているように見えます。もしかして寝てるところを襲ったのを怒っているのか!?
ボクはゆっくりと倒れ込むように桜さんに抱き着いた。この体勢はだいしゅきホールドというやつだろう。
「さ、桜さんおはようございます。その、大丈夫ですか?」
「…………どこの女と会って来たんですか?」
「ひぃ!?」
底冷えのするような冷たい声が響いてきた。もしかして『百合と豚骨』の三つ編みお姉様とのキスの残り香だろうか!?
背中に手を回してギュッと抱き締められ、腰はだいしゅきホールドで動けない。まるでクモの巣に捕らわれた蝶のようだ。ユウタ史上最大のピンチが訪れた!!
「あのあの、ラーメン屋さんの割引チャレンジに挑戦したときに店員のお姉さんの香りが移ったのかもしれません!」
もう必死に伝えた。早口言葉になっちゃったけど、急いで伝えたのだ。
「……ふ~ん、そうですか。まあ良いです。こうやって寝ている私を襲ってくれたので信じてあげます」
「あ、ありがとうございます!」
……ふぅ、助かった。さっきの桜さんはブラック桜さんを超えていた。もう魔王みたいだった。ボクはお嫁さんを第一に考えて浮気はしません! こっちの世界に迷い込んでチヤホヤされて、ボクは勘違いをしてしまったのだ。浮気ダメ絶対!! もし桜さんじゃなくてアリスさんに突っ込んでいたらと思うと寒気がした。危なかった……。
「私の事、愛してますか?」
「愛してます!!」
「ふふ……じゃあこのままキスしてイッて下さい」
「えっ!?」
だいしゅきホールドされて動けない状態でキスだけでですか!? 確かにダンジョン挑戦中の愛棒は今なお戦っている。でもちょっと刺激が足りないような……。
「……………………愛してますよね?」
「は、はい!!」
ボクは桜さんに熱いキスをした。さっきの三つ編みお姉様に教わったような情熱的なキスを。次第に桜さんも舌を絡めて応えてくれます。そして愛棒がダンジョン奥地でチュッチュされているのだ。これなら!!
もうどれくらいキスをしているのだろうか。あれからギュッと抱き合ったままキスをして、愛棒もダンジョン奥地に潜ったままだ。息苦しさを覚えて口を離すと、すかさず桜さんがボクの頭を押さえて逃がさないのである。次第に頭がボーっとしてきて、フワフワしてきたのだ。
ボクは桜さんの事しか考えられなくなった。桜さんの匂いに包まれ、愛棒は優しく包まれている。
そして愛棒の根元からギューッと絞られるように締め付けられた時、頭が真っ白になった。
「……ん゛う゛っ」
口を塞がれているため、声が漏れた。そして愛棒も……。
随分と長い間ソウルが吐き出され、やっと終わった。優しくボクの頭を撫でてくれた桜さんが愛おしい。そしてキスも終わり、蕩ける笑みを浮かべた桜さんが美しかった。
「愛してますよユウタさん」
「ボクも大好きです。愛してます桜さん」
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