118 / 304
第118話 さよなら京都
しおりを挟む
二人で仲良くお風呂に入ったところ、荒ぶる愛棒がミウちゃんの綺麗なお顔にベットリと白い塊を塗りたくってしまいました。少し寝ただけで回復する愛棒は誇らしげに大きくなっていたけど、頑張るのはダンジョン攻略でお願いします。
ミウちゃんとお風呂でイチャイチャしていたらかなり時間を使ってしまいました。こんな美女と二人でお風呂に入って何もしない方が失礼だよねっ! 湯船に浮かぶ大きなお胸をツンツンしたり、チュッチュしたりして幸せを感じていました。
この部屋にはボクの洋服とかが無いので自分の部屋に戻る必要があるんだけど、肝心な部屋の鍵を雪乃ママのお部屋に置いて来てしまったのです。アタフタしていたところミウちゃんが美奈子さんへ連絡を取ってくれて、お着替えを持って来てもらいました。
「良くお似合いですよユウタ様」
「えっと、ありがとうございますー」
メイド服をビシッと着こなした完璧メイドの美奈子さんの登場です。でもミウちゃんの話が本当だったら、軍人メイドで男を不能にしちゃう怖い人なんだよね。このメイドさんに襲われたボクは、一体どうなってしまうのだろうか……?
ユウコちゃん装備にチェンジして朝食会場へ向かいます。一晩中運動をしていたのでお腹ペコペコですね。こんな高級ホテルの朝食はどんなものが出るのでしょうか!
朝食会場へ到着し、個室へ向かいます。スタッフのお姉さんにドアを開けて貰い中へ進むと、雪乃ママと恵美さんが仲良く談笑していました。
「おはようございます~」
「おはようユウタくん。昨日は素敵な夜だったわ」
雪乃ママがお上品な笑みを浮かべています。まるで貴族のお嬢様のような振る舞いに、ドキっとしてしまった。でも良く見ると首筋に赤い腫れが沢山ありますね。きっとボクが付けたキスマークですね……。
「ユウ君おっは~。うへへ、昨晩は随分とお楽しみでしたねぇ~」
「うう……そんな事ないですよ?」
「えっ!? あーしとエッチして楽しくなかったの……?」
「最高でした!!!」
恵美さんにからかわれて恥ずかしかったから誤魔化したけど、ミウちゃんのショボーンとした表情を見たら正直に答えてしまいました。恵美さんは策士ですねっ!
「あらあら、美羽も幸せそうで何よりね。さて、そろそろ頂きましょうか」
席に座るとスタッフのお姉さんが朝食を持って来てくれました。個別にそれぞれの好きなメニューになっているらしく、ボクは3段重ねのフワフワパンケーキでした! 生クリームとメイプルシロップが掛かった甘そうな逸品です。きっと恵美さんが気を利かせて注文してくれたのでしょう。さすメグ!
「いただきますー!」
お腹ペコペコなボクは、フォークとナイフを使いお上品にモグモグします。うん、フワフワで口の中で溶けちゃいました! うまー!!!
「うん、美味しいです!!」
「ユウ君の『うん、美味しいです』が出たって事は本当に美味しい証拠ね。これ豆知識だから美羽は覚えておくと良いわよ」
「ふ~ん、そうなんだ。覚えておくねー」
……何故バレてる? あれか、プルンプルンピーチの配信のせいか!! 確かに美味しいご飯を食べるとあの感想しか出て来ないのでした。ちょっと恥ずかしかったので黙々と食べましょう。うん、美味しいですねぇ。
黙々とパンケーキを食べていたところ、雪乃ママからお話があった。
「ユウタくんはずっとこっちに居るのよね?」
「うぇっ!?」
雪乃ママの鋭い視線がボクに突き刺さる。きっとボクがハーレムを維持出来るか監視するつもりなのかもしれない。そうだよね、一晩頑張っただけじゃ不安だよね。
つまり京都に定住しろって事ですか? 確かにミウちゃんはお嫁さんだから一緒に居たいけど、東京には夏子さんも桜さんも、そしてアリスさんが待っているのです。このホテル暮らしは快適だけど、定住は考えて無かった。
「えっと、その……、東京にお嫁さん達を残しているので、あの、今日帰ろうと思います……。あのあの、ここが嫌って訳じゃなくて、みんなに何も言わずにこっちに来ちゃったので心配していると思いますし……」
「ふむ、それもそうね。美羽も大事だけど、他の女性の事もしっかりとケアしないとダメよ?」
「はいっ!」
ふぅ。なんとかなったのか? 雪乃ママの言う通り、ミウちゃんも大事だけど他の女性も大切にしよう。
「でも美羽、貴方はここに残りなさいね」
「ええ!? 何であーしだけ残んなきゃいけないのよー!?」
やっとミウちゃんとイチャイチャ解禁されたと思ったら、まさかのミウちゃん居残りです。
「前に言ったでしょ? 自由にして良いのは結婚するか出産するまでだって。ユウタくんと結婚するなら家業を継いで貰います」
「うっ……!」
つまりアレですか。このホテルとかの経営に参加しろって事ですね。確かにこれだけ立派なホテルのオーナーさんだったらお仕事も忙しそうです。海外からお客さんも沢山来てるっぽいし、繫盛してそうだ。
「そう言う事だからユウタくん、定期的に美羽に会いに来るようにね。良いわね?」
「は、はい!!」
定期的にってどれくらいの間隔なのだろうか? あんまり遅いとミウちゃんを悲しませてしまう。うう、夏子さん達と相談しよう。
「もしかしてママ、ユウタに逢いたいからあーしだけ居残りなんじゃないの?」
「………………そんな事ありません」
ミウちゃんの鋭いツッコミに雪乃ママが目を逸らした。もしかしてボク目当てなのか!? 確かに定期的に試練をやるって言ってたし、ミウちゃんはボクをおびき寄せる餌なのか!
「ほんとに~?」
「本当よ!! べ、別にユウタくんに逢いたいからって訳じゃ無いんだからねっ!!」
「……」
雪乃ママが顔を真っ赤にして横を向いてしまった。何だこの可愛い女性は……。やっぱりボク狙いなのか!?
「あの、雪乃ママもボクの家族です。その、ミウちゃんにも逢いに来ますけど、絶対に雪乃ママのところにも行きます!!」
「………………本当に?」
そうか、雪乃ママは旦那さんと酷い別れ方をして寂しいのだ。昨晩久しぶりのエッチで身も心も気持ち良くなってしまった雪乃ママは、ボクと離れるのが寂しくなってしまったという事ですね。雪乃ママはミウちゃんのお母さんだけど、少しでも寂しさが和らぐなら何だってしよう。
「本当です。絶対です!!」
「………………私の事、好き?」
「大好きです!!」
ボクの回答を聞いた雪乃ママが、嬉しそうにボクを見つめて来た。
「………………美羽とどっちが好き?」
「同じくらい大好きです!!」
「……ユウタ?」
ふふ、男らしくビシッと答えてやりましたよ。そうです、みんな大好きです!! でもミウちゃんから鋭い殺気が飛んで来ました。ガクガクブルブル……。
「分かったわ。ずっと待ってるから、早く逢いに来てね♪」
「はい!」
ふぅ、何とかなりました。モテル男も辛いですねぇ。ミウちゃんと恵美さんからの殺気が止まりません……。
「お世話になりました。また来ますので、ミウちゃんも体に気を付けてね」
「うん……また連絡するから、ユウタも風邪引かないようにね」
ミウちゃんとギュッと抱き合い、ひと時のお別れです。東京と京都なんて日帰り旅行で行けるし、また直ぐに来よう。
「ユウタくん、これお土産。他のお嫁さん達とどうぞ」
「ありがとうございますー!」
何やら高級な菓子折りを貰ってしまいました。次に来る時にはボクもお土産を買ってこよう。
「ユウタ様、次は手加減しませんので覚悟して下さい」
「ううっ、ぼ、ボクも本気出しちゃおうかな~?」
「ふふ、楽しみですね」
どうやら愛棒は美奈子さんから狙われているらしいです。頼んだぞ愛棒、がんばれ♡
「じゃあユウ君、そろそろ行こっか!」
「はいっ!」
そうしてボクは、長いようで短かった京都旅行が終了したのでした。ほとんど観光なんて出来なかったけど目的は果たせました。
次はみんなで観光に来よう。
ミウちゃんとお風呂でイチャイチャしていたらかなり時間を使ってしまいました。こんな美女と二人でお風呂に入って何もしない方が失礼だよねっ! 湯船に浮かぶ大きなお胸をツンツンしたり、チュッチュしたりして幸せを感じていました。
この部屋にはボクの洋服とかが無いので自分の部屋に戻る必要があるんだけど、肝心な部屋の鍵を雪乃ママのお部屋に置いて来てしまったのです。アタフタしていたところミウちゃんが美奈子さんへ連絡を取ってくれて、お着替えを持って来てもらいました。
「良くお似合いですよユウタ様」
「えっと、ありがとうございますー」
メイド服をビシッと着こなした完璧メイドの美奈子さんの登場です。でもミウちゃんの話が本当だったら、軍人メイドで男を不能にしちゃう怖い人なんだよね。このメイドさんに襲われたボクは、一体どうなってしまうのだろうか……?
ユウコちゃん装備にチェンジして朝食会場へ向かいます。一晩中運動をしていたのでお腹ペコペコですね。こんな高級ホテルの朝食はどんなものが出るのでしょうか!
朝食会場へ到着し、個室へ向かいます。スタッフのお姉さんにドアを開けて貰い中へ進むと、雪乃ママと恵美さんが仲良く談笑していました。
「おはようございます~」
「おはようユウタくん。昨日は素敵な夜だったわ」
雪乃ママがお上品な笑みを浮かべています。まるで貴族のお嬢様のような振る舞いに、ドキっとしてしまった。でも良く見ると首筋に赤い腫れが沢山ありますね。きっとボクが付けたキスマークですね……。
「ユウ君おっは~。うへへ、昨晩は随分とお楽しみでしたねぇ~」
「うう……そんな事ないですよ?」
「えっ!? あーしとエッチして楽しくなかったの……?」
「最高でした!!!」
恵美さんにからかわれて恥ずかしかったから誤魔化したけど、ミウちゃんのショボーンとした表情を見たら正直に答えてしまいました。恵美さんは策士ですねっ!
「あらあら、美羽も幸せそうで何よりね。さて、そろそろ頂きましょうか」
席に座るとスタッフのお姉さんが朝食を持って来てくれました。個別にそれぞれの好きなメニューになっているらしく、ボクは3段重ねのフワフワパンケーキでした! 生クリームとメイプルシロップが掛かった甘そうな逸品です。きっと恵美さんが気を利かせて注文してくれたのでしょう。さすメグ!
「いただきますー!」
お腹ペコペコなボクは、フォークとナイフを使いお上品にモグモグします。うん、フワフワで口の中で溶けちゃいました! うまー!!!
「うん、美味しいです!!」
「ユウ君の『うん、美味しいです』が出たって事は本当に美味しい証拠ね。これ豆知識だから美羽は覚えておくと良いわよ」
「ふ~ん、そうなんだ。覚えておくねー」
……何故バレてる? あれか、プルンプルンピーチの配信のせいか!! 確かに美味しいご飯を食べるとあの感想しか出て来ないのでした。ちょっと恥ずかしかったので黙々と食べましょう。うん、美味しいですねぇ。
黙々とパンケーキを食べていたところ、雪乃ママからお話があった。
「ユウタくんはずっとこっちに居るのよね?」
「うぇっ!?」
雪乃ママの鋭い視線がボクに突き刺さる。きっとボクがハーレムを維持出来るか監視するつもりなのかもしれない。そうだよね、一晩頑張っただけじゃ不安だよね。
つまり京都に定住しろって事ですか? 確かにミウちゃんはお嫁さんだから一緒に居たいけど、東京には夏子さんも桜さんも、そしてアリスさんが待っているのです。このホテル暮らしは快適だけど、定住は考えて無かった。
「えっと、その……、東京にお嫁さん達を残しているので、あの、今日帰ろうと思います……。あのあの、ここが嫌って訳じゃなくて、みんなに何も言わずにこっちに来ちゃったので心配していると思いますし……」
「ふむ、それもそうね。美羽も大事だけど、他の女性の事もしっかりとケアしないとダメよ?」
「はいっ!」
ふぅ。なんとかなったのか? 雪乃ママの言う通り、ミウちゃんも大事だけど他の女性も大切にしよう。
「でも美羽、貴方はここに残りなさいね」
「ええ!? 何であーしだけ残んなきゃいけないのよー!?」
やっとミウちゃんとイチャイチャ解禁されたと思ったら、まさかのミウちゃん居残りです。
「前に言ったでしょ? 自由にして良いのは結婚するか出産するまでだって。ユウタくんと結婚するなら家業を継いで貰います」
「うっ……!」
つまりアレですか。このホテルとかの経営に参加しろって事ですね。確かにこれだけ立派なホテルのオーナーさんだったらお仕事も忙しそうです。海外からお客さんも沢山来てるっぽいし、繫盛してそうだ。
「そう言う事だからユウタくん、定期的に美羽に会いに来るようにね。良いわね?」
「は、はい!!」
定期的にってどれくらいの間隔なのだろうか? あんまり遅いとミウちゃんを悲しませてしまう。うう、夏子さん達と相談しよう。
「もしかしてママ、ユウタに逢いたいからあーしだけ居残りなんじゃないの?」
「………………そんな事ありません」
ミウちゃんの鋭いツッコミに雪乃ママが目を逸らした。もしかしてボク目当てなのか!? 確かに定期的に試練をやるって言ってたし、ミウちゃんはボクをおびき寄せる餌なのか!
「ほんとに~?」
「本当よ!! べ、別にユウタくんに逢いたいからって訳じゃ無いんだからねっ!!」
「……」
雪乃ママが顔を真っ赤にして横を向いてしまった。何だこの可愛い女性は……。やっぱりボク狙いなのか!?
「あの、雪乃ママもボクの家族です。その、ミウちゃんにも逢いに来ますけど、絶対に雪乃ママのところにも行きます!!」
「………………本当に?」
そうか、雪乃ママは旦那さんと酷い別れ方をして寂しいのだ。昨晩久しぶりのエッチで身も心も気持ち良くなってしまった雪乃ママは、ボクと離れるのが寂しくなってしまったという事ですね。雪乃ママはミウちゃんのお母さんだけど、少しでも寂しさが和らぐなら何だってしよう。
「本当です。絶対です!!」
「………………私の事、好き?」
「大好きです!!」
ボクの回答を聞いた雪乃ママが、嬉しそうにボクを見つめて来た。
「………………美羽とどっちが好き?」
「同じくらい大好きです!!」
「……ユウタ?」
ふふ、男らしくビシッと答えてやりましたよ。そうです、みんな大好きです!! でもミウちゃんから鋭い殺気が飛んで来ました。ガクガクブルブル……。
「分かったわ。ずっと待ってるから、早く逢いに来てね♪」
「はい!」
ふぅ、何とかなりました。モテル男も辛いですねぇ。ミウちゃんと恵美さんからの殺気が止まりません……。
「お世話になりました。また来ますので、ミウちゃんも体に気を付けてね」
「うん……また連絡するから、ユウタも風邪引かないようにね」
ミウちゃんとギュッと抱き合い、ひと時のお別れです。東京と京都なんて日帰り旅行で行けるし、また直ぐに来よう。
「ユウタくん、これお土産。他のお嫁さん達とどうぞ」
「ありがとうございますー!」
何やら高級な菓子折りを貰ってしまいました。次に来る時にはボクもお土産を買ってこよう。
「ユウタ様、次は手加減しませんので覚悟して下さい」
「ううっ、ぼ、ボクも本気出しちゃおうかな~?」
「ふふ、楽しみですね」
どうやら愛棒は美奈子さんから狙われているらしいです。頼んだぞ愛棒、がんばれ♡
「じゃあユウ君、そろそろ行こっか!」
「はいっ!」
そうしてボクは、長いようで短かった京都旅行が終了したのでした。ほとんど観光なんて出来なかったけど目的は果たせました。
次はみんなで観光に来よう。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる