女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第152話 最終日開始

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※カクヨム版からお引越しの読者様へ※

ここからのお話で、アリスさんのお母さんである琴音さんとユウタ君との関係性がカクヨム版と少し変わっております。カクヨム版では琴音さんとユウタはエッチしていませんが、『第56話 飛んじゃいますか?』にて琴音さんとユウタ君のエッチシーンを追加していて、56話を読んでいる前提で話が進んでおります。琴音さんとユウタのエッチシーンなんて知らないと言う方は、先に56話を読んで頂けると幸いです。
ちなみに第4話、第61話もエッチシーンを追加していますので、良かったら読んで下さい。
全体的に誤字脱字や加筆修正しているので、お時間ありましたら1話から読んで頂けると嬉しいです。
(カクヨム版の最終話をなろうのノクターン様にだけ掲載していますので、良かったら読んで下さい。ちなみにノクターン版とアルファポリス版の違いはカクヨム版の最終話があるか無いかだけです。カクヨム版の最終話は内容的にあっちにしか置いてませんのでご了承ください)

※以上、前書きでした※






「みなさんこんばんはー! ユウタで~す」


『はじまた!!』

『ユウタきたー!!』

『待ってたよ~!』


 ついに始まりました『ユウタ君ピュッピュチャレンジ』最終日の収録です。最終日なので夕飯のレビューから生配信なのでした。

「今日は自宅じゃなくてバニーちゃんの実家のスタジオにお邪魔していま~す。凄い立派なスタジオでしょ? ここでなら良いレビューが出来そうな気がします!」



『バニーちゃんの実家も金持ちか~』

『豪勢なスタジオじゃん。いつもより画質も良いね』

『全裸待機してますよー』




 ふむふむ、正面にあるモニターでコメントを見てるけど滝のように流れてしまい良く見えませんね……微かに拾える感じです。重要なコメントとかは西園寺家のお手伝いさんがフォローしてくれるそうです。ちなみにカメラマンは桜さんです!

 まずはイベントについて知らない人へ説明が必要ですね。えっと……。

「じゃあ今の企画を知らない人が居ると思うので説明しま~す。今回の企画は、姫ちゃん先輩の所属するサンガリー株式会社のグループ会社であるサンガリー食品様とのコラボ企画です。『マジカルバイアグーラ』という商品のテスターにボクが選ばれました! 内容は……」

 カメラに向かって内容を説明しました。ボクが『マジカルバイアグーラ』を使った料理のレビューを行って禁欲生活を強いられる企画です。どうやらこの『マジカルバイアグーラ』には精子を沢山作る成分が入っているらしいのです。つまりこれを食べればタマタマがギッシリになるそうなのです。

 そんなアイテムを使って普段よりどれくらい精液の量が増えるのか、ボク自身がテスターになって効能を証明する事になったのです。まあ禁欲生活してるから正しい比較にはならないと思いますが、細かい事は姫ちゃん先輩に任せましょう。

「……という感じで、レビューが終わったら搾精して計量があるのでお楽しみ~! 詳しい説明は後程やりますが、『ピュッピュチャレンジ』成功したらカレールウのCMに出演させて貰える事になってますよー」



『把握した!』

『説明助かる』

『カレーのCMとか、もうセリフが浮かんでくるねww』

『うん、美味しいです!!』



 くっ、ボクと同じ事を考えてる人がいました。きっとカレー食べて美味しい!! って感じでしょ? もっとレビューの練習をしなくては……。

「みんな配信中の『ユウタ君ピュッピュチャレンジ』の動画は見てくれましたかー? 『マジカルバイアグーラ』を使った夕飯のレビュー動画と、夕食後のマッサージ動画があるので見てない人は見て下さいー!」



『見たー!』

『レビュー動画が上がってたのはマジカルバイアグーラを使ってる事の証明だったのね』

『昨日のマッサージ動画は良かったよ~!』

『レビューは……うん、良いんじゃない?』



 やはりレビューはイマイチなようですね。でも初日は結構良かったと思いますので、昨日のレビューはアリスさんのお料理が美味しすぎたのがダメだったのかも……。

 今日がレビューのラストチャンスだけど、アリスさんの実家で出されるお料理なので、もうダメそうな気がします……。




 しばらく雑談配信で時間を稼いでいたところ、今日のお夕飯の準備が出来たようです。ボクのレビューが冴え渡る感じのメニューでお願いします! 心の中で必死に『簡単な料理お願いします』と祈っていたところ、立派な寿司桶が運ばれて来ました。

 そして運んで来たのはお手伝いさんじゃなくて、バニーガール姿に怪しいマスクをした琴音さんなのでした……。あの、琴音さんも出演ですか?

「こちらが今日のお夕飯、特上寿司の握りになります」

「…………あの、バニーちゃんじゃないですよね?」

「おほほ、バニーママでございますわ~」

「えええぇ!?」

 バニーちゃんのお母さんだからバニーママなのか。なんて安直な!!



『突如現れたバニーちゃん!! でもちょっと違うね。肉厚というか、おっぱいが零れそうだよ?』

『色気ムンムンですよ! 熟女な感じが凄くエロい!!』

『お寿司しゅごい……』

『バニーママwww 新キャラかよww』



 どうやらバニーママさんが受け入れられたような感じですね。ちょっと視線をカメラから離してアリスさんを探しましたが、どうやらこの部屋には居ないようですね。

 寿司桶を覗いてみると、マグロの赤身やトロ、エビや白身などなど、見ただけで美味しいって分かるお寿司が並んでいました。懐石料理とかが出されても無理だと思ってたので、お寿司なら良いレビューが出来そうだぞ。

 でも『マジカルバイアグーラ』はどれに使ったら良いのだろうか?

「こちらのお寿司ですが、全てバニーちゃんが用意してくれたんですよ? じゃあまずはこの白身に『マジカルバイアグーラ』とお塩、すだちをちょっとだけ付けて食べて下さい」

「ええ、手作りですか! ではしっかりと味わって頂きましょう!」

 『マジカルバイアグーラ』でお寿司というのは想像出来ませんが、これも一流レビュワーになるための試練です。

 お上品にミルをクルクルして言われた通りに味付けしていきます。よし、実食です!!

 この白身は鯛かな? コリコリした食感にお塩の甘みと『マジカルバイアグーラ』のピリ辛、そしてすだちの爽やかな香りがお口いっぱいに広がります。もうお口の中で幸せが溢れています。きっとお口から金色の光が漏れていると思います。アニメとかで良くある感じね。



『バニーちゃんの手作りとかスゲー!』

『これ絶対うまいやつやーん』

『ユウタ様がニコニコしながらモグモグしてる。めっちゃ可愛い!』

『出るぞ……会心のレビューが!!』



「んほー! これ美味しいの~!! すっごく美味しいの~!!」


『wwwww』

『アヘ顔でレビューしてるwww』

『きっとヤバい成分入ってるだろ……』

『マジカルバイアグーラは危険な調味料と認定されました』

『切り抜き動画作ろう!』



 くっ、またしてもアリスさんにやられました。どれだけ頭の中で素敵なレビューを考えていたとしても変な声が出てしまうのでした……。




 全てのお寿司を頂きましたが、結局同じようなレビューになってしまい、視聴者さんを喜ばせるだけになっちゃいました……。解せぬ。

「ごちそうさまでした! 次はマッサージ動画からの搾精になりますので、ちょっと休憩タイムになります。30分後に再スタートですので戻って来て下さいねー!」


『一旦おつー!』

『ついにシコシコですね!』

『今のうちにご飯食べて来よう』

『ピュッピュチャレンジ楽しみー!』



 カメラに向かって手を振り続けたところ、桜さんからオッケーのサインが出ました。ふぅ、何とか乗り切ったぞ!

「お疲れ様でしたユウタさん。レビューはイマイチでしたね」

「うう……ちょっと失敗しちゃいました」

「ずっとアヘ顔でしたけど……ちょっとですか?」

「そんな事ないですぅ」

 桜さんの辛口レビューが炸裂しました。アリスさんのお料理が美味しすぎるのが問題だと思いますが、CMデビューまでにしっかり練習しないとダメですねぇ。

 お手伝いさんがお料理を下げてくれました。他のみんなは後でご飯を食べるらしく、まずは撮影を終わらせちゃおうという感じですね。

「ではユウタさん、次の会場に行きますよ~」

「はい、宜しくお願いしますー!」

 バニーママ姿の琴音さんのプリプリとしたお尻を見ながら付いて行きます。本当にアリスさんのお母さんなのでしょうか、肌もピチピチだし色気がヤバいですね……。

「……ユウタさん、視線が変なところになってますよ?」

「えへへ、サーセン!」

 桜さんに指摘されたボクは、慌ててキリっとした表情に切り替えたのでした。





「こ、これは!?」

「はいはい、時間無いからユウタさんはここね。はい、固定しますよ~。……痛いところは無いかしら~?」

「だ、大丈夫ですけど……これって一体?」

「うふふ、もちろん演出よ~。超一流の配信者であるユウタさんだったら理解して貰えると思うけど、やっぱり目の肥えた視聴者を喜ばせるには同じ事ばっかりじゃダメなのよね~。これならきっと視聴者も喜んでくれるでしょ?」

「なるほどー!」

 ボクはまるでSMルームに設置されているような黒い磔台に拘束されてしまいました。両手を頭上に上げた状態で固定され、脚は広げた状態で固定されてしまったのです。

 ふふ、確かに琴音さんの言う事も間違ってないような気がします。そう、エンターテイメントを学んだボクには良く分かるのです! 視聴者も同じような搾精ばっかりじゃ飽きるだろうし、ボクの反応も変えて行く必要がありそうですね。演技には自信がありますよー!

「ユウコちゃん、本当に大丈夫ですの? これからやるマッサージはお母様がやるのですわよ?」

「えっ……マッサージを琴音さんがですか?」

「あら、何か問題でも?」

「そんな事ないでーす!」

 ま、まずいぞ。魔王様のマッサージに耐えないと行けないのか……? いや、でも今日は最終日だからピュッピュしても大丈夫なはずだ!

「ユウタさん、今ピュッピュしても大丈夫とか思いましたよね? 搾精はマッサージの後なので、ここでピュッピュしたらゲームオーバーですよ?」

「が、頑張りますー!」

 この拘束されて逃げられない状態から魔王様の攻撃に耐えないといけないのか……。まさに魔王様からは逃げられないってやつですね! ……うん、無理な気がする!!

 ドキドキしていたところ、撮影準備が整ってしまった。ああ、始まってしまう……。

 ボクは耐えられるのだろうか……?
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