女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第248話 プニプニユウタ

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 キッシーさんから依頼されたエチエチ動画を撮影するために遠征した京都、色々とハプニングはありましたが無事に終わって帰ってくる事が出来ました。

 自宅のインターホンに謎の張り紙を見たボクは恐る恐るボタンを押したところ、新しいイベントがスタートしました。イベント盛りだくさんですね!

「お待ちしておりました。ご予約のユウタ様ですね。どうぞこちらに」

 ナース服を装備した桜さんがニコニコの笑顔でボクの手を引いて行きます。自宅でナース服を着るのはエッチな事をする時だけだから、もしかしてそういう事ですか?

 ボクに息をつく暇を与えてくれないイベント盛りだくさんな状況に戸惑ってしまいます。ちょっと疲れたから自室に籠ってコーラ飲んでネット小説を読んだりしたかったけど、このビッグウェーブに乗ろうと思います。

「何ですかコレ? どうして桜さんナース服なんですか?」

「ふふ……今日は健康診断の日ですよ? まずはシャワーを浴びて来て下さい」

「健康診断!?」

 健康診断ってアレでしょ、身長、体重、視力、聴力とか色々検査するやつ。そう言えばこの世界に迷い込んで直ぐの頃にやったような気がする。でもアレって病院でやったような?

 健康診断なのにどうしてシャワーを浴びる必要があるのか分からなかったけど、とりあえず女装を解除するためにも入ってこようと思います。




「ふぅ~、さっぱりですー」

 女装姿からイケメンユウタにチェンジしたボクはサササっとドライヤーで髪を乾かします。

 ドライヤーを使いながらふと考えた。いつもの桜さんだったら『お手伝いします』と言って強引にイチャコラしようとしてくるのだ。それが無いのが逆に不気味だった。そう言えば今日の桜さんはボクの事を患者さんとして扱っているような感じがした。

 きっと今日は真剣な診察なのだろう。その証拠に病院で着る薄手のガウンみたいな装備が置いてあったのです。名前知らないけど健康診断で着るやつね。つまりこれから行うのはエッチなお遊びじゃなくて真面目な医療行為、そういう事なのだろう。ボクはエロい事を考えるのを捨てて真面目に検診を受けることにしました。

「おまたせしましたー!」

「ではこちらへどうぞ」

 勝手知ったる自分のお家な訳だけど、プリプリとお尻を揺らしながら前を歩く桜さんの後を追います。ふむ、ナースキャップに髪をまとめているからクンカクンカ出来ませんね。でも甘い香りが漂って来ます。

 リビングに行くとソファーに座った白衣の女性が笑顔でボクを迎えてくれました。

「こんにちは、よろしくね~」

 夏子さんがお医者さんのコスプレをしています。いや、コスプレじゃなくて本物か。でも夏子さんもボクの事を患者さんとして接しているようだ。ということで、ボクも夏子さんの大好きなショタっ子を演じてあげましょう。

「よ、よろしくおねがいしますぅー」

 初めての病院でビクビクするショタを演じています。ボクの溢れ出るイケメンオーラを消すのは難しいですねぇ。

「今日は健康診断をしますよ。まずはアンケートを記入してね~」

「分かりましたー!」

 ソファーに座って夏子さんがくれた用紙に回答を記入して行く。ふむふむ、普通のアンケートですね。氏名、年齢などの普通の内容が続いた後、最近のセックスについて質問がありました。むむっ、セックスですか?

「あらあら、何か分からない事でもあったかしら~?」

 いつの間にか隣に座っている夏子さんがアンケート用紙を覗き込んでいた。フワリと甘い桃のような香水の香りが漂って来ます。白衣の隙間から胸元が見えてエチエチですよ。

 でもどうしよう、『最近のエッチには満足していますか?』という内容だったのだ。

「え、えっとぉ、このセックスについてって健康診断に必要なんですか?」

「うふふ、男性の性事情を集計するのはとても大切な事なのよ。他の男性だって書いているんだから、別に恥ずかしい事なんて何もないわ。だから何も気にせずありのままを書けば良いのよ~」

「なるほどー!」

 夏子さんが優しい笑みを浮かべてボクにアドバイスをくれた。ふむ、こんな優しい女医さんがいたら恋をしちゃいますね。ボクは迷わずに『満足している』にチェックを入れた。

 そして次の質問は『オナニーの回数』、そして『最近のエッチした日』『やってみたいエッチの内容』などが連続して続いていたのだ。

 健康診断にこれがどう関係しているのか分からなかったが、ボクはありのままを記入しました。内容的に搾精とか絡んでそうだし普通なのかもしれない。

「出来ましたー!」

「はい、確かに。じゃあ順番に測定していくから桜ちゃんお願いね」

「分かりました、先生」

 ふむ、アンケートは提出してお終いですか。問診でもあるかと思ったけど、最後にやるのかもしれませんね。

 そして桜さんに連れて行かれたのはキッチン横のパーティースペースです。普段は使わない広い空間には計測器が並んでいました。やっぱり普通の検査ですね。

「ではまず身長と体重から測ります。ここに背中を付けてジッとしていて下さい」

「はーい」

 靴下は履いてないのでそのまま計測器に乗りました。桜さんがポチっと機械のスイッチを押すと頭上のバーが降りて来た。そしてボクの頭にポンっと当たると測定結果がレシートのように印刷されて出て来たのです。

 それを桜さんが回収して終わっちゃいました。あれ、結果は?

「あのあの、ボクに結果は教えてくれないんですか?」

「……知りたいですか?」

「ま、まぁちょっと気になります……」

 ボクもまだまだ成長期だと思うのです。愛棒だって成長してるし、ボクの背だって伸びているかもしれません。日本人男性の平均身長を下げているのはボクですからね……。もう少し身長が欲しいのですよ。

 そんなボクを見た桜さんがニヤリと笑った。

「前回の測定よりも身長は1mm縮んでいます。体重は1kg増えていますので、最近の食生活とか思い当たる節はありませんか?」

 身長って縮むんですね。いや、それよりも体重だ。約半年前よりも1kg増えているなんて……アレか!! ボクはキュピーンと閃きました。

「実はボク、リンゴフィットアドベンチャーで鍛えているんですよー! だからきっと筋肉がムキムキになって体重が増えたんだと思いますー」

「ふふ……こんなにプニプニなのにですか?」

「ちょっ、脇腹触っちゃダメですよー」

 桜さんがいつものようにセクハラして来ました。

 最近は夏子さんに合わせてバランスの良い食生活をしているからプニプニになる訳がないのです。ミウちゃんのお家で豪勢なお食事を楽しんだけど、こんな短期間でプニプニユウタになるはずがない。何でだ!?

「ユウタさんは最近、コーラばかり飲んでいますよね。あまり飲み過ぎると健康に良くないので制限した方がいいかもしれません……」

「ふぁっ!?」

 最近の行動を思い出してみた。

 朝起きてトーストを食べた後はお嫁さん達をお見送りして軽く家事をするのだ。そこまでは良い。

 お昼ご飯は一人だからとインスタント食品、特にピザ食べたり、マッキュを食べたりしたのです。そしてもちろんサンガリーコーラがセットですよ。お昼ご飯ってジャンクフードが食べたくなるよね~。

 それに姫ちゃん先輩が気を利かせてサンガリーコーラを定期的に箱で送ってくれるので我が家には常に在庫があるのです。もちろんプルンプルンピーチもありますよ?

 そしてお昼ご飯を食べ終わったらゲームしたり漫画読んだり配信したりして、たま~にお昼寝をするのだ。

 夕方に帰って来たお嫁さん達を出迎えてお夕飯作りを手伝ったりしてみんなで晩酌です。夏子さんは妊娠中なのでお茶、桜さんは日本酒、アリスさんはビールでボクはハイボールで乾杯です。もちろんコーラ割ですよ。

 そしてみんなで酔っ払ってエッチしたりそのまま寝たりと充実した毎日です。…………あれ、全然運動してないぞ?

「明日からコーラは控えめにして運動を増やしますー!」

「その方が良いかもしれません」

 ようやく理解しました。きっとこの健康診断という名のイベントはボクの食生活や何やらをダメ出しするイベントだったのだ。

 本人を前に『おいユウタ、コーラ飲み過ぎだぞ。デブるから禁止な!』なんて言えないだろうけど、お医者さんからの指摘なら納得できますよね。ドクターペッパーならぬドクターストップですね! ドクペ飲みたい……。

 ボクはこの謎のイベントが不安だったけどスッキリしました。今回は普通の健康診断で何もおかしいところは無いですね。さて、次は視力検査かな? ボクの視力は2.0あると思います!

「じゃあ次の検査は尿検査です。サポートしますのでこれにお願いします。もちろんここでやって下さいね」

「……えっ」

 ニヤリと笑った桜さんがワイングラスを手に近付いて来た。これって家族会議で出たあの話題ですか!?
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