3 / 9
引っ越しと
しおりを挟む
いつもより軽い体を起こし、準備を始める。
「今日でこの家ともさよならか…」
迎えに来てくれた義父の車に荷物を詰め込んだ。
「これで、全部かしら」
「うん、大丈夫そうだね。じゃあ出発!」
新しい家はここから2時間くらい離れたところにあるらしい。不安と新しいところに行くワクワクでお母さんたちの話なんて気にならなかった。
「今日はこの前より顔色が良くて安心したよ」
「…実来私に心配させたくないのか何も言わないのよ」
「これからは私だけじゃなく結矢、透理も実来ちゃんのこと気にかけるから。ちょっとの異変も見逃す気ないよ」
「ふふ、貴方たちが見てくれるなら安心ね。お願いいたします」
「ほら、もうすぐだよ」義父の声にはっとして、外を見ると高級そうな家ばかりが建ち並ぶエリアにいた。えっ…。
到着して降りるとそこには豪邸が…。今日からここに住むの!?
「素敵な家ね」
「ははっ、君たちと住めるとこんな広い家も無駄じゃなかったね。さぁ、こっちだよ」
「うわぁ~、凄っ」
「ははっ、ありがとう」
中に入ると更に広く感じた家の玄関は吹き抜けで、1人1部屋はもちろん、ゲストルームなどもあった。
「ここが実来の部屋だよ。何色が好きとか何も分からなかったから……」義兄の結矢が案内してくれた部屋は白を貴重にした可愛い部屋だった。家具も全て高そうで、ちょっと…。
「ん?あっ、心配しないで。実来のために準備したんだから」
「あっ、ありがとうございます」
「どういたしまして」隣が俺の部屋、向かいが今日は仕事でいないけど、透理の部屋だよ。そういって私たちはまたリビングへと戻った。
「今日でこの家ともさよならか…」
迎えに来てくれた義父の車に荷物を詰め込んだ。
「これで、全部かしら」
「うん、大丈夫そうだね。じゃあ出発!」
新しい家はここから2時間くらい離れたところにあるらしい。不安と新しいところに行くワクワクでお母さんたちの話なんて気にならなかった。
「今日はこの前より顔色が良くて安心したよ」
「…実来私に心配させたくないのか何も言わないのよ」
「これからは私だけじゃなく結矢、透理も実来ちゃんのこと気にかけるから。ちょっとの異変も見逃す気ないよ」
「ふふ、貴方たちが見てくれるなら安心ね。お願いいたします」
「ほら、もうすぐだよ」義父の声にはっとして、外を見ると高級そうな家ばかりが建ち並ぶエリアにいた。えっ…。
到着して降りるとそこには豪邸が…。今日からここに住むの!?
「素敵な家ね」
「ははっ、君たちと住めるとこんな広い家も無駄じゃなかったね。さぁ、こっちだよ」
「うわぁ~、凄っ」
「ははっ、ありがとう」
中に入ると更に広く感じた家の玄関は吹き抜けで、1人1部屋はもちろん、ゲストルームなどもあった。
「ここが実来の部屋だよ。何色が好きとか何も分からなかったから……」義兄の結矢が案内してくれた部屋は白を貴重にした可愛い部屋だった。家具も全て高そうで、ちょっと…。
「ん?あっ、心配しないで。実来のために準備したんだから」
「あっ、ありがとうございます」
「どういたしまして」隣が俺の部屋、向かいが今日は仕事でいないけど、透理の部屋だよ。そういって私たちはまたリビングへと戻った。
20
あなたにおすすめの小説
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
美人な姉と『じゃない方』の私
LIN
恋愛
私には美人な姉がいる。優しくて自慢の姉だ。
そんな姉の事は大好きなのに、偶に嫌になってしまう時がある。
みんな姉を好きになる…
どうして私は『じゃない方』って呼ばれるの…?
私なんか、姉には遠く及ばない…
隣人の幼馴染にご飯を作るのは今日で終わり
鳥花風星
恋愛
高校二年生のひよりは、隣の家に住む幼馴染の高校三年生の蒼に片思いをしていた。蒼の両親が海外出張でいないため、ひよりは蒼のために毎日ご飯を作りに来ている。
でも、蒼とひよりにはもう一人、みさ姉という大学生の幼馴染がいた。蒼が好きなのはみさ姉だと思い、身を引くためにひよりはもうご飯を作りにこないと伝えるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる