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ヒロイン?
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皆様おはようございます。突然ですが、私悪役令嬢らしいのですわ。思い当たることなどないのですが、聞くところによりますと、私が治療で欠席だった間に男爵令嬢がお1人転校してきたようですの。その方が「イベントが起きない…」とか、「悪役令嬢はどこよ!」と大声で喚き、挙句私の名前を呼んでいらっしゃったそうなのですわ。
「そんなことがありましたのね…イベントとはなんでしょうか?」
「さぁ、きっと頭がおかしい方なのですわ」
「そうなのですね…」などとシェリーと欠席していた間の出来事を含め話しておりましたら、廊下がザワザワとうるさくなってまいりまして、突然入ってきたピンク色の髪の方が「あっ、いた!悪役令嬢!」と指で私を指してきたのですわ。初対面の方なのですが…。
「どちら様ですか?」そもそも私を指指す意味をご存知なのかしら?
「ふふ、私はアバホカ・プライムよ。ねぇ、貴女悪役令嬢なのに昨日どこにいたのよ!」
男爵令嬢に教える必要などないのですが、これ以上絡まれますとアモが何をいたしますか分かりませんし、明日にも響きますので仕方ありませんわ。わざわざ教えて差し上げましたわ。
「嘘よ…これじゃあヒロインになれないじゃない。悪役令嬢が虚弱なんて…バグ?いや、でもこの世界は……」何かブツブツと仰っていますが…ヒロイン?バグ?やはり頭がおかしい方なのですわね。
「もういいですか?授業が始まりますわ」
「はっ、明日からはちゃんと来てくださいよ」
「?ええ…」毎日通うのは私の目標でもありますから返事だけはいたしましたわ。それにしても、何だったのでしょうか…。
「明日も来るようなら私が排除いたします」アモ…顔が本気ですわ。何をするつもりか分かりませんけれども程々にお願いしますわね。
「大丈夫?」
「そうね…復帰明けに中々しんどいですわ」アモがおりますから、嘘をついてもすぐにバレてしまいますので、シェリーにも正直に伝えましたわ。そうしますと、シェリーとアモが顔を見合わせてまして。私察する力だけは並外れて持っているようでして…。
結局アモに車椅子を押されるままに授業を受けることなく、病室に帰ってまいりましたわ。今日こそ受けられると思っていたのですけれど…。また、明日ですわね。折角学園に入学できましたのに、通うのは思っていたより難しいのですわ。本日は諦めて、ゆっくりと休むことにいたします。皆様、また明日お会いしましょう。
「そんなことがありましたのね…イベントとはなんでしょうか?」
「さぁ、きっと頭がおかしい方なのですわ」
「そうなのですね…」などとシェリーと欠席していた間の出来事を含め話しておりましたら、廊下がザワザワとうるさくなってまいりまして、突然入ってきたピンク色の髪の方が「あっ、いた!悪役令嬢!」と指で私を指してきたのですわ。初対面の方なのですが…。
「どちら様ですか?」そもそも私を指指す意味をご存知なのかしら?
「ふふ、私はアバホカ・プライムよ。ねぇ、貴女悪役令嬢なのに昨日どこにいたのよ!」
男爵令嬢に教える必要などないのですが、これ以上絡まれますとアモが何をいたしますか分かりませんし、明日にも響きますので仕方ありませんわ。わざわざ教えて差し上げましたわ。
「嘘よ…これじゃあヒロインになれないじゃない。悪役令嬢が虚弱なんて…バグ?いや、でもこの世界は……」何かブツブツと仰っていますが…ヒロイン?バグ?やはり頭がおかしい方なのですわね。
「もういいですか?授業が始まりますわ」
「はっ、明日からはちゃんと来てくださいよ」
「?ええ…」毎日通うのは私の目標でもありますから返事だけはいたしましたわ。それにしても、何だったのでしょうか…。
「明日も来るようなら私が排除いたします」アモ…顔が本気ですわ。何をするつもりか分かりませんけれども程々にお願いしますわね。
「大丈夫?」
「そうね…復帰明けに中々しんどいですわ」アモがおりますから、嘘をついてもすぐにバレてしまいますので、シェリーにも正直に伝えましたわ。そうしますと、シェリーとアモが顔を見合わせてまして。私察する力だけは並外れて持っているようでして…。
結局アモに車椅子を押されるままに授業を受けることなく、病室に帰ってまいりましたわ。今日こそ受けられると思っていたのですけれど…。また、明日ですわね。折角学園に入学できましたのに、通うのは思っていたより難しいのですわ。本日は諦めて、ゆっくりと休むことにいたします。皆様、また明日お会いしましょう。
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