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回想編
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エリカが担任に淫売している事が発覚したのち、ラガルタが市場でコソコソドリアンを盗んでいた事が発覚した。
ラガルタはのちに退学処分を受けた。
「ラガルタの件、でっち上げでしよ? 誰かさんがラガルタを陥れたんでしょ?」
カミラが聞こえよがしに言う。
「そうだよねぇ、ラガルタがそんな事すると思えないわ」ケイト。
「エリカの事も陥れたんじゃないのかな?」とユーノ。
いじめっ子は3人に減ったものの、やはりいじめは続く。
「気にする必要ないよ」
常にやさしい言葉をかけてくれたのがマルタだった。
「マルタ、いつもありがとう」
「大丈夫よ。アントニーナを護るのが私の使命みたいなもんだからね」
「うわ~い! マルタって頼もしいわ」
アントニーナは思わずマルタに抱きついた。
「何してんだかね、あの二人」
カミラが物凄い目つきで睨んできた。
「気にしない気にしない」
マルタが背中をやさしくポンと叩いてきた。
「でも、エリカにせよ、ラガルタにせよ、悪いことすればすぐに罰が出るから!」
マルタのその言葉が心強かった。
「マルタ、ありがとう。本当にありがとう」
次は魔法の時間だった。
水魔法の授業なので、水着に着替える必要があった。
魔法の授業が終わると、何と教室が騒がしくなった。
「ねぇ、無い。無い」
とユーノ。
「ユーノ、何が無いの?」
カミラがまたこちらをにらみつけるように見てきた。
「パンツが無いのよ」
盗難だった。
「やだー。私ここに置いておいたのに」
ユーノは狼狽している。
「おかしいな、おかしいな、おかしいな」
そこへ新しく担任に就任したアザーラがやってきた。
「どうした? ユーノ」
「先生、パンツが無いんです」
男の先生の前で「パンツが無い」と言うのは恥ずかしいだろうな、とおもいながらアントニーナは見守っていた。
「盗難だな」
アサルはそう言って手を口に持っていき、大声で
「最後にこの教室を出たのは誰だ?」
と言い出した。
「最後にこの教室を出たのはアントニーナさんとマルタさんの二人です」
確かにそうだった。
「しかし、女子がパンツを盗むわけはなかろう」
アサルは腕を組み、頭を抱えた。
「一体誰が? 何の為?」
結局パンツは見つからないまま、ユーノはノーパンでその日を過ごす事になった。
「いい? いじめをするとああいうようにいつか罰が出るんだよ」
とマルタは教えてくれた。
なる程納得、とアントニーナは思った。
そして、帰り。
なんと、ユーノはノーパンで家路に向かう事になった。
さらに気の毒な事にユーノは痴漢にあってしまったのだ。
スカートを切られ、お尻丸出し。
「かわいそうね、ユーノ」
と、マルタ。
「本当ね」とアントニーナ。
「いじめっ子の末路よ」
本当にそうだった。
♢◆◇◆
さらにいじめっ子たちには不幸が襲う。
ケイトの家が破産したという。
理由は父親が日夜ギャンブルにう打ち込み、借金まみれになったという。
貴族ともあろうものがギャンブルに手を出すなどありえない話だが。
そしてケイトは遠く離れた街に引っ越す事になった。
そして、いじめっ子は一人、また一人といなくなるのであった。
◆◇◆◇
いじめっ子はついに毒薬をつくり始めたようだ。
ある日の事。
誰かが化学室に忍び込んだというのだ。
その誰かというのが直ぐに特定され、カミラという事がわかった。
カミラはユーノと共に毒薬を作り、アントニーナとマルタを殺害しようとしていたのだ。
そして、カミラとユーノは退学処分になった。
かくして、いじめっ子は一掃された事になった。
「やっぱり罰が当たるのね」
アントニーナは思わず笑みがこぼれ出た。
「良かったな、いじめっ子グループがいなくなって」
ジョルジョも喜んでくれた。
化学室から逃げ込むカミラを見つけたのはジョルジョだった。
ラガルタはのちに退学処分を受けた。
「ラガルタの件、でっち上げでしよ? 誰かさんがラガルタを陥れたんでしょ?」
カミラが聞こえよがしに言う。
「そうだよねぇ、ラガルタがそんな事すると思えないわ」ケイト。
「エリカの事も陥れたんじゃないのかな?」とユーノ。
いじめっ子は3人に減ったものの、やはりいじめは続く。
「気にする必要ないよ」
常にやさしい言葉をかけてくれたのがマルタだった。
「マルタ、いつもありがとう」
「大丈夫よ。アントニーナを護るのが私の使命みたいなもんだからね」
「うわ~い! マルタって頼もしいわ」
アントニーナは思わずマルタに抱きついた。
「何してんだかね、あの二人」
カミラが物凄い目つきで睨んできた。
「気にしない気にしない」
マルタが背中をやさしくポンと叩いてきた。
「でも、エリカにせよ、ラガルタにせよ、悪いことすればすぐに罰が出るから!」
マルタのその言葉が心強かった。
「マルタ、ありがとう。本当にありがとう」
次は魔法の時間だった。
水魔法の授業なので、水着に着替える必要があった。
魔法の授業が終わると、何と教室が騒がしくなった。
「ねぇ、無い。無い」
とユーノ。
「ユーノ、何が無いの?」
カミラがまたこちらをにらみつけるように見てきた。
「パンツが無いのよ」
盗難だった。
「やだー。私ここに置いておいたのに」
ユーノは狼狽している。
「おかしいな、おかしいな、おかしいな」
そこへ新しく担任に就任したアザーラがやってきた。
「どうした? ユーノ」
「先生、パンツが無いんです」
男の先生の前で「パンツが無い」と言うのは恥ずかしいだろうな、とおもいながらアントニーナは見守っていた。
「盗難だな」
アサルはそう言って手を口に持っていき、大声で
「最後にこの教室を出たのは誰だ?」
と言い出した。
「最後にこの教室を出たのはアントニーナさんとマルタさんの二人です」
確かにそうだった。
「しかし、女子がパンツを盗むわけはなかろう」
アサルは腕を組み、頭を抱えた。
「一体誰が? 何の為?」
結局パンツは見つからないまま、ユーノはノーパンでその日を過ごす事になった。
「いい? いじめをするとああいうようにいつか罰が出るんだよ」
とマルタは教えてくれた。
なる程納得、とアントニーナは思った。
そして、帰り。
なんと、ユーノはノーパンで家路に向かう事になった。
さらに気の毒な事にユーノは痴漢にあってしまったのだ。
スカートを切られ、お尻丸出し。
「かわいそうね、ユーノ」
と、マルタ。
「本当ね」とアントニーナ。
「いじめっ子の末路よ」
本当にそうだった。
♢◆◇◆
さらにいじめっ子たちには不幸が襲う。
ケイトの家が破産したという。
理由は父親が日夜ギャンブルにう打ち込み、借金まみれになったという。
貴族ともあろうものがギャンブルに手を出すなどありえない話だが。
そしてケイトは遠く離れた街に引っ越す事になった。
そして、いじめっ子は一人、また一人といなくなるのであった。
◆◇◆◇
いじめっ子はついに毒薬をつくり始めたようだ。
ある日の事。
誰かが化学室に忍び込んだというのだ。
その誰かというのが直ぐに特定され、カミラという事がわかった。
カミラはユーノと共に毒薬を作り、アントニーナとマルタを殺害しようとしていたのだ。
そして、カミラとユーノは退学処分になった。
かくして、いじめっ子は一掃された事になった。
「やっぱり罰が当たるのね」
アントニーナは思わず笑みがこぼれ出た。
「良かったな、いじめっ子グループがいなくなって」
ジョルジョも喜んでくれた。
化学室から逃げ込むカミラを見つけたのはジョルジョだった。
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