夫が不倫をしているようなので、離婚します。もう勝手にすれば?いつか罰が当たるから

hikari

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◆成り下がり ※カルロス視点

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カルロスは目出し帽を被り、宝石の採掘場へやってきた。

夜の帳が降りている。

空には月が煌々と照っている。

辺りは静かだ。





くそ。アトポス退治に金を使い込んでしまった。賢者に高額な額を請求された上に、アトポス加工の為に職人に破格の金を金を突っ込んだ。


公爵家の長男といえども、ほぼ経済破綻状態だ。


親父に見つかったらヤバい事になる。でも、ラニーニャからは離れられない……。ラニーニャはいい女だ。ラニーニャの為なら何でも手に入れるって約束したもんな。



夜中。


カルロスはストーム邸を抜け出す事に成功した。


トーマスなんかに見つかったらたまらないぜ。

「カルロス様! 何をやっているんですか?」


に決まっている!


そうさ。

これから俺は盗みに入るのさ。


けっ!


カルロスは唾を吐いた。

公爵令息が盗みを働くなど落ちたものだ。


だが、それも愛しのラニーニャのためだ。


ラニーニャ、待ってろよ!

俺は最高の宝石を盗み出してやるからさ。


勿論、採掘場には見張り番がいた。

「予想通りだ」


カルロスは睡眠薬をズボンから取り出した。

「ふふふ。睡眠薬を入手して良かった」


睡眠薬も勿論盗品だ。

警備が手薄になっていた診療所に入り込み、入手したものだ。


「これで成功するはずだ!!」


カルロスは見張り番のいる場所に突っ込んだ。


刹那、見張り番に睡眠薬を無理矢理飲ませた。



俺は実はマッチョなんだよね。


男が二人がかりでかかってきても、俺には勝てないだろうな。


わはははは。


カルロスは勝ち誇ったように笑った。


「見張り番なんか怖くないぜ」


カルロスは見張り番の1人の体を蹴飛ばした。


俺に敵うわけないよな。

俺の方が力は上なんだからな。


カルロスは自分が男の中の男だと思っていた。


「ラニーニャ、待ってろよ!」



カルロスは持ってきた切った松の枝に篝火の火をつけた。


燃えるのを待った。


そして、その間に見張り番の一人がふらふらしながらいなくなった。


「まあいい。時期に寝るだろうからな」


カルロスはその見張り番を見逃した。


松が燃えた。


「よし。中に入ろう」


カルロスは採掘場の中に入った。


採掘場の中に入ると、石が沢山転がっていた


しかし、本当に良い石は奥のほうだ。


カルロスはほくそ笑みしながら、奥へと入った。


見張り番が寝ている間だけだ。

時間はない。



カルロスは壁を叩いた。


「ここだ!」

カルロスはツルハシで壁を掘った。


「ラニーニャ。待ってろよ! 立派な宝石を手に入れてお前にプレゼントするからな」


カルロスは鼻歌を歌い出した。


「ラニーニャ♪ラニーニャ♪俺のラニーニャ」


そうさ。

この壁をシャルロッテだと思えば良い。


シャルロッテ! 貴様! 俺を騙しやがって!!


シャルロッテほどの最低な女はいない。

とにかく地味だった。


メイクも地味。ドレスも地味。とても公爵家に嫁入りできる女ではない。


と、そこへ足音がする!!

「誰だ!!」


なんと、数人の男が立っていた。


その中には見逃してしまった見張り番もいた。


カルロスはあっという間に男の集団に囲まれた。


畜生! しくじっちまった!


「逮捕する!!」


カルロスは両手を取られ、連行された。
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